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中小企業の新卒採用の戦略戦術とは? その3

2014.07.29(17:42) 1394

中小企業の新卒採用について、前回は自社の強みを熱意をもってアピールすることをお話ししました。

では、アピールする場はどういったものがいいのでしょうか?

私がお薦めするのは、大学やハローワークや商工会議所が主催するような地味な合同企業説明会です。

リクナビやマイナビなど、大手民間企業が主催する合同説明会に参加するのもいいですが、私の経験上、中小企業だとあまり成果が出にくいのかなと思っています。

こうした説明会では大手企業が来ていて、中小企業は埋もれてしまっているケースがあります。

ところが、都道府県の行政や商工会議所などが主催する説明会では、結構学生との接点を持つことができ、私はとても良かったと思っています。費用も民間に比べ断然安いか無料ですしね。


とにかく様々な場を探して、学生との接点をたくさん作ることです。


新卒採用の実績がない大学でも、中途社員の出身大学だと「先輩がいる」というだけで、学生にとっては親近感があります。そうした大学の就職課に連絡を取り、求人票を出すのはもちろん、インターンシップ制度があれば、活用しましょう。

学生は大学にある求人票を丹念に見て、企業のHPを見に来ます。

会社のHPは学生が見に来ても分かりやすいように作っておく必要があります。

その中には採用する職種の若手社員の一日などを紹介して、仕事をイメージしやすいようにしておくと良いでしょう。


ところで、私の子供二人は、大学生で、いわゆる「ゆとり世代」です。

体育祭では、1位から3位までの順位はありますが、4位以下は全員同じ順位という時代に学校へ行っていました。

「ゆとり世代」は競争をしないという意見もありますが、どうなのでしょうか。

実際のところは分からないですけど、今の世代に対しては、企業は競争を煽るようなことではなく、本人の成長を応援するようにするといいと思うんですよね。

同期どうしで競争させるのではなくて、自己成長を促してあげるといいのではないでしょうか。


学生本人が仕事に関して興味関心を示す分野で、「こんな風に成長していけるよ」ということを学生に伝えるといいと思います。

例えば、経理として採用するとして、最初は仕訳をして、それを会計ソフトに入力してねと。最初は正確に、そして次に正確さとスピードを兼ねてほしいと。そして、次は月次決算ができるようなって、四半期決算から年度決算までができるようになってねと。それから、次は財務ができるようになってほしいと。会社の資金繰りが出来て、社長が常に正しい判断ができるようなアドバイスができる人になってねと。そうなったら、社長は凄く助かるよ、みたいな話ですか。
 
ま、端折った一例ですけど、できるだけ具体的にイメージしやすいように話してあげるといいですね。


社員の成長と、その成長が会社にどれだけ貢献するのかを伝えてあげるといいですよね。

現時点から、成長していくキャリアビジョンを示してあげるといいと思います。

<完>
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