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「和をもって戦う経営」のすすめ 3

2014.07.16(16:09) 1381

「和をもって戦う経営」のすすめ 3です。

d) 部下のことを受けて止めてあげる。認めてあげること。

部下の仕事ぶりや普段のさりげない行為など、上司として不満なことはあるでしょう。また、部下が理不尽な不満を上司にぶつけてくることもあるかもしれません。

しかし、部下の気持ちを一度受け止めてあげてください。頭から否定するのではなく、受け止めてみるのです。

そして、部下のことを認めてあげるのです。そこに上司と部下の信頼が生まれてきます。

これは言葉で書くほど、簡単なことではありません。

上司にもそれなりの胆力がいります。自分の感情をコントロールする力もいります。

でも、部下のことを「いつでも私は受け止めてあげるんだ。」と思っているかどうかで、全然態度が違ってきます。対応が違ってきます。


e) 部下の良いところ褒める。強みを伸ばしてあげる。


部下の良いところは、言葉に出して褒めましょう。部下にとっては自信になるときもありますし、本人が気づいていない強みが分かるときもあります。

良いことをしたら、必ず褒めることです。

日本人は言葉に出して褒めるのが上手ではありません。意識して、言葉に出すようにしてくださいね。

そして、部下の強みを活かせる仕事を、自分の権限の範囲で割り振ってあげることです。



さて、これまでは「和の経営」の説明で、上司に重きを置いた指針を書いてきました。組織はいくら下位の社員が頑張っても、上位の社員がそれを潰してしまうと終わりになってしまいます。

それゆえ、組織は経営トップから順に上位者ほど先に意識を変えていかなければなりません。

そうした理由から、組織の上にある者の姿勢を先に述べたわけです。

では、一般社員や、あるいは中間管理職等への指針はどうなるかということになります。

それが、前回書いた2の部分です。



2.部下は、上司に敬意を払う。又、職位の上下を問わず、相手には敬意を持つこと。【礼】

上司が自分より年齢が下だという場合もあるでしょうが、年齢等に関わらず、上司には敬意を払うことです。


武道では「礼に始まり礼に終わる」といい、相手に敬意を払う面がありますが、儒教の礼が私の中のイメージです。

新渡戸稲造の『武士道』に、「礼は、仁から生じるものとされていて、社会的地位に対し相応の敬意を払うことである」と書かれています。

また新渡戸は「礼は、その最高の形においてはほとんど愛に近づく」と言い、次のように述べています。

「礼は長い苦難にも耐え忍び、親切で妬みの心を持たず、誇らず、驕らず(おごらず)、非礼を行わず、自分の利を求めず、憤らず、慢心しないことだ」と。


新渡戸の書く”礼”は厳しい内容ですから、私なりに絞り込んでみます。

礼とは「上長に対し敬意を払うこと。そして、妬みの心を持たず、驕ることなく、非礼を行わないこと」です。

そうした心がけが部下としては大事です。

また、上司の立場にある人でも、部下が年長者ということもあるでしょう。

人生の先輩に対し、たとえ今は部下であったとしても、敬意を払うことは大切です。上司として指揮命令は当然必要ですが、相手に対する敬意を忘れてはいけないと思います。


<続く>

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