昨日までのブログでは、阪神タイガースのCS(クライマックスシリーズ)敗退を受けて、野球の監督、コーチもマネジメントや、軍史や戦争における戦略、戦術、兵站(へいたん)を学ぶべきだと言うことを書きました。
そして、現代のビジネスマネジメントは、戦争を研究のもとにしていることと、戦争の勝敗を決する5つの要素について書きました。
その5つの要素は、①情報、②戦力(補給を含む)、③大将、④戦略、⑤戦術、以上の5つです。
さて、野球も試合という戦いです。
勝つためには、ビジネスのマネジメント理論が有効ですし、マネジメント論の元になっている軍事的な知識を勉強することは、野球の勝利に大いに役立つはずです。
ここでは、5つの要素のうち、②の戦力について述べましょう。戦争で情報以外に最も大切なものは、補給です。兵士、武器、食糧などの補給、輸送になります。これらを兵站と呼びますが、兵站がだめな軍は絶対勝つことができません。
野球も同じですね。戦力がないチームは勝つことができません。
これは当たり前のことですが、かといって阪神タイガースは4位になる戦力でもないと思います。これは、③の大将以下、戦略も戦術もだめだったこともあります。
しかし、戦う前から、チームの補給ビジョンが間違っていたのです。それは、チームバランスが非常に悪かったことです。
FAで強力な選手を毎年獲得するなど虫のいいことをやり続けることは不可能です。FAによる獲得は続けるとしても、現状の選手で勝てる野球も考えなければなりません。
一つは足です。盗塁ですね。赤星選手以外に走れる選手を徹底して育てることです。走れる選手がいれば、ノーアウトでファーボールで一塁に出てから、2塁へ盗塁し、送りバントで3塁へ送れます。
そうすれば内野ゴロでも1点が入るのです。ノーヒットで点が入る野球ができます。足を使った野球ができる選手を育てることです。
それから阪神はいいバッターやレギュラーが左中心というバランスの悪い打線でした。金本、赤星、鳥谷、ブラゼル、平野と左偏重です。
しかし、今年の阪神の野手の大きな成果として右バッターの浅井選手と桜井選手の成長でしょう。
浅井選手をライトで使い、桜井選手をサードにコンバートするのもいいかもしれません。新井選手は、スローイングもいいとは思えないので、セカンドのほうがいいかと思います(動きが悪いかな?)。
キャッチャーは狩野捕手ががんばりましたが、スローイングとキャッチングがまだまだ良くないみたいなので、他球団からのトレードによる補強は必要だと思います。矢野捕手は次の監督候補として、コーチ兼任がいいでしょうね(古田さんみたいにはならないように)。
本当は守備重視の布陣にしたいのですが、孔明流では攻撃的な布陣になってしまいました。
一番 センター 赤星(平野)
二番 ライト 浅井
三番 レフト 金本
四番 セカンド 新井
五番 ショート 鳥谷
六番 サード 桜井(関本)
七番 ファースト ブラゼル
八番 キャッチャー 狩野
それから投手の補強ですが、コントロールが悪くても球威のある投手を取るべきです。中日のピッチャーは、球威のあるピッチャーが多く、打者が打ちにくそうにしています。井川投手も最初はコントロールがなかったですが、球威があったので徐々にコントロールを覚え、エースに成長しました。やはり、球威はバッターへの脅威だと思います。
とにかく球威のあるピッチャーを取るべきです。それと体が柔らかくて丈夫な人ですね。
色々と書きましたが、ケガ人が出ることを想定して補強をすることと、チームバランスを取るようにすることが大切です。
私は今回、仕事相談に関係のない阪神タイガースのことを書きましたが、皆さまも好きなスポーツを見られて、そのチームの勝因や敗因を考えたり、対策を考えたりすることをお薦めします。
スポーツでも敗因や対策を考えること(仮説をたてること)によって、考える力がつきます。身近なことを材料に普段から「自分ならどうする。あるいは、自分の尊敬する人ならどう考えるだろうか」と想像することもいいと思います。
