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ワイキューブの表面的な倒産原因

2012.06.06(16:01) 1097

昨日の続きです。ワイキューブの倒産の原因は色々とありますけど、表面的に見えるものとして、私は大きく二点にまとめてみました。

一つは、社長の安田さんが、お客様ではなく、社員に目を向けていたこと。

もう一つは、キャッシュ・フロー、資金繰りを全く考えていなかったこと。


この二点です。


安田佳生社長は、優秀な人材を集めることを第一に優先して経営をしていたようです。

そのため、ニ点目の「資金繰りを全く考えていなかった」と関連しますが、資金を考えずに様々な出費をしています。

社内にカフェーを作り、専属のバーテンダーを雇っています。

また、ワインセラーを作ったり、ゴージャスな応接室を5つも作ったりしています。


あるいは、安田佳生社長は、優秀な学生を集めるために人気企業ランキングのトップに立つことを本気で目指し、そのための採用費用に3億円も使ったそうです。


これらの出費は、お客様からしたら全く関係のない出費です。お客様サービスにならない出費ですね。

企業はお客様に喜んでいただいて、お金をいただきます。

社員の福利厚生にいくらお金を使っても、お客様の満足を得ることはできません。



社員の福利厚生は必要ですが、それは徹底したお客様サービスをして得た利益の一部を還元するのが正しい考えた方だと私は思っています。

いくら社員の福利厚生をよくしても、会社が倒産していしまえば、元も子もないからです。

向いている方角がお客様ではなく、社員だったのですね。

そして採用活動に全社員を動員するあまり、売上も減ったそうです。



また、その他の大きな出費として高層ビルにオフィスを構えてしまうんですね。

そこの家賃は月1千二百万円で、払っていける額ではなかったそうです。


安田社長は財務は副社長に任せっきりで、全く見ていなかったとか。

「利益を残すことにも全く興味がなかった」し、「利益を出すということの本質を理解していなかった」(本人談)そうです。

それゆえ、営業利益を全て使って社員旅行に行ったり、借金をして社員の給料を上げたりしています。

給料を社員の希望よりも上げたり、福利厚生をとんでもなく充実すれば、優秀な人材を集めることができると思ってやったのでしょうが、資金があるかどうかを考えることがなかったため、借金が増えることになってしまいました。


ま、これらは表面的に起きたこと、実行してしまったことなのですが、こうしたことを起こす元には、社長の内面の心があります。

次回はこうした倒産を呼んでしまった社長の考え方について述べてみたいと思います。
<続く>
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