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戦争は賭けである(内閣不信任案否決を受けて)

2011.06.02(19:56) 814

「数学的な計算に基づく戦略はあてにすることができない」として「戦争は賭けである」と言ったのは『戦争論』を書いたクラウゼヴィッツですが、今回の結末は、自公にとって、まさにあてにならない票読みに賭けたものとなりました。

自公は、おそらく小沢氏と話をして、ある程度の勝算を持っていたのではないかと思います。

ただ、民主党員の絶対譲れない共通点はただ一つ、衆議院での政権与党の地位を守る事です。

これが崩れることを、菅氏も鳩山氏も小沢氏も原口氏も許せないでしょう。他の民主党員もここは同じだと思います。


これまでの民主党の動きを見て分かるように「衆議院での政権与党を維持する」ことが、民主党の揺るがしてはならない戦略であり、戦略目標です(日本を良くすることが戦略目標ではないと思います)。

それゆえ、民主党員は最終的には必ず今の地位を守る動きをします。


野党は、この戦略が崩れるような策(民主党員を動かす策)を取ることができなかったので、否決となりました。

こんなときに政局なんて、「何をやっているのだ」と、自公にとってイメージダウンのようにも思えますが、どうなんでしょうか。

もし不信任案が出ず、菅氏が辞任の意向も出さず、ダラダラとした復興を進めてしまった時に、後々「野党は何をやっていたんだ」と国民やマスコミに言われることになったかもしれません。

また、今回の件で民主党内のゴタゴタも更に表面化し、最後は保身を図ったことが国民により伝わってしまったので、民主党が受けた打撃の方がはるかに大きかったのではないかと思います。

短期的な戦術としては、自公は否決の結果とイメージで失敗した面はありますが、戦略的には民主党を崩壊させる楔を一つ打ったのではないかと思います。
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