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中学時代に最も影響を受けたザ・ビートルズ 後篇

2011.05.16(15:34) 798

ザ・ビートルズの『レット・イット・ビー』はピアノ練習曲と言われるくらい簡単な曲ですが、当時ずぶの素人の私にとっては、挑戦でありました。まして、発表まで1週間くらいでしたので、空いた時間はひたすら練習をすることにしました。

『レット・イット・ビー』は右手は和音なので、指の位置を覚えればそれほど難しくありません。左手はオクターブで低音部を弾くのを繰り返すのですが、最初は鍵盤の位置がうまく取れなかったり、リズムが悪かったりしました。でも、それなりに原曲風になってくると面白くなって、結構上達していったと思います。

それから、ジョン・レノンの『イマジン』は市販の楽譜が無かったので、例の後輩M君に教えてもらいました(彼は自分でコピーをしていました)。

『イマジン』は『レット・イット・ビー』よりは簡単でした。どちらも印象的なイントロで始まりますけど、2曲とも単純な弾き方なのに、これほど印象に残る曲なのかと、あらためて、レノンとマッカートニーに凄さに感動しましたね。


ところが、一つ問題がありました。エレクトーンによってメロディを弾く担当のU君が『レット・イット・ビー』を弾くだけで精いっぱいだということです。

U君はエレクトーンを弾くといっても、私と同じ素人なので、足でバスを弾くこともできませんし、左手も無理でした。右手だけではありましたが、メロディを憶えて弾きこなすのは大変だったようです。

U君「『イマジン』弾けないよ。」小学校まで関東に住んでいたU君は標準語でそう言いました。

私「ええよ。できるところまで、やろうや。」と、どこまでも前向きな私でした。


さて、本番の日、飛び入りで私達の前にアカペラでフォークソングを歌う人がいて、その人の後に私達の演奏が行われることになりました。

音楽の先生と一部の男子にしか演奏することを言っていなかったので、私とU君が前に出ると皆が驚いていました。

私はちょっとした演出をしました。中学校は詰襟の制服だったのですが、それでビートルズナンバーの演奏はないだろうと思い、詰襟を脱ぎ、ワイシャツとベストを着て登場しました。

中学校ではスクール・セーターしかダメだったのですが、U君と示し合わせて禁止されているベストを着て、“気持ちだけはビートルズ”という演出をしたのです。

最初は『イマジン』からスタートしました。私がピアノでイントロを弾き、U君がメロディを入れる予定でしたが、メロディが全く分かりません。場内もクスクスと笑いが出てきました。

ピアノの席からエレクトーンのU君を見ると、首をかしげて、苦笑いを浮かべています。

どうやら、U君の『イマジン』は全然弾けなかったようです。
U君は音を出すのを止め、「『イマジン』はダメダメ、『レット・イット・ビー』やろ。」と笑顔で言ってきました。

そこで教室内がドッと大爆笑になり、私も緊張をとくことができました。


そこからは『レット・イット・ビー』の演奏です。それは一応見事に成功しました。(^^)/

簡単な曲ではありますけれども、短期間でピアノを弾き、皆の前で演奏できたことは喜びでしたね。


不思議なんですが、昨日、今日と、ブログに書くために当時のことを思い出していますと、当時の自分の心と同通する瞬間がありました。

すると少しショックだったのは、その頃の自分の心は今よりも高揚感が高いといいますか、ワクワク感が強いんですね。

確かに中学生の頃は、うまくいかないことも多く挫折があり、傷つくことも多かったと思うのですけど、心にもっと光っている感覚があったと思います。

おそらく、中学生の時に限らず、その後も光っている自分というのはあったと思うんですけど、年齢を重ねると次第にそういう感覚が出にくくなっているのでしょうね。


大切なことは、誰でも過去に光っていたことは何度もあっただろうし、これからも同じように光輝く瞬間が何度も訪れるということだと思います。

過去の光り輝いていた時から、未来で輝く時まで、キラキラとした、きれいな幸せの光がずーっと繋がっているのが、人生の真実なのかもしれません。

<了>
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