
新型コロナウイルスによって、経営者の皆さんは先が見えず、これからどうなるのか不安な気持ちになっておられるかもしれません。
私は感染症の専門家でも何でもありませんが、予測として6月頃に一旦収束していると見ています。
コロナウイルスは、暑さと湿気に弱いようなので、コロナウイルスの一種である新型コロナウイルスも、おそらく湿気が出てきて、暑い季節になると大規模に広まらないような気がしています(あくまで個人の予測です。自己責任でお願いします)。
湿気と暑さとなりますと、日本では6月です。そう、紫陽花(あじさい)が咲くころですね。
紫陽花が咲くころには、新型コロナウイルスも感染者が減り、収束していると見なされる時が来るかもしれません(ただし、寒い季節になるとインフルエンザのように再流行する可能性は高いと思われる)。
そうなると問題は、あと3か月半、ほとんど仕事がないという状況をどうやってしのいでいけばいいのかということになります。
(注:6月になると景気が良くなるということではありません。終息するのは日本での新型コロナウイルスだけであって、中国発の大不況はこれから数年続くと見ています)
その方法は、今まで何度となく書いてきていますが、大事なことは資金を持つことです。
借りられる会社は、借りられるだけ借りてください。
日本政策金融公庫が政府の要請を受けて、新型コロナウイルスに関する相談窓口を設け、新しい融資を始めているようです。資金繰りに不安のある会社は、一度相談されるといいと思います。
日本政策金融公庫 新型コロナウイルスに関する相談窓口
ただし、資金繰りに不安があるからといって、安易なリストラは辞めてください。
そんな、誰でも思いつくようなリストラに走ったら、社員の人心が離れて、戻ってきませんよ。
新型コロナウイルスが終息したのはいいが、社員がみんな経営者に愛想をつかすことになったら会社を継続していくことができません。
社員のリストラをする前に削れるところは必ずあるはずです。
もし、仕事がなくて暇な会社があるならば、有給休暇を消化できていない会社も結構あるでしょうから、普段休めていない社員、管理職者の有休をとらせてあげるといいでしょう。
「いつもありがとうな」と労りの言葉をかけて、休ませてあげてください。
出勤することが必要な会社だったら、暇なときに社員の勉強会をするのもいいですよ。
ドラッカーの勉強会をするのもいいでしょうし、古典の勉強をするのもいいでしょう。こうしたときは内省的になりますから、お釈迦様の時代の仏教を勉強するのもいいと思います。論語なんかもいいでしょうし、光明思想を勉強するのもいいでしょう。
とにかくですね、経営者は「ただで転んではいかんのです!」
何が起きても、何があっても、それを糧にするんです!
苦難を自分の心の糧にし、社員の人間性の向上、成長に活かすんですよ!
今の経済環境は、自分たちを磨く砥石なんだと。
簡単にあきらめてはいかんのです!

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