
先日、マネジメントセミナーの講師を行ったとき、最初に勝海舟と坂本龍馬の出会いの話をしました。
勝海舟と坂本龍馬が出会ったのは、1862年です。
その時に、勝海舟は坂本龍馬に日本国の国防のために、日本の海を6つに分け、6艦隊をつくり、軍艦等を270艘を浮かべる構想を話します。
その頃は徳川幕府の治世であり、コメが税金のような農業国家の時代です。
そういう時代に、勝海舟は大きなビジョンを持っていたのですね。
そして、坂本龍馬はたった5年後の1867年に大政奉還を実現します。その翌年が明治維新なので、勝海舟と坂本龍馬が出会って5年で明治維新が起きているのです(すべてが勝と龍馬の功績という意味ではありませんが、二人が大きな働きをしたということです)。
また、日露戦争は1904年です。勝が構想した近代国家に日本はなり、約30年で大国ロシアに勝てる国までなっています。
ところで、勝海舟は、近代国家のビジョンを坂本龍馬に話す前に、幕府へ献策していました。
しかし、幕府はお金がないという理由で勝の構想を採用しません。
ところが、勝は面白い男で、お金がなければ船(軍艦ですが)を造り、その船で貿易をして稼げばいいと考えます。
ビジョンを掲げたら、それを実現できる方策を立て、行動するという思考パターンですね。
これが大事です。
ですから、最初のビジョンが小さいと、それよりも小さなものしか実現しないので、まず大きなビジョンを持つことがポイントなのです。
< 続く >

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