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仏教的トップマネジメント その4

2017.03.02(00:18) 1773

仏教的トップマネジメントの第3条と第4条は関連していますので、一緒に解説します。

3.経営の第一の核は、トップマネジメントの心である。

4.経営の第二の核は、トップマネジメントの知識である。



<理解を深めるための補足文>

経営の第一の核は、トップマネジメントの心である。与えられているものに感謝し、利他の思いを持つところから経営は始まるのである。あなたの愛を先に与えよ!

経営の第二の核は、トップマネジメントの知識である。トップマネジメントは見識の不足がないよう常に学ぶことを忘れるな。そして組織にも学習を習慣化させよ!


<解説>

第一条から第3条までは、トップマネジメントの精神性を強調していますが、第4条からは、経営に関する具体的な知識が入ってきます。

そして、第3条と第4条は、「仏教的経営成功法」で取り入れた内容の元になっている部分です。「仏教的経営成功法」では、経営の核は、「経営トップ(=トップマネジメント)の心」と「経営トップの知識」であると説明しています。それゆえ、経営に危機が訪れている場合は、経営トップの心が間違っているか、知識が不足しているか、その両方であるということです。

そこで、「仏教的経営成功法」には、経営トップの心を正す方法と、どのような知識を吸収すればよいかを述べています。この辺りは「仏教的経営成功法」に詳しく書いているので、ここでは簡単に「心を正す方法」について説明します。

まず、経営トップの心を正す方法は、仏教思想の八正道(はっしょうどう)という反省修法があるのですが、その中の正見(しょうけん)、正思惟(しょうしゆい)を使って、間違った心を振り返る方法です。間違った心の代表的なものは「経営トップの心の四毒」と私が分類し名付けたものです。それは、貪、慢、癡、瞋(貪欲、慢心、愚かさ、怒り)の四つであり、これらを中心に心をチェックします。

「仏教的経営成功法」の内容についてはこれくらいにして、第3条から解説を続けます。

経営は、トップマネジメントの心で方向が決まります。トップマネジメントの心が組織を活性化させることもあれば、腐らせてしまうこともあります。トップマネジメントの思いの強さが、企業の発展を左右します。トップマネジメントが利己的な心を持っていて、えこひいきした人事政策を取るならば、会社は堕落します。残念ながら、トップマネジメントの心が正しいことが、イコール企業の発展繁栄ではありません。しかし、トップマネジメントの心が悪であるは、イコール企業の堕落に当てはまります。なぜなら、企業の成果は次の掛け算にて合計されるからです。

成果=心×知識×行動

企業で働く人全員の「心と知識と行動の掛け算」によって企業の成果は生まれます。ただし、トップマネジメントの心がマイナスであれば、掛け算なので、全部がマイナスになるのです。

トップマネジメントは、現在与えられているものに気づいてください。確かに相当な努力をされて経営トップの一員になられているでしょう。しかし、自分一人の力で社長になったのですか?役員になったのですか?管理職になったのですか?今まで助けてくれた部下や先輩や上司がいませんか?助けてくれた家族や友人がいませんか?何より、あなたの会社のサービスや商品を買ってくれたお客様がいるのではないですか?

決して自分一人の力で今の地位にいるのではないはずです。あなたの存在自体も両親のおかげで存在しています。それらへの感謝をしていますか?

経営は与えられたものへの報恩行だと私は思っています。たくさん与えられたことへのお返しの行為です。お父さんやお母さんに命をいただいた”お礼”にお客様へサービスをするのです。だから、経営のスタートは利他(りた)なんです。人に喜んでいただこうという思いからスタートするのです。

第2条で述べましたが、自分が人からもらうことではなくて、まず自分から愛を与えていこうと思うことです。21世紀は、こうしたことをまじめにトップマネジメントが考えている企業が発展繫栄していくのです。ソーシャルメディアが発達し、人々が得る情報が膨大になった時代には、トップマネジメントの悪心はすぐにばれます。社員にもばれますし、お客様にも、世間にもばれます。そして人心が離れていくのです。

どうかトップマネジメントの心に利他を持ってください。トップマネジメントとしての正しい心とは何かを追求してください。

< 続く >
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