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還暦で友達がいないという悩み相談

2021.11.20(20:07) 2602

日本経済新聞の土曜版には、「NIKKEIプラス1」という別紙がついています。

その中に、作家の石田衣良さんの「なやみのとびら」というコラムがあり、今日は「還暦で友達がいない」という60代男性の悩みに対する回答でした。

60代の男性は、還暦になって友達ができないと。人が寄ってくるのは何かをしてもらいたいときだけで、自分が困ったときには誰もいないという内容でした。

石田衣良さんの回答は、「仕事を辞めたら、人間関係が寂しくなる。それは動かしようがない事実です。」と言い切っています。

そして「そろそろ世間の思い込みから自由になりませんか。定年後も友達がたくさんいて、スケジュールは遊びの予定で埋まり、悠々自適の楽しい暮らしを送るのが理想的だ。その手のお花畑の思いこみを放棄するのです。」と、少し皮肉を込めたアドバイスを送っておられます。

社会人になったら、友達というのは少なくなりますし、学生時代の友達に会うこともほとんどなくなってきます。特に学生時代とは全然違う土地に引っ越したら同窓会でもない限り、普通は友達に会うことはないでしょう。

石田衣良さんは「友達をつくるより、奥さんと仲良くしたほうが今後のためです」と書いていますが、私もそう思います。

それから、石田衣良さんは、相談者に対して「あまり人を頼ってこなかったはず。自分から連絡をとるのも、弱さを見せるようで好きではない」と書いていました。

ここは読んでいて「なるほどな!」と思ったのです。

他人に相談することができない人って、わりにいると思いますけど、こういう人はたぶん他人に自分の弱さを見せてしまうようで、嫌なのですね。

人間って、自分の知識の範囲で、自分の問題を解決しようと思っても、そもそも視点が狭くて”問題の理解”もできないし、解決策も思いつかないと思うのですが、有料・無料を問わず、他人に相談できない人って、たくさんいます。

結局、自分が強いから相談しないのではなくて、逆に劣等感があるから相談できないのでしょう。

そういう意味では、私の顧問先の社長様は、自分をしっかりと持っておられたので、私に相談されてきたのかなと思いました。

まぁ、悩みのある無しに関係なく、自分の日々の考え方や行動に意見を言ってくれる人を持つことは大切だと思いますけどね。

自分の知識の範囲だけで、意思決定をしていくのは危険だと思いますよ。



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