
最近の20代では、何の前触れもなく突然メール連絡で退職するというお話を前回のブログで書きました。
では、こうした事態を防ぐにはどうすればよいでしょうか。
20代の社員の動機付けを上手にして、社員が辞めない会社には共通点があります。
それは、給与以外の面で満足できることがあることです。
社員が辞めない会社の給料が高いかと言えば、平均的な賃金より高いわけではありません。
また、福利厚生が充実しているというわけでもないのです。
いわゆる高度経済成長期の大企業のような待遇が、20代の社員をつなぎ留めているわけではないのです。
50代、60代の方なら、給料と福利厚生が充実していれば、多少のきつさは我慢してこれたと思います。しかし、20代ではそうした条件、待遇では簡単に辞めてしまいます。
では、若手社員が辞めない会社はどういう特長があるかと言うと、経営者と社員の風通しが良いのです。例えると、何でも話ができる兄弟のような感じです。親子ではないのです。親子だと、親が上になりますが、そうしたものではなく対等に近い立場なのです。
お互いを尊重しあえているし、ダメなところは相手のためを思ってダメだと言える関係ですね。
経営者が一方的に指揮命令するのではなく、社員と一緒に成長しようと考えて、家族のように接している会社はうまくいっています。
強烈なトップのリーダーシップによって成り立っている会社組織の方には、全然ピンとこない話だと思います。
でもこれからは、個人や個性に光が当たる時代です。会社は、リーダーに引率される集団から、個人が輝きながら全体最適を目指す方向へ変わっていきます。
スポーツで説明しますと、勝敗の8割を投手が握る野球から、個々がそれぞれの動きをしながら勝利を目指すサッカー型に組織は変わっていくときなのです。
野球はポジションが決まっていて、守る範囲も限定的です。しかし、サッカーはフォーメーションはありますが、ゴールキーパー以外は、フィールド内ではどこでも動きまわる必要があります。これからの組織のイメージはそうしたものです。
20代が辞めない会社の他の要素は、次回も書きます。
< 続く >

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