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「カラオケボックスに流れる52歳たちの恋バナ」 大阪出張 その3

2014.07.08(13:27) 1373

前回の続きです。今回も私小説風で。
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Aの恋バナと、松山千春の「ピエロ」で盛り上がった俺たちは、Aに「ピエロ」を歌ってもらうということで、カラオケ屋へ行った。

Aが「ピエロ」を歌った。 またYに無茶苦茶受けてた。

Sが言った。「なんでそんなに受けてんねん。」


そうしてカラオケはスタートし、Sはたぶん”持ち歌だろう”と思われる曲を歌い、Yは俺から「無茶ブリ」されたビートルズナンバーを熱唱した。

俺は普段はカラオケには行かないので、せっかくだから、今まで歌ったことのないビートルズナンバーや、中島みゆきの「糸」を歌った。


曲の合間に、Sが妙なことを俺に聞いてくる。

S「古賀、ラブレターもらったことあるか?」

俺はほとんど飲んでいなかったから、酔いがさめていた。

だから答えるには気恥ずかしい質問だったが、そんなことをピュアに聞いてくる”S”に共感してしまった。


答えた瞬間、Yの「終わりなき旅」が始まった。気持ちの入った熱唱で、カラオケの残り時間が30分以上あったが、フィナーレのような雰囲気になった。


Sが言う。「これ、音、小さできへんか?」 カラオケの選曲中に流れているBGMがうるさかったのだろう。AかYか分からなかったが、すぐに動いてボリュームを下げていた。

AとYの二人、仕事柄なのか、よく気がきくし、動きが早い。カラオケ屋に値引き交渉をしたのも、この二人だった。


その二人とは対照的に、隣り合って座っていた俺とSは、先の質問の続きに入った。

古賀「あるよ」

S「誰や!?」

古賀「○○」

S「○○か」 

Y「知ってる知ってる。2年とき同じクラスやった」

S「それで、どないしてん?」

古賀「何もないよ。すぐに嫌われたよ」

S「なんでや?」

シーンとしたカラオケボックスで、52歳の男四人の青春の話題が続く。


古賀「変なやつやと思われたんやと思うわ。俺なんか全然もてんかった。ところで、S、お前はどうやねん?」 

S「俺はそんなん全然あれへん。すごいんはYや。××や!」

Y「なんでやねん。そんなことあるかい。」

S「Yのことがうらやましかったで」

Y「俺は(女子に対して)普通にしてただけや。意識せんと、普通にしとったんや」

古賀「Aはどうやったん?もててたんちゃうんか?」

A「俺も全然アカンで」

S「Yは、ほんま××やったからな」

Y「そやから、なんでやねん。」


カラオケの送信機に終了10分前のお知らせが入る。

カラオケボックスなのに歌が流れず、50歳を過ぎた男たちの恋バナが続く。

悪くない、この空間。


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大阪出張、高校時代の友人編はここまで(笑)。


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