大阪出張の高校時代の友人編は終える予定だったのですが、反響が大きかったので、番外編として追加することにしました。ちょっと端折り過ぎて分かりにくかったと思うので、追加します(笑)。
まずは居酒屋までフィルムを巻き戻しますね。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「俺、○○さんが好きやったんや」
俺の告白に三人とも驚いた様子だった。今思えば、そのようなことを話す男と思っていなかったのだろう。
(あのな、「男が好きやった」とか言ってるわけやないで! 健全な男子なら普通や!)
YとAは「なんで、はよ言わへんねん」と言い、「それやったら、サプライズで呼んだのに」と言う。
古賀「○○さん、同窓会来てないやろ?連絡先、わからへんのとちゃうの?」
Yは「そうか。わからんか。。」と残念そうな顔をした。ありがとう、Y。気持ちだけ有難くいただいておくよ。
ところがAは、「うちらの同窓会凄いで。270人中200人の参加やで」とか言い出した。
(おい、A! 俺は今、その同窓会に来ていない人の話をしてんねん!)と思ったが、大人の対応で「そら凄いな」とスルーした。
Sは「○○さんは、CAやっとたんちゃうか?」と言う。
古賀「え、そうなんか。全然知らんな。卒業して一回も会ったことないからな」(なんでこいつら○○さんのことしってんねん!?)
するとAは、「卒業して3年かな、そのときの同窓会に来てたで」と言う。
俺はその同窓会に行っていない(泣)!(おい!ちょっと待てA! お前は嫌がらせがしたいんか!)
ところで、俺は高校に行くのが苦痛だった。いや、苦痛と言うレベルではない、気がおかしくなるレベルだったと思う。理由は書けないが、色々な意味で苦しかった。
特に1年と2年はダメだった。
Sとは2年で同じクラスだったが、仲が良かったわけではない。どちらかというと、メンチを切っていた間柄のような気がしている。
でも修学旅行では同部屋だった。仲良しグループを作らない一匹狼が集まった部屋だった。
その修学旅行で俺はSに借りがあった。文字通りのお金の借りである。
30年ぶりにSに連絡が取れたとき、まずこの時のことを詫びた。Sはさらりと許してくれた。今考えると高校で一番話が合うとしたらSだったのかもしれないと思う。
ところで、○○さんは、3年のクラスメートだった。
彼女は視力の関係なのか分からないが、いつも真ん中の前の方に座っていた。
クラスの席替えはくじ引きだった。普通は教壇の近くの前を引くのは地獄である。だが、このクラスの時だけは別だった。「前が当たれ」と思っていた。
クラスが何回席替えをしたかは覚えていない。でも、一度だけ彼女のそばの席に当たったことがある。
。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。
カラオケボックスに俺たちは移動した。
終わりの30分間、誰も歌を歌わずに、俺とSを中心に高校時代の恋バナをした。
詳しくは書けないが、みんなそれぞれ思いを寄せていた人がいたようである。
年を取るにしたがって、恋愛の形は変わっていくのかもしれない。理想のものから、リアルなものへの変化である。
でも、俺たちがカラオケボックスで話したような恋愛は、未熟な「おとぎ話」のようなものだが、人生の中での”きらめき”だったに違いない。
まずは居酒屋までフィルムを巻き戻しますね。
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「俺、○○さんが好きやったんや」
俺の告白に三人とも驚いた様子だった。今思えば、そのようなことを話す男と思っていなかったのだろう。
(あのな、「男が好きやった」とか言ってるわけやないで! 健全な男子なら普通や!)
YとAは「なんで、はよ言わへんねん」と言い、「それやったら、サプライズで呼んだのに」と言う。
古賀「○○さん、同窓会来てないやろ?連絡先、わからへんのとちゃうの?」
Yは「そうか。わからんか。。」と残念そうな顔をした。ありがとう、Y。気持ちだけ有難くいただいておくよ。
ところがAは、「うちらの同窓会凄いで。270人中200人の参加やで」とか言い出した。
(おい、A! 俺は今、その同窓会に来ていない人の話をしてんねん!)と思ったが、大人の対応で「そら凄いな」とスルーした。
Sは「○○さんは、CAやっとたんちゃうか?」と言う。
古賀「え、そうなんか。全然知らんな。卒業して一回も会ったことないからな」(なんでこいつら○○さんのことしってんねん!?)
するとAは、「卒業して3年かな、そのときの同窓会に来てたで」と言う。
俺はその同窓会に行っていない(泣)!(おい!ちょっと待てA! お前は嫌がらせがしたいんか!)
ところで、俺は高校に行くのが苦痛だった。いや、苦痛と言うレベルではない、気がおかしくなるレベルだったと思う。理由は書けないが、色々な意味で苦しかった。
特に1年と2年はダメだった。
Sとは2年で同じクラスだったが、仲が良かったわけではない。どちらかというと、メンチを切っていた間柄のような気がしている。
でも修学旅行では同部屋だった。仲良しグループを作らない一匹狼が集まった部屋だった。
その修学旅行で俺はSに借りがあった。文字通りのお金の借りである。
30年ぶりにSに連絡が取れたとき、まずこの時のことを詫びた。Sはさらりと許してくれた。今考えると高校で一番話が合うとしたらSだったのかもしれないと思う。
ところで、○○さんは、3年のクラスメートだった。
彼女は視力の関係なのか分からないが、いつも真ん中の前の方に座っていた。
クラスの席替えはくじ引きだった。普通は教壇の近くの前を引くのは地獄である。だが、このクラスの時だけは別だった。「前が当たれ」と思っていた。
クラスが何回席替えをしたかは覚えていない。でも、一度だけ彼女のそばの席に当たったことがある。
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カラオケボックスに俺たちは移動した。
終わりの30分間、誰も歌を歌わずに、俺とSを中心に高校時代の恋バナをした。
詳しくは書けないが、みんなそれぞれ思いを寄せていた人がいたようである。
年を取るにしたがって、恋愛の形は変わっていくのかもしれない。理想のものから、リアルなものへの変化である。
でも、俺たちがカラオケボックスで話したような恋愛は、未熟な「おとぎ話」のようなものだが、人生の中での”きらめき”だったに違いない。
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