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後継者の人物を見抜かなければ、会社は倒産します

2010.07.07(17:02) 514

今日はストレートに経営についてお話しを書きたいと思います。私が知っている、ある中小企業が存続が難しくなっています(顧問先ではありませんよ)。その失敗例について、考えてみたいと思います。

その会社の業種など具体的なことは言えませんので、一般論的に書きます。その会社は20年前ほどはかなり利益を出していたようなのですが、最近は低価格路線によって利幅(いわゆる粗利)が減っていって、あまりもうからない商売になっていました。少し不良品を出すと赤字になるくらいの粗利レベルです。

そこにきて、経営陣が高齢化しているため、外部から経営者を呼ぶことにしました。呼ばれた人は、その業界の素人の方でした。

まぁ、業界経験者がいいと私も言いません。なぜなら、考えが固まってしまっているケースがあるからです。しかしながら、この来た人は経営も素人だったのが致命的でした。


よく判断を間違えるのは、大企業の経営者の一人だった人に経営能力があると誤解することです。

そうした人が中小企業に入って経営ができるかというと難しいと思います。大企業は組織で仕事をしていて、全てが優秀な経営者ではなくても組織でカバーできる面があるからです。

ところが中小企業では経営者の力量が大きく経営に影響を与えます。失敗をカバーする人も少ないですし、一つのミスが会社に大きな影響を与えることがあります。

この人の失敗は、経営に対する生きた知識が無かったことです。ビジネスセミナーに行くと学べるような知識は豊富に持っていましたが、商売の要(かなめ)であるお客様に対する考えが欠けていました。

ですから、営業することができなかったんですね。仕事を取ってくることができなかったんです。

では、仕事が取ってこれない後継役員は何をするかというと、内部をいじりだすんですね。「こんなやり方は古い。通用しない。こんなシステムはだめだ」と、今までの体制やシステム、人員を責めることを行います。

要するに引っ張ってくれた社長に自分が会社に貢献していることを示すために、やらなくてもいいことを、やたらやってしまうんです。

それで何が起きるかというと、例えば、今までのやり方を否定して、使えない新しいITシステムを導入します。そして、システムを否定するだけでなく、自分に意見をする社員を否定してきます。すると、会社の中核だった人間が嫌になって会社を辞め出します。

それが繰り返され、結局は「会社に本当に貢献していた人」が会社を去り、逆に「取り巻きのような人間」が会社に残り、会社を更にダメにしていくのです。


後継者に困っている中小企業も多いかと思います。でも人選はとても重要です。

後継者の人物を見抜かなければ会社が倒産すると思ってください。最も重要な判断がここにあると思ってください。

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