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『項羽と劉邦』に学ぶ 1

2018.08.16(23:28) 2122

司馬遼太郎さんの有名な小説に『項羽と劉邦』(こううとりゅうほう)があります。



20歳の頃に初めて読んだ小説なのですが、最近読み直しをしています。

ビジネス書で『項羽と劉邦』を紹介されるときに、よく書かれていることは、劉邦が「張良(ちょうりょう)、韓信(かんしん)、蕭何(しょうか)の三人を上手に使うことができたから、項羽を倒して天下を取ることができた」ということです。

これについて、『銀河英雄伝説』の作者である田中芳樹さんは、面白いことを言っています。

田中芳樹さんは、結局は一番強いのは項羽なんだと思ったそうなのです。つまり、劉邦、張良、韓信、蕭何が寄ってたかって、一人ぼっちの項羽を倒したんだなと、田中さんは言うのですね。

実際に彭城(ほうじょう)という場所での戦いでは、劉邦軍56万人に対し、項羽は3万人の軍で蹴散らかしています。韓信も身一つで逃げ出しているくらいです。

項羽は、無茶苦茶強いんですよね。


では、なぜ劉邦は天下を取ることができたのか?

逆の言い方をすれば、なぜ項羽は天下を取れなかったのか?

そこは、ビジネスにも参考になるところがあります。次回は、それについて考えてみたいと思います。

<続 く>
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