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松下電器は、なぜ考えたとおりに進展できたのか?

2018.06.15(22:54) 2078

松下幸之助さんの著書に『人を活かす経営』(PHP)というものがあります。



この中で、松下幸之助さんが、松下電器グループのことを「おおむね、自分の胸に描いたとおりに会社の業績は進展してきた」と書かれているのですね。

そして、「なぜ、考えたとおりのことが、なぜおおむね確実に実現したのか」ということで、理由を述べられています。


みなさんは、どのような理由を思いつきますか?



いろいろな理由があるでしょうけど、松下さんはこの本の中で「実現するようにしたからである。」と述べられているのですね。

ちょっと引用しますね。

「いくらよいことを考えても、考えただけで何もしないでいたのでは、なんら実現してこない。
(中略)
 問題もおこってくる。それらを一つひとつ、根気よく処理していく。
そうして、いってみれば問題がなくなるまで、し残したことがなくなるまで、努力を重ねる。
もちろん、それはなみたいていの努力ではできない。
ともすれば途中でくじけそうになる気持ちをひきしめ、勇気をふるいおこして取り組んでいくことが必要である。」




松下幸之助さんに、運があったとか、人に恵まれたとか、商才があったとか、さまざまな成功の要素もあったでしょう。

しかし、私はここに書いてある「問題を一つひとつ根気よく処理していったこと」が、松下幸之助さんが成功した最大の要因だと思っています。

神風が吹くのを待っていたのではなく、「実現するように、なみたいていではない努力をした」ということですね。


私は、ここの文章が好きで、松下幸之助さんも、くじけそうになる気持ちをひきしめ、がんばっておられたんだなと。

そして、成功したい人は、自分の前に現れている問題を一つひとつ処理して、決してあきらめずに努力すれば、きっと道が開けるということなんだと思うのです。

成功の大小はあるでしょうけど、努力を続ければ必ず願っている方向へ前進していきます。

実現するようにすればいいんです。(^^)Y
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