身の回りの色々な物を、考える力の材料にしてみてください。今日は以上です。
そして、現代のビジネスマネジメントは、戦争を研究のもとにしていることと、戦争の勝敗を決する5つの要素について書きました。
その5つの要素は、①情報、②戦力(補給を含む)、③大将、④戦略、⑤戦術、以上の5つです。
さて、野球も試合という戦いです。
勝つためには、ビジネスのマネジメント理論が有効ですし、マネジメント論の元になっている軍事的な知識を勉強することは、野球の勝利に大いに役立つはずです。
ここでは、5つの要素のうち、②の戦力について述べましょう。戦争で情報以外に最も大切なものは、補給です。兵士、武器、食糧などの補給、輸送になります。これらを兵站と呼びますが、兵站がだめな軍は絶対勝つことができません。
野球も同じですね。戦力がないチームは勝つことができません。
これは当たり前のことですが、かといって阪神タイガースは4位になる戦力でもないと思います。これは、③の大将以下、戦略も戦術もだめだったこともあります。
しかし、戦う前から、チームの補給ビジョンが間違っていたのです。それは、チームバランスが非常に悪かったことです。
FAで強力な選手を毎年獲得するなど虫のいいことをやり続けることは不可能です。FAによる獲得は続けるとしても、現状の選手で勝てる野球も考えなければなりません。
一つは足です。盗塁ですね。赤星選手以外に走れる選手を徹底して育てることです。走れる選手がいれば、ノーアウトでファーボールで一塁に出てから、2塁へ盗塁し、送りバントで3塁へ送れます。
そうすれば内野ゴロでも1点が入るのです。ノーヒットで点が入る野球ができます。足を使った野球ができる選手を育てることです。
それから阪神はいいバッターやレギュラーが左中心というバランスの悪い打線でした。金本、赤星、鳥谷、ブラゼル、平野と左偏重です。
しかし、今年の阪神の野手の大きな成果として右バッターの浅井選手と桜井選手の成長でしょう。
浅井選手をライトで使い、桜井選手をサードにコンバートするのもいいかもしれません。新井選手は、スローイングもいいとは思えないので、セカンドのほうがいいかと思います(動きが悪いかな?)。
キャッチャーは狩野捕手ががんばりましたが、スローイングとキャッチングがまだまだ良くないみたいなので、他球団からのトレードによる補強は必要だと思います。矢野捕手は次の監督候補として、コーチ兼任がいいでしょうね(古田さんみたいにはならないように)。
本当は守備重視の布陣にしたいのですが、孔明流では攻撃的な布陣になってしまいました。
一番 センター 赤星(平野)
二番 ライト 浅井
三番 レフト 金本
四番 セカンド 新井
五番 ショート 鳥谷
六番 サード 桜井(関本)
七番 ファースト ブラゼル
八番 キャッチャー 狩野
それから投手の補強ですが、コントロールが悪くても球威のある投手を取るべきです。中日のピッチャーは、球威のあるピッチャーが多く、打者が打ちにくそうにしています。井川投手も最初はコントロールがなかったですが、球威があったので徐々にコントロールを覚え、エースに成長しました。やはり、球威はバッターへの脅威だと思います。
とにかく球威のあるピッチャーを取るべきです。それと体が柔らかくて丈夫な人ですね。
色々と書きましたが、ケガ人が出ることを想定して補強をすることと、チームバランスを取るようにすることが大切です。
私は今回、仕事相談に関係のない阪神タイガースのことを書きましたが、皆さまも好きなスポーツを見られて、そのチームの勝因や敗因を考えたり、対策を考えたりすることをお薦めします。
スポーツでも敗因や対策を考えること(仮説をたてること)によって、考える力がつきます。身近なことを材料に普段から「自分ならどうする。あるいは、自分の尊敬する人ならどう考えるだろうか」と想像することもいいと思います。
身の回りの色々な物を、考える力の材料にしてみてください。今日は以上です。