大阪出張のお話、その第二回目です。
以前勤めていた会社の集会の後、高校時代の友人と会うことにしました。ここからは、「私小説風」に書かせていただきます(笑)。
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高校時代のクラスメートに会うことにした。いや、クラスメートという言葉は似合わない。同じクラスやった”ヤツ”かな。
会ったのは、YとSとA。俺以外のこの三人、高校時代は同じクラスにはなっていないが、すごく仲がいいらしい。
ところが不思議なことに、俺とYとは1年の時に同じクラス。俺とSとは2年の時に同じクラス。俺とAとは3年の時のクラスと、クラス単位でいうと俺との接点しかない。それも全部違う学年。
偶然にしては「おもろい偶然」だと思った。
それに、Yとは3年ぶりに会う。Sとは33年ぶり、Aとは30年ぶりに会うというように、なぜか3という数字で会うタイミングが括られていた。ま、どうでもいいことだが。
実はこの三人と、じっくりと話をしたいと思っていた。
高校時代の友人だから、話せることもあると思って。
でも、そんな重たいことを話すことはなかった。いや、話す必要がなかった。ほとんど聞き役だったけれど、とても心地よかった。
なんだろう、それぞれ年を取っているが、同じ高校に行っていて、それから33年、同じ年になって伝わってくる空気感。
重たい話をするのがバカバカしくなる空気だった。
気が付いたら変なことをしゃべっていた。
古賀「俺、誰々が好きやったんや」
三人「えー、古賀、そうやったんか。それ、はよゆえや!」なんて自分のことを告白した後に、33年封印していたAの秘密をばらした。
Aは、「そんなことあったかな?」なんて、うそぶいていたが、きっと覚えていたに違いない。
だって、俺はその時に散々聞かされた歌、松山千春の「ピエロ」を覚えていたから。それ以前も、それ以降も、全く聴くことのない曲を覚えていたのだから。
ま、ええよ、それが高校時代の恋ってもんや。
(ちなみに、この話、Yに無茶苦茶受けてた。)
<続く>
以前勤めていた会社の集会の後、高校時代の友人と会うことにしました。ここからは、「私小説風」に書かせていただきます(笑)。
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高校時代のクラスメートに会うことにした。いや、クラスメートという言葉は似合わない。同じクラスやった”ヤツ”かな。
会ったのは、YとSとA。俺以外のこの三人、高校時代は同じクラスにはなっていないが、すごく仲がいいらしい。
ところが不思議なことに、俺とYとは1年の時に同じクラス。俺とSとは2年の時に同じクラス。俺とAとは3年の時のクラスと、クラス単位でいうと俺との接点しかない。それも全部違う学年。
偶然にしては「おもろい偶然」だと思った。
それに、Yとは3年ぶりに会う。Sとは33年ぶり、Aとは30年ぶりに会うというように、なぜか3という数字で会うタイミングが括られていた。ま、どうでもいいことだが。
実はこの三人と、じっくりと話をしたいと思っていた。
高校時代の友人だから、話せることもあると思って。
でも、そんな重たいことを話すことはなかった。いや、話す必要がなかった。ほとんど聞き役だったけれど、とても心地よかった。
なんだろう、それぞれ年を取っているが、同じ高校に行っていて、それから33年、同じ年になって伝わってくる空気感。
重たい話をするのがバカバカしくなる空気だった。
気が付いたら変なことをしゃべっていた。
古賀「俺、誰々が好きやったんや」
三人「えー、古賀、そうやったんか。それ、はよゆえや!」なんて自分のことを告白した後に、33年封印していたAの秘密をばらした。
Aは、「そんなことあったかな?」なんて、うそぶいていたが、きっと覚えていたに違いない。
だって、俺はその時に散々聞かされた歌、松山千春の「ピエロ」を覚えていたから。それ以前も、それ以降も、全く聴くことのない曲を覚えていたのだから。
ま、ええよ、それが高校時代の恋ってもんや。
(ちなみに、この話、Yに無茶苦茶受けてた。)
<続く>
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