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「ひよっこ」を見て思う、人生は同じことの繰り返し

2017.08.08(17:10) 1848

NHKの朝ドラ「ひよっこ」は、随分と話が盛り上げってきました。

行方不明だったお父さん(沢村一樹さん)の所在がやっと分かるのですが、お父さんがいた場所が有名女優(菅野美穂さん)の家だったというストーリーです。

演技が下手だとおかしくなるような難しい場面だったと思うのですけど、みなさん迫真の演技で、グッと引き寄せられました。

「ひよっこ」は不思議なドラマです。

最初は奥茨城で学生時代を過ごす主人公(谷田部みね子。有村架純さん)が、描かれます。地味な展開でしたので、正直たいくつな感じもしました。

でも、今思うと、奥茨城で、主人公とその家族について、しっかりと描いていたので、それがドラマ全体の伏線というか、基盤になっていたんですね。

その後も集団就職先の会社が倒産するというお話でしたが、ハラハラドキドキするような展開ではなく、主人公や周りの人が地味に生きている面が描かれていました。

ドラマは、極端なストーリーにした方が分かりやすいですし、あり得ないような困難を乗り越える主人公に共感したり、感動したりします。


でも、ドラマではない、実際の生活では、毎日同じような繰り返しが続きます。

毎日、朝起きて、会社へ行って、仕事をして、電車に乗って家に帰り、食事をして、風呂に入って、寝る。

ほとんど同じことの繰り返しが人生の流れだと思うのです。

全くないとは言いませんが、ドラマのような劇的な出会いや恋とか、イケメンが出てくるとか(笑)、とてつもない問題を誰かが解決するとか、起承転結のある面白い人生だとか、逆転満塁ホームランを仕事でやるとか、そういうのはあんまりありません。

あるのは、毎日、毎月、毎年、同じような繰り返しで、「え、もう一年か、早いなぁ」というのが人の口癖です(笑)。


だから、「ひよっこ」の脚本の岡田惠和さんは、普通の日常を繰り返し送っている人が、頑張っている姿を描きたかったのではないかなと思うんです。

つまり、立志伝に出てくるような人物ではなくて、普通の人が頑張っていることをドラマにして、みんなを励ましているんじゃないかなと思います。

そう思うと、奥茨城や集団就職をしていた頃のストーリーがドラマとしては、かなり地味だったことも分かるんです。

結局、私たちの人生は、ほんの時折ドラマチックなこともありますけど、ほとんどは地味な生活の繰り返しです。

ほとんどの時間は同じことの繰り返しなのですが、そこで手を抜かず、心を込めて家事をしたり、笑顔で仕事をしたり、家族を思いやったり、自分を高めるような勉強をしたりすることが大切なんじゃないかなと思っています。
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