「和をもって戦う経営」のすすめ 5です。
4.常に学ぶ姿勢を持ち、組織全体に学習を習慣化させること。そして悪の知見も持っておくこと。【智】
現代は知識が陳腐化する時代なので、学習を怠りなくする必要があります。
自分が持っている知識は古くなると考えて、常に新しい知識を得たり、古い知識でも、普遍の知識であるものを学び続けたりするのは大事だと思います。
また特定の人だけではなく、組織全体に学習が習慣化するように指導すると良いでしょう。
そのためには、制度として、学習を習慣化させる工夫があるといいですね。
例えば、資格取得に対して手当制度を設けるとか、学習した内容を発表する会を設けるとか、朝始業前に勉強会をするとか、土曜日に野外学習を企画するとか、色々な方法はあると思うので、いくつか試してみるといいですね。
また、ここでは、「悪の知見を持っておくこと」も述べています。
ベネッセの顧客情報の事件がありましたけども、どういった場合に人は悪いことをするのかは知っておかなければなりません。
これを知っておかないと、お金を持ち逃げされたり、顧客情報が盗まれたりします。
人がどういう時に間違いを犯しやすいのか。そして、どういう間違いをするのかを知っておくことは必要です。
単なる「お人好し」ではいけません。
人の心にスキを作らせない体制も準備する必要があります。
「和の経営」を唱道してはいますけれども、その和は「悪を簡単に犯させるもの」であってはいけません。
人がどういう心になったらおかしなことをするのか、どういう立場になったら、間違ったことにするのかを知っておいた上で、役員や社員が悪を犯さないようスキの無い手を打っておきましょう。
スキのない組織、システム、体制を作るのも「和をもって戦う経営」の一部です。
学習習慣と、悪を犯させないシステムの準備などのある、この4を私は儒教五常の「智」と位置付けています。
<続く>
4.常に学ぶ姿勢を持ち、組織全体に学習を習慣化させること。そして悪の知見も持っておくこと。【智】
現代は知識が陳腐化する時代なので、学習を怠りなくする必要があります。
自分が持っている知識は古くなると考えて、常に新しい知識を得たり、古い知識でも、普遍の知識であるものを学び続けたりするのは大事だと思います。
また特定の人だけではなく、組織全体に学習が習慣化するように指導すると良いでしょう。
そのためには、制度として、学習を習慣化させる工夫があるといいですね。
例えば、資格取得に対して手当制度を設けるとか、学習した内容を発表する会を設けるとか、朝始業前に勉強会をするとか、土曜日に野外学習を企画するとか、色々な方法はあると思うので、いくつか試してみるといいですね。
また、ここでは、「悪の知見を持っておくこと」も述べています。
ベネッセの顧客情報の事件がありましたけども、どういった場合に人は悪いことをするのかは知っておかなければなりません。
これを知っておかないと、お金を持ち逃げされたり、顧客情報が盗まれたりします。
人がどういう時に間違いを犯しやすいのか。そして、どういう間違いをするのかを知っておくことは必要です。
単なる「お人好し」ではいけません。
人の心にスキを作らせない体制も準備する必要があります。
「和の経営」を唱道してはいますけれども、その和は「悪を簡単に犯させるもの」であってはいけません。
人がどういう心になったらおかしなことをするのか、どういう立場になったら、間違ったことにするのかを知っておいた上で、役員や社員が悪を犯さないようスキの無い手を打っておきましょう。
スキのない組織、システム、体制を作るのも「和をもって戦う経営」の一部です。
学習習慣と、悪を犯させないシステムの準備などのある、この4を私は儒教五常の「智」と位置付けています。
<続く>