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同族経営で子供に事業を継がせたい人へ

2016.11.02(18:29) 1674

★お知らせ★
「仏教的経営成功法 エッセンシャル版」を「古賀光昭の公式サイト」に書きました。
このブログで書いた「仏教的経営成功法」の元の文章を半分くらいに縮め、少し分かりやすくなるように編集しなおしました(笑)。
エッセンシャル版は分かりやすくなるように、気づいた所から随時手を入れています。
『仏教的経営成功法』にご興味がある方は、ブログの文ではなく、こちらの方が読みやすいと思うので、こちらをご覧ください。
「仏教的経営成功法」
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同族経営の会社だと、90%が自分の子供に経営を継がせたいと思っているそうです。創業して5年で残っている会社は15%しかありませんし、10年だと6%、20年だと0.3%です。30年だと0.02%しか残りません。1万社創業しても2社しか残らない計算です。

だから、子供の代まで経営が続いていること自体が凄いことですから、子供に継いでもらうことができればベストですよね。

ただし、社長、何歳で継がせるか決めていらっしゃいますか?

ほとんどの社長は「だいたい~、自分が○歳くらいのときかな~」みたいに答えられます。

それを一度、紙に書かれるといいですよ。

社長が何歳のときに引退して、そのときに子供は何歳になっていますか?それを書いてみるといいです。

そして、次が大事なのですが、重要な社員は何歳になっていますでしょうか?

それも一緒に書いてください。

社長の腹心(No.2)のような人もいるでしょうし、経理を任せている女性などもいませんか?
あるいは、トップ営業マンなどのその時の年齢はいくつでしょうか?

社長が今使っている幹部は、後継者の子供よりだいぶ年上ではないでしょうか?

それらの幹部を、息子なり、娘が使えると思いますか?

使えるようなら(もちろん、社員から尊敬されながらという意味です)大丈夫です。

でも、よくあるのが、後継者は仕事が分からないので指示ができないパターンか、きつい口調で命令をするけど社員は面従腹背というパターンです。

そこで考えなければいけないのが、後継者が扱いにくいベテランの処遇です。退職金を渡してタイミングをみて辞めていただくか、同業種の独立を認めて辞めてもらうかなどを考えないといけません。

決して恨まれてはいけませんし、敵対しないようにしないといけないので、細心の注意を払わなければいけませんが、厳しい判断を迫られるときがいずれくるでしょう。

まずは、先に述べた紙に具体的な名前と年齢を書いて、冷静にご覧になってください。何か見えるものがあるはずです。
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