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利益責任は社長に、方針実施責任は社員にあり

2011.05.28(16:21) 809

前二回のブログで私が言いたかったことは、「社長の仕事は事業経営であって、会社の内部管理ではない。会社は、お客様の要求を満たすところに収益がある。会社組織は、お客様の要望に徹底して応えなければならない。そのことを、社長の言葉で「経営計画書」の中に「基本方針」として明文化せよ。」ということでした。

「経営計画書」には、「基本方針」の他に「個別方針」として、環境整備、クレーム処理等に関しても社長の考え方を入れておくと良いです。また、経営理念や事業戦略、5カ年計画等(これらは全て会社の方向性、道しるべとなります)も明文化しておくとよいでしょう。


さて、社員への管理指導においては、大切なことがあります。

それは、社員には「基本方針及び方針」を守らせることです。「基本方針や方針」は実施責任が社員にあることを、何度も何度も伝えてください。

そして、会社の利益に関しては社長が責任を負ってください。

社員は、社長の方針の実施を責任をもって行うわけですので、社長の方針どおりにやって利益が出なければ、それは社長の方針が悪いということになります。

すなわち、「利益責任は社長」、「方針の実施責任は社員」が負うということです。

ここは腹をくくってください。営業責任者や経理責任者に、利益の責任を押し付けてはいけません。

責任は分担した方が楽に見えますが、法的に見ても、銀行から見ても会社に万が一のことがあった時、責任を取るのは社長だけなのです。

社員には、あくまで「経営計画書」にある「方針」を実施することを言い続けましょう。

もし、社員が実施責任を怠った場合には、きちんと叱ってください。

ただ、何度言っても社員が言う事を聞かず、実施しないケースはありますね。

それで社長が折れてしまうと、「社長の言う事は最終的には聞かなくても大丈夫だ。」と社員は受け取ります。

そうすると社員に「社長の指示は従わなくても良い。」と教育していることになるのです。


<続く>
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