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過酷な環境は人間を向上させる! つらい環境のプラス面

2010.06.05(18:13) 474

アレキシス・カレルの『人間―この未知なるもの』(三笠書房)という本があります。本書の翻訳者でもある渡部昇一上智大学名誉教授は、『読書有訓』(致知出版社)の中で「学ぶべき項目を挙げればきりがないが、ポイントは「生物体の価値は何か」ということである」と述べられています。

カレルは、この中で、「動物や植物などの生物体の価値は、適応能力である」といっています。実例として、中世の騎士たちが過酷な環境に耐え、大変な状況に適応して、すごいエネルギーを発揮したことを例に挙げています。

要するに、快適な環境、心地よい環境は、人間の適応能力を刺激しないのですね。ですからそういう安楽な環境の中に長く人間を置くと、生物体としての人間の価値である適応能力が摩滅し、堕落が起こるということなんですね。

カレルはさらに、「快適な環境にいる人間は、意識的に適応能力が必要な場に自分を置くことが必要である」と述べています。

安逸な環境は人間を堕落させ、過酷な環境は人間を向上させるということです。これは経験したことがある人なら、人間の真実であるということが分かると思います。


ついでに渡部先生は、「強制換羽」(きょうせいかんう)という例をあげておられます。

めんどりは卵を365日生み続けていると疲れてくるそうです。年寄りみたいになって、卵の産みも悪くなるとか。そこで農家では、水だけを与えて、一切の餌を絶ちます。これをめんどりが死ぬ寸前まで続けると、羽が抜け落ち、丸裸になります。そして、今度は餌を少しずつ与えると、新しく美しい羽が生えてきて、元気になって、卵を産み始めます。これが強制換羽です。

死ぬギリギリのところにめんどりが身を置くことで、適応能力が高まり、生命力が復活するのですね。


これは人間や動物だけではなく、組織にも当てはまるでしょう。

「のんべんだらり」とした環境は、人間であれ、組織であれ、堕落を招き、最終的には滅びの道に進んでしまうと思いますね。 つらい環境にもこうしたプラスの意味があるのではないでしょうか。


今、厳しい環境にある皆様、人間の生命力には適応能力があります。

もうだめだと思うことがあっても、自分を信じて、生き残ってください。決して死を選択してはいけません。

苦しい時期を乗り越えたら、一段も二段もレベルの上がった自分、ステージの上がった自分に出会えるはずです。

人間にも動物にも生き抜いていく力が与えられています。

がんばっていきましょう!

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コメント
こちらこそ、金曜日はありがとうございました。色々なお話しができて良かったです。

そうなんですね、いつも忙しくされていたんですね。

安西さんは、もうだめかというときに助けがくるとおっしゃってましたけど、まさにこのブログのような適応能力が高いんだと思いますよ。
【2010/06/06 10:26】 | 孔明 #ltEMck66 | [edit]
こんばんわ 私の場合で考えると、暇な時期って ほとんど無いですね。会社を辞めても、1週刊だけ 一休みって感じでいつも忙しく仕事してきました。それが逆に良かったのですね。
昨日はお話ができてよかったです。今後もよろしくお願いします。
ポチ押しておきましたよ。
【2010/06/05 23:16】 | 安西 #- | [edit]
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