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仏教的トップマネジメント その14

2017.03.11(00:10) 1783

仏教的トップマネジメントは、ラスト2か条まで来ました。第9条は、次のとおりです。

9.世の中を発展させよ!


<理解を深めるための補足文>

世の中を発展させよ!社員、御客様、地域、そして日本と世界をより幸福にするのがトップマネジメントの使命である。


<解説>

第9条は、トップマネジメントの使命(ミッション)について書いてあります。ここでは、ドラッカーと考え方が違う部分となっています。ドラッカーは「企業の目的は、顧客の創造である」と喝破しました。これは、ドラッカーの言葉の中で、トップマネジメントに最も大きな影響を与えた言葉かもしれません。

しかし、私は更にその先を企業の目的にしたいと思っています。それは、「企業の目的は、幸福の創造である」ということです。では、何の幸福の創造かというと、企業で働く人々の幸福と、御客様の幸福と、地域や社会の幸福です。私は三方幸福の精神と名付けています。

これは、近江商人の「三方良しの精神」を参考にしたものです。三方良しとは、売り手良し、買い手良し、世間良しの三つの良しのことで、売り手も買い手も満足して、かつ、社会貢献にもつなげようという近江商人の考え方です。御客様第一主義を標榜する企業は多いかと思いますが、御客様が幸せになる発想だけではなく、役員を含めた働く人々が幸せになる発想も同じく必要ではないかと思うのです。御客様のためにといって、従業員が犠牲になってはおかしいのです。どちらかが幸せになるというのではなく、どちらも幸せになるような考え方が必要ではないかということです。そして、それが結果的に地域や日本や世界に貢献するものであってほしいと思います。

では、顧客の創造は必要ないかというと、そうではありません。顧客の創造は、幸福を創造する必要条件になります。企業が幸福を創造していく過程において必要なことが顧客の創造なのです。

そして、企業という営利活動をする組織体の使命として、必ず目指すべきことは、世の中を昨日よりも今日や明日を発展させることです。事業活動によって、昨日よりも今日や明日が発展したとの事実を作っていくことが、企業のミッションです。

人々の暮らしが良くなった、明るくなった、楽しくなったと、なんでもいいです。安心して生活ができるようになっただとか、美味しいものを食べられるようになっただとか、新しい学びを得ることができるようになっただとか、なんでもいいのです。何か世の中を発展させる目標は必要です。わが社の事業経営によって、世の中を発展させてみせるという気概が必要なのです。

経営をするからには、トップマネジメントは小さな目標を掲げないでください。大きな目標を掲げて、それに挑戦するからこそ、人間として生まれてきた喜びがあります。それは社員も同じです。生き甲斐は、仕事での高い目標を達成する中に生まれます。いつか人生を振り返ったときに、「ああ、我社の製品やサービスで、世の中がこんなに便利になったなぁ、幸福になったなぁ」と思えるような仕事をしていただきたいと思います。そのためには、高い目標と高い志を持つことなのです。

< 続く >
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