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激動の時代を生き抜く経営理論 6

2021.01.21(21:40) 2483



前回は、「社長が陣頭指揮を取れ!」ということを書きました。

戦国武将のイメージだと、織田信長になります。

織田信長は、完全は中央集権を取っていました。

この頃は封建制度があり、土地支配者(小名のこと。 「しょうみょう」と読む)が土地人民を支配し、その小名の連合体の上に盟主として大名家がありました。

本来なら、それらの大名を束ねるのが織田家ということなるのですが、織田信長は家来にそれぞれの知行地(ちぎょうち。支配する土地)の面倒を見させず、織田家の奉行が直接支配をしていました。

また、家来の知行地は驚くほど少なく、武将はみな織田信長の直参(じきさん。主君に直接仕えること)でした。

まぁ、信長のような残酷さはいりませんが、今年は織田信長のような直接社員に指示をするパターンが求められます。

ここで疑問に思われるでしょうが、武将たちは知行地が少なかったのに信長に対し不満を持たなかったのだろうかということですね。

武将たちは、今は恵まれていないけれども、信長なら天下を取れると見ていたようですね。

つまり、信長が天下を取った暁には、それなりのものをもらえるという期待や希望があったのでしょう。

信長は「天下布武」(てんかふぶ。天下を武力によっておさめるという意味)ということをはっきりと示していました。

その「ビジョンとカリスマ性」に配下の武将は天下が取れると思っていたのでしょうね。武将たちの心はなんともいえないワクワク感があったのではないかと推測します。

なかなか天下を取るなんてことを今の時代の経営で言うことははばかれるでしょう。

しかし、例えば、「〇年以内に東証一部に上場する。」だとか、「日本でナンバーワンになる」だとか、「社員の年収を〇年後に倍にする」だとか、何か大きなビジョンを示すといいですね。

松下幸之助さんが書かれていますが、「ぼくが松下電器をつくったのは百円の元手やった。技術も何もあらへん。学校へ行ってへんからな。それがいつのまにか今の松下電器ができたわけや。最初に松下電器をつくったときにそんな夢を言ったら、みんな笑いよったやろな。しかし、日がたったらできたわけや。だからね、できないことはあらへん」と。

引用元下記


社長が大きなビジョンを言ったら、社員や周りから笑われるかもしれません。

いいじゃないですか、それぐらい(笑)。松下電器みたいになるかもしれませんよ!


内緒の話をしますが、小さなビジョンは魅力がないし、噓くさく見えます(笑)。でも、大きなビジョンは「ほんまになるんかな」と人は思いながらも信じるようになるものですよ(笑)。

社員が心躍るようなビジョンを掲げましょう。


< 続く >


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