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『居酒屋野郎ナニワブシ』大阪出張 号外編

2014.07.22(15:59) 1387

大阪出張、高校時代の友人、号外編です(笑)。
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またまた居酒屋のシーンに戻る。

S「古賀、ブログ凄いな。1000回以上書いているんやて?」

古賀「いやいや、最近あんまり書いてないしな」

S「俺も本だしてるんや」

古賀「えっ!官能小説か??」

Yが横からフォローに入る。

Y「ハハ、官能小説って。そんなんちゃうで。」

すまん、S。俺が書けるとしたら、官能小説(笑)くらいしか思いつかんから、そう言うただけやねん。

ところが驚いた!なんと、友人Sは、第四回小説新潮 長編新人賞を受賞していたのだ。

それが次の本である。

居酒屋野郎ナニワブシ居酒屋野郎ナニワブシ
(1998/06)
秋山 鉄

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俺はあまり驚かない方だと思うが、これには驚いた。

凄い才能を持った同級生がいるものだと、本心で思った。

北方謙三さんが随分大賞を推してくれたらしい。本の装画は小島武さんで、素晴らしいカバーになっている。

テンポのいい文章で、居酒屋の煙や”におい”がしてくるような臨場感のある文章で、一気に読むことができた。


俺がもう一つ感心したのは、主人公の生き方である(全てではないが、ある程度は実話を元に書いているらしい)。


一例として、関西の超有名大学を中退するシーンがある。就職活動がアホらしくなって、退学するというものだ。

俺は思うのだが、決められたレールに乗らないSのような人間がいるから、人生って彩(いろどり)があるんじゃないかって。

こういう人間がいるから、人生に華があるのかなって。

家族はたまったもんではないかもしれないが、こういう人間がこの世にいなかったら、この世の中って、ほんと”つまらいもの”になっていると思う。


この話を”誇らしく”妻にしたら、妻が言った。

「あなたは、いつも脱線しているけどね」(笑)


ちなみにペンネームの秋山という苗字は、『坂の上の雲』の秋山真之から来ているらしい。

ちょうどブログで『坂の上の雲』を書いているときに、不思議とシンクロするものだ。
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