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仏教的経営成功法 その15

2016.10.24(10:10) 1657

倒産の原因から、経営の問題の核を「経営トップの心」と「経営トップの知識」の問題に絞り、ここまではトップの心の問題の解決方法について考察してきた。簡単にまとめてみる。

経営の問題の核

1.経営トップの心 = 執着、慢心、愚かさ、怒り

解決方法 = 四諦(苦・集・滅・道)にならい、八正道の反省修法を応用する。

(1) 正見   縁起の理法にもとづいて固定観念なく現状を見極める

(2) 正思惟  四毒(貪、慢、癡、瞋)がないかを反省する
          利他の思いと、その実践

(3) 正語   四無量心(慈、非、喜、捨)の思いで社員やお客様に接する
          経営ビジョンをつくり経営計画書に記載して、それを発信する


以上、反省修法について紹介してきたが、ここで大事なポイントは、反省によって、自分を否定する方へいってはいけないということである。

明るく豪快な方だと大丈夫だろうが、真面目なタイプや繊細なタイプの方が反省修法をすると自己卑下をしたり、自己否定したりするケースが多い。反省をしながら、「自分はダメなんだ」と、自分を責めて落ち込んでしまうのである。そうなっては逆効果である。

我々は存在するだけで尊いのである。

たとえで言うと、ダイヤモンドは磨かなければ輝かないが、磨く作業が反省である。そしてダイヤモンドは我々自身であり、心である。ダイヤモンドは磨かなければ、石ころと変わらないように見えるが、磨けば輝くし、美しい。やはりダイヤモンドは、ダイヤモンドなので、価値はあるのだ。ただし、磨かなければ、その美しさは出ないのである。反省は必要であるが、必ず自己肯定をしてほしい。

コツは、反省した後に自分の心を見つめて、ネガティブな消極的な思いが残っていたら、それをポジティブな、積極的な思いに入れ替えておくことである。反省によって、自分は本来持っていた素晴らしい自分が輝くようになっていると思っていただきたい。

何か間違ったことを言ってしまった。それを反省する。そこで、「ああ、俺はダメな人間なんだ」と思ってしまったら、「いや違う!俺はまた良くなって、どんどん成長しているぞ!」と考えるのである。「今日も間違いに気づいた点は良かった。以後気をつけよう。明るく笑顔で接していこう!」と前向きな思いに切り替えるのだ。

思いの切り替えが難しい方は、言葉の力を利用してほしい。心にマイナスの思いが残っていたら、「うれしい」、「楽しい」だとか、「ありがとう」、「愛しています」、「ついてる」などの明るい言葉を連続で唱えるのだ。心が積極的な想念に満たされたと実感するまで言葉を繰り返すとよい。

反省は経営の成功には必要ではあるが、反省修法をすることで落ち込んでしまわず、心の中は必ず積極的な想念で満たすようにしていただきたい。

<続く>
※ この論考の著作権は、古賀光昭にあります。無断転載、使用を禁じます。
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