
前回は、社長が陣頭指揮を取ることを書きました。
社長が現場に足を運んでしてもらいたいことがあります。それは、社員を見て、元気がない社員がいたら声をかけてほしいのです。
元気がないということは、不規則な生活をして体が疲れていることもあるでしょうが、たいていは何らかの悩みを抱えています。
プライベートな悩みか、職場での悩みかは分かりません。
プライベートの悩みはあまり立ち入りしないほうがいいかもしれません。しかし、職場が原因の悩みは解決しなければなりません。
職場の人間関係が良くないのか、業務の仕組みが悪いのか、仕事があっていないのか、いろいろと原因はあるでしょう。
社員の悩みの中に会社の問題点が現れていることがあるので、従業員数が50人未満の会社だったら、社長が直接話を聞いてあげるといいです。
能力の高い社長であれば、300人規模くらいまでは、直接社員と話していいと思います。
なかなかそこまで難しいという人は、総務や人事にきちんと社員の話を聞ける人を置き、その人に対応してもらって、結果の報告を受けるようにしてください。
それによって、会社の組織の欠陥が分かると思います。
ここで注意しなければいけないのは、組織に欠陥があるとしても、それを誰かのせいにしないことですね。
そこで犯人捜しをすると組織の文化が悪くなります。
あくまで経営トップの社長の問題、人材配置の責任だと、社長が問題を受けとめるようにしてください。
ふさわしくない人をあるポジションにつけていたとしたら、異動させるとしても、それは自分の人を見る目が無かったと思うことです。
社員は社長が思っている以上に嫌な気持ちで仕事をしている場合が多いと思うので、そこはしっかりと受け止めるようにしてください。
そして、社員のプライベートな問題は、信頼できるカウンセラーがいるなら、その人を紹介してあげましょう。
本当は信頼できるカウンセラーと顧問契約を結んで、何か困ったことがあればその先生に相談するようにという体制になっているといいのですけどね。
法律の問題なら、弁護士の先生を紹介してあげるのもいいでしょうね。
「激動の時代を生き抜く経営理論」と題して、7回に渡って書いてきました。
他にもいろいろと方法はあります。ただ、重要なことはお話しましたので、この話題はここまでにさせていただきます。皆さまの参考になれば幸いです。

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