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コートジボワール戦と「ネルソン精神」

2014.06.16(15:24) 1359

サッカー日本代表のコートジボワール戦、とても残念な結果でしたね。試合後、様々な人が色々な評論をしていますが、私自身は「サッカーって、本当に難しいゲームだな」と思いました。

ザッケローニ監督の采配に関してもミスが指摘されています。ただ、野球と違って攻守が時々刻々と変わるサッカーの試合で、監督が的確に采配を振ることは難しいことだろうなと思いました。

ワールドカップの大切な初戦というプレッシャーもあるし、4年間一緒に戦ってきた選手やスタッフや、色々な人々の思いも背負っているのでしょうから、戦場のようなピッチで冷静に的確な采配を振るうことが難しかったのかなと推測しました。


さて、私が気になったのはFWの大迫選手とMFの香川選手のシュートがゼロだったこと。

女子サッカーの大竹七未総監督は、「フォワードはとても入らないような状況でもシュートを一本打つと違ってくる。それでリズムが出来てくるので、とにかく一本打ってほしかった。相当緊張していたのかなと思う」というようなことをテレビで話されていました。


私がこれを聞いて思い出したのが「ネルソン精神」です。ネルソンは英国の海軍士官で、ネルソン精神とは「見敵必殺」(けんてきひっさつ)を意味します。

つまり、「敵を見たら、自分の損害とか、その場合の攻撃の適不適を考えずに、とにかく徹底的に攻撃し続ける」ことです。


ネルソンの時代の海戦では、砲煙が濃く、正しい砲撃をしているのかどうか、艦長にも分からなったようです。

それゆえ、ネルソンは各艦長に「敵を見たら攻撃し続けろ。そのほかのことは考えるな。的に砲撃し続けている限り、その判断は一番正しいのだと私は評価する」と言ったそうです。

そして実際にこのネルソン精神でトラファルガーの戦いにおいてフランス艦隊を撃滅させています。

とにかく生きるか死ぬかの戦場では「躊躇したら負け」なんでしょうね。


航空参謀の源田実氏は「日本がアメリカに敗れた理由は、日本海軍がネルソン精神を忘れたことにある」と渡部昇一先生に話したそうです。日露戦争までの日本海軍にはネルソン精神が生きていましたが、第二次大戦ではネルソン精神を引き継いだものがなく、腰が引けたような戦いをしたということですね。
 

フォワードの選手や前列の選手は「ネルソン精神」で行ってもらいたいですね(敵肉体への攻撃ではありませんよ)。

とにかくゴール(敵艦)が見えたらシュート(大砲)を打つ!

入らない状況でも、一本打つ! 打って打って打ちまくる!


まだ予選は終わっていません。

サッカー日本代表に期待したいと思います。

頑張れー!日本代表!
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