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劣等感について 第三話「亀の如き努力」

2009.10.23(00:01) 166

(昨日の続きで「劣等感について」の第三話です)

上智大学出身のM先生とは、すぐに親しくなり、授業が終わった後に先生の研究室で米文学談義に花が咲いていました(M先生の専門はアメリカ文学でした)。

ある時、M先生は私に「上智の大学院に行ったらどうか」と言われました。

M先生は私が渡部昇一先生を尊敬していたことを御存じでしたし、M先生ご自身も上智で勉強してきて、とてもいい大学だったからということで薦めてくださったのですね。


私は「外部(他大学)から試験を受けて大学院に入るのは難しいのではないですか?」と聞きました。

M先生は「確かにほとんどが上智内部から上がってくる人だけど、外部から入る人もいるからチャレンジしたらどう?君なら受かると思うよ」と言ってくださいました。

単純な人間でしたので、先生の言葉を信じて「よし、やってみるか!」とあっさり勝負することにしました。


実はこの当時、私は将来大学教授評論家(竹村健一さん、堺屋太一さんのような感じです)になって、社会を啓蒙していくような人物になりたかったんですね。

ですから、大学教授になる進路も選択肢の一つとしてあったので、自分の気持ちに火がついたのです。


さて、上智大学の博士前期課程(いわゆる修士課程です)の英文学科の試験では、英語の試験以外に、英文学、米文学、第二外国語(仏または独)の長文読解、古英語又は中期英語の読解があります。

外大では外国語学部だったこともあり、文学をあまり勉強しなかったため独学でかなり勉強しました。しかし、一番の課題はフランス語の長文読解を読めるかということでした。

この対策には、分厚いフランス語読解の本を買ってきて、その一冊に絞って必死に勉強しました。

運が良かったのは、当日の試験でこの単語が分かれば文章全体がきれいに分かるというキーワードがあったのですが、その「フランス語読解」で勉強した単語だったことを思い出し、長文を完璧に読むことができたことです(文章は見たこともない文章ですよ)。


こうして運よく、他大学から上智大学の英文科の博士前期課程に入ることができたのです。

中学時代、英語の成績が2でスタートした英語学習でしたが、1冊の書物(スター・デーリーの本)から亀の如く努力して、M先生との不思議な出会いもあって、英文科で修士号を取れるところまで行くことができました。


今回お話しした私のケースでは、劣等感を持ったこと(英語が苦手である)に対し、とことん挑戦する道を選びました。

劣等感の克服のために、苦手なことや劣等感を持っていることに、正面からぶつかり自分が納得できる実績を作るまで挑戦することも一つだと思います。


しかし、他にも方法があります。

(続く・・・・)

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