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デフレは日銀の確信犯か? ドラッカー『見えざる革命』

2011.07.13(18:12) 845

P.F.ドラッカー『見えざる革命』の初版は1976年なんですが、最近その[新訳]を読む機会がありました。この本は年金社会の出現と人口構造の大変化の意味を論じたものです。

その中でドラッカーは「インフレは、年金に頼る退職者にとって最大の脅威である。」と書いているんですね。

私はそれを読んで、「あー、現在のデフレは確信犯だな」って思ったんです。

私は以前ブログで「デフレは非営利組織の人にとっては良いものである」という主旨のことを述べました。非営利組織というと、官庁、学校等になりますけど、具体的に多いのは公務員の方ですよね。


デフレになると民間のサラリーマンでは給与が下がりますが、年金生活者の方にとってはお金の値打が上がるのでデフレだと助かるんですよね。

お金をたくさん持っている方も同じです。お金の値打が下がるインフレだと困りますけど、お金を持っている年配者にとっては、お金の値打が上がるデフレのがいいんです。

だから与謝野大臣とか、日銀が、日本をインフレにしないのも分かりました。

政治家も日銀総裁も年配ですからね。年金や貯金で生活することが身近な人にとってインフレは脅威なんですね。

政治家や日銀のOBにとっても、インフレは脅威でしょう。

政策的にデフレに持っていくことは無いと思ったほうがいいでしょうね。

よほど懸命な政治家か、若い政治家が出てこない限り、緩やかなインフレにすることはないでしょう。


結局、私が言いたかったことは、日本は人口が減っているからデフレでもないし、戦争がないからデフレでもなく、政策的にデフレ策を取っているということです。

(注;ドイツやロシアは日本以上に人口が減っていますが、デフレではありません。また、1837年から1933年までの間で世界では5回もデフレが起きています。)


私達は、デフレが続くことを前提に経営をしていかなければなりません。

残念ながら国の政策がデフレですから、インフレになるのを期待するのではなく、デフレに対応した経営で道を切り開いていかなければなりませんね。

頑張って行きましょう!
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