タイトル画像

仏教的経営成功法 その5

2016.10.20(00:20) 1647

さて、倒産事例の研究として書物を参照してきたが、ここで倒産の原因をしぼりこんでいきたい。

まず、倒産の原因について中小企業庁のデータから見てみよう。中小企業庁にある「原因別倒産状況」を見ると、平成25年年1月から平成26年8月までの全倒産件数は17,537社である。(古賀注:データが古いのは、2年前に本論を書き直したときのデータのため。大勢に影響はないとして、そのまま使用する)内、中小企業は17,525社であり、倒産企業の99.9%を占める。

倒産原因に関して規模別のデータはないが、倒産企業の99.9%は中小企業なので、これらのデータは中小企業の倒産原因と見なしてよいであろう。

一番多い原因は「販売不振」であり、12,029社(約69%)もある。その次は「既往のしわよせ」2,226件(約13%)。そして、「連鎖倒産」973件(約6%)、「放漫経営」848(約5%)、「過少資本」831件(約5%)の順となっている。これら5つの原因で98%を占めるが、中小企業庁では東京商工リサーチのデータを使って、5つの原因を含めて10種に倒産原因を分類している。

あるいは、前掲の野口氏は中小企業庁とは違う文言で原因を10に分類している。倒産原因を言葉にすると表現する人によって文言は様々であるし、数も10種類となってしまう。

本論では、共通する要素をまとめて原因を絞り込むこととする。なぜなら、原因を絞り込めば、誰でも理解し易くなるからである。

一番多い倒産原因は「販売不振」である。中小企業庁のデータでは「販売不振」が約70%を占めている。倒産原因の一つ目の括りは「販売不振」とする。

本論では、二つ目に「外部環境の変化」を挙げる。中小企業庁の原因別倒産状況の分類には入っていないが、「外部環境の変化」も倒産原因と思われるからだ。「外部環境の変化」とは、急激な円高・円安などの為替の大変動やリーマンショックのような世界的な大不況などが具体的な事例である。あるいは、消費税増税や建築基準法の改正など、法律の改正によって事業環境が大きく変わった場合も指す。

なお、「外部環境の変化」によって、結果的に「販売不振」となっているのであるが、「販売不振」にすべて集約してしまうと、問題が隠れてしまう危険性があるので、「外部環境の変化」を倒産原因の一つとして入れておくことにした。また、中小企業庁の倒産理由に挙げてある「連鎖倒産」も、この中に含める。「外部環境の変化」の定義は、自社以外の要素が影響して、その後対応を誤り倒産に至ったケースと考えてもらえばよい。

<続く>
※ この論考の著作権は、古賀光昭にあります。無断転載、使用を禁じます。
-------------------------------------------------------―----
経営コンサルタント 古賀光昭の公式サイト

社外No.2として経営コンサルタントを使ってみませんか?
総務部長を雇用するのではなく、非常勤の社外総務部長として、経営企画室長として
経営コンサルタントの私が総務部長の代理をやります!

-------------------------------------------------――――----

いつも応援クリック、ありがとうございます!皆様の応援が私の力です!心から感謝申し上げます!
関連記事

古賀光昭の経営相談室



<<仏教的経営成功法 その6 | ホームへ | 仏教的経営成功法 その4>>
コメント
コメントの投稿













管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバック URL
http://komei777.blog72.fc2.com/tb.php/1647-575400cb
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)