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古いご飯を食べさせなかった母と妻に感謝

2013.03.30(17:24) 1273

炊き立てのご飯ではなくて、たまに”残ったご飯”を食べるときがあります。冷蔵庫に入っていると、レンジにかけても固さが残っていることがありますね。

そんな時、自分の子供の頃を思い出しました。

母が仏壇にお供えとして上げてあった古いご飯を食べていたことです。

お供えとして、ご飯を仏壇に置いているのですが、一日経って新しいお供えと入れ替えるときに、古いお供えを捨てることなく、カチカチになったご飯を食べているのを何度も見ました。

ところが母は私たちに固く古いご飯を食べさせたことがありません。私の記憶にはないんですね、固いご飯を食べた記憶が。

母は父や兄や私には古いご飯を食べさせないようにして、自分が食べて、私たちには「炊き立てのご飯」を食べさせてくれていたんだと思います。 「家族には美味しいご飯を食べてもらう」のが、母なりの”筋”だったんだと思いますが、本当に感謝ですね。

私も自分の子供たちに固いご飯を食べさせるなら、自分が固いご飯を食べてあげようと思いますけど、母はそれをずっと実行してくれていたんだと思います。

本当に有難いことです。

今だったら、私が母に代わって率先して食べますけど、子供の頃は気が利かなかったですね。申し訳ないことです。


それと、結婚してからも、ほとんど固いご飯を食べることはありませんでした。

家内が残ったご飯を食べてくれていたんだと思います。

感謝ですね。


家族って、言葉に出さなくても、相手のことを思って地道な愛を与えてくれていることがあるんだと、有難い気持ちでいっぱいです。

そうした行為に気づかないといけませんね。

家族のためにも”頑張らなきゃ!”って思いますね。
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コメント
食堂のオバちゃんさん、コメントいつもありがとうございます。

> 私の母もそうでした。

そうなんですね、素晴らしいお母様ですね。


> 気配りと言うのは、学習できる感性ではなく、その行為をする誰かを見続ける事で学び取る感覚なのだと思います。

一種の悟りの言葉ですね。あっ!思いました。子供の教育にもこうしたことが必要なのだと思いました。


> こういう、固いご飯のエピソードが、大きな会社を動かすリーダーにも何かのヒントになることは間違いないように信じます。
> 経済を動かす人も、それについて行く人も、同じ人間なんですから。

そうですね、ヒントになるといいなと思っています。
心温まるお話をありがとうございました。
【2013/04/02 11:11】 | 古賀光明 #- | [edit]
私の母もそうでした。
『コレは仏さんのありがたいご飯だから美味しいよ』って言いながら。
しかも、固いから、よく噛む。つまり、少しの量でおなかが一杯になる。って。
固すぎたときには、お茶に浸してやわらかくして、あくまでも無駄にしませんでした。
仏壇にはご先祖様たちがいつも私たちを見守る為に窮屈を我慢して、入ってくれてはる。とも言うてました。
ご先祖様を大切に、家族を大切にし続けた母。80歳健在です。ありがたいです。

こうして、私たちの世代は家族の献身的な愛を見ることで社会に必要な眼と感覚を身につけさせていただいてたのかなぁとも思います。

気配りと言うのは、学習できる感性ではなく、その行為をする誰かを見続ける事で学び取る感覚なのだと思います。

こういう、固いご飯のエピソードが、大きな会社を動かすリーダーにも何かのヒントになることは間違いないように信じます。
経済を動かす人も、それについて行く人も、同じ人間なんですから。
【2013/04/02 10:30】 | 食堂のオバちゃん #QyMQPslQ | [edit]
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