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仏教的経営成功法 その24

2016.10.28(13:04) 1666

「悪に対する知見」とは「人がどのようなシチュエーションになると悪いことをする可能性がある」というような人が罪を犯すのを未然に防ぐための知識である。

あるいは、悪いことを考える人間は、どのような方法で悪事を働くかを知っておくことである。

人間は本来素晴らしいものであるが、人間には「自己保存の欲と自由意志」があるために、シチュエーションによっては悪をなすこともあるのだ。

たとえば、他の誰にも監視されていない状況で、お金の出し入れを任されると横領してしまうことがある。急に成功した、大金が入ったときなども危険である。

連帯保証人になり、債務者が借金して逃げて債務を全部払うことになり、会社を倒産させたり、財産を失ったりした社長もいる。これなども連帯保証人になることのリスクを知らなかったという面だけではなく、相手の人物の弱い部分を見抜けていなかった面も大きい。

あるいは、取引先で、最初は小さな取引だったが、だんだん取引が大きくなり、おかしいなと思いつつも支払があるので信用して製品を納めていた。するとある日巨額な取引を言ってきて全部の製品を納めたら、”とんずら”していたというケースもある。


詐欺は向こうも騙そうとして考えて工夫しているので、それを完璧に防ぐのは難しいかもしれない。

ただ、こちら側もスキを見せていなければ、詐欺をするような人物が近づいてきにくいというのはあるだろう。

スキの無い状況はどうやって作るかというと、悪に対しての知見を持っていることが第一だし、日常の業務や物事に対処するときに複数の人間で当たるということである。一人を騙せても、二人、三人を騙すのは難しくなるからだ。販売についても、仕入れについても、一人しか分からないような状況ではなく、常に何人かが関わるようなシステムにしておく。

それから、八正道の正思惟において、過ぎた欲望を持っていないかの反省を述べたが、過ぎた欲望や執着を持っている人間は騙されやすい。正思惟によって心を見つめる習慣があれば、心にスキがない状況となるであろう。悪が近づいてこないようにするためにも反省修法は有効な方法である。


<続く>
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