
1981年の『ハーバードビジネスレビュー』の中に「日本の成功の背後にあるもの」というドラッカーの論文があります。
ここには非常に示唆に富む内容が書かれています。
第二次世界大戦を境に、岩崎弥太郎の企業家精神と渋沢栄一の企業家精神の受け入れられ方が逆転したという見方です。
戦前は岩崎弥太郎的な、個がきら星のようにそれぞれが輝き、それぞれが思い思いのままに事業を行うのが是とされていました。
ところが、戦後は、それぞれが思いのままに事業を行うのではなく、国益を第一に考えた経営をすることが是とされました。
そして、それは渋沢栄一の精神の影響だとドラッカーは論じています。
日本の戦後の経営者は、「日本のために何をすればいいのか」を考えて経営をしていたというのですね。
私は、ウィズコロナの時代、ポストコロナの時代も同じ考え方が必要だと思っています。
経営者は、自分の会社が生き残るだけでも大変だと思っているでしょう。
でも、自分の会社のことだけを考えるのではなく、日本のこと、自分のふるさとのことを考えてみませんか?
自分たちの会社が何をすれば、日本にとって良いことなのかを思って、経営してほしいのです。
これからの時代の経営理念には、「国益を第一に考えること」を入れていかなければなりません。
みなさんの御両親や家族が暮らす日本。
みなさんが愛している人が暮らしている日本。
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われわれの後に続く子らが生まれてくる日本。
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