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撤退戦略の一つ、自主廃業

2014.09.16(18:25) 1431

「隠れ倒産」という言葉をご存知でしょうか? 自主的に廃業、休業することを「隠れ倒産」と言っています。

倒産件数にカウントされないのですが、事業経営を辞めてしまうので、会社が消滅していると言っていいでしょう。

昨年の倒産件数は1万3000件あったそうですが、「隠れ倒産」は約2倍の2万5000件もあったとか。北海道だと、倒産の約10倍の自主廃業が昨年あったそうです。

例えば北海道の例では、自主廃業の理由は、後継者の不在が一番多く、その次は販売不振のようです。


ただ自主廃業は倒産と違って、前向きな作戦を取ることができます。

倒産は、金融機関への債務不履行によって取引停止になり、経営破綻するパターンですが、自主廃業は経営が行き詰る前に、経営者の意思で会社を閉じるので円満にことを進めることができます。

倒産だと、債務が残り金融機関や仕入先に迷惑がかかります。また、倒産を突然知らされた従業員は路頭に迷う可能性もあります。


しかし、自主廃業では廃業するまでに2年、1年と時間をかけて準備をするため、従業員は転職の準備ができます。債務も金融機関、取引先に全て支払った後に廃業しますから、迷惑をかけません。

そして廃業する事業用に土地を持っていたら、不動産業など他の事業をするチャンスもあります。


自主廃業は取引先、従業員、金融機関、そして経営者一族も含めて、皆がなるべく傷を負わない形で会社を閉じる方法だと言えるでしょう。

どうしても後継者がいないだとか、大きな設備の更新が迫っていて巨額の借り入れをしなければいけないだとか、自己資本を食いつぶしているだとかありましたら、自主廃業を検討するのも撤退戦略の一つかと思います。

無理をし過ぎて傷を大きくする前に、上手に撤退する決断をするのも経営者の役割だと思います。


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