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掛布雅之2軍監督の退任とマグレガーのXY理論

2017.09.11(13:05) 1869

阪神タイガースの掛布雅之2軍監督が、今期限りで退団となりました(涙)。本当に残念ですが、掛布雅之監督には心から感謝申し上げます。

掛布雅之監督!ありがとうございました!

退団の理由の確かなところは、球団や本人しか分からないところですが、おそらく金本知憲監督と掛布雅之2軍監督との指導方法の違いがあったからだと思います。


金本知憲監督は、ドラフトで高山を指名するときにスカウトに対して「大きいのが打てるか?」と質問し、「打てる」と聞いたので指名したと言ってました。つまり、高山俊は、ホームランを打てるバッターだから指名するし、ホームランバッターに育てるという意思を金本知憲監督は持っていたのでしょう。

それに対し、掛布雅之2軍監督は、高山俊が入ってきたときに、「ヒットの延長がホームランというバッターではないかな。」ということを発言していました。

「あれ、見方が違うなぁ」と私は思っていました。

金本知憲監督は、筋トレと猛練習によって眠っている能力を開花させようと考えるタイプです。そして、指導は上が管理し、強制しなければならないという考え方を持っているようです。

掛布雅之2軍監督は、選手の「顕在している強みを」伸ばすタイプで、練習も強制させるものではなく、自主性を重んじる考え方だったようです。


金本知憲監督と掛布雅之2軍監督の違いは、アメリカ経営学者ダグラス・マグレガーの「XY理論」で見るとよく分かります。

金本知憲監督は、命令や強制で管理し、目標が達成できなければ処罰する「X理論」ですね(金本知憲監督は、これに情を加えていますが)。

掛布雅之2軍監督は、理想的な目標を与え、責任を持たせて本人の自主性に任せる「Y理論」です。


経営コンサルティングで言えば、金本知憲監督が「一倉定さんの環境整備」で、掛布雅之2軍監督が「ドラッカーの目標管理」に近いと思います。

「XY理論」で見ると、「Y理論」が理想的で、管理強制する「X理論」が古い体育会系の組織のようにも見えますけど、目標が明確になっていない人(何をやったらいいか分からない人)や、責任感が伴っていない人には「X理論」は有効です。

選手の性格にもよりますが、初期の段階ではX理論によって指導して、目標と責任感を持てるようになってからY理論に移行するのがいいのではないでしょうか。


育成の仕方が違うといって、金本知憲監督が大先輩の掛布雅之2軍監督に”とやかく言う”のも難しかったのかなと思います。

金本知憲監督の長期政権を見据えて、金本監督が気軽になんでも言える2軍監督に替えて、1軍と2軍で一貫した指導育成体制にしたいのでしょうね。

掛布雅之2軍監督がいなくなるのは、本当に寂しいです。

されど、金本知憲監督が納得のいく方法で、阪神タイガースを強くしてほしいと思います!



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