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需要が喚起されていない食器洗い乾燥機

2012.02.18(10:32) 1020

パナソニックやシャープ、ソニーなど、日本の家電メーカーの苦戦については何度か書いてきました。それに関連した内容なのですが、需要を上手に喚起すれば、まだまだ大きく売れる製品として自動食器洗い乾燥機(以下「食洗機」と略す)について考えてみたいと思います。

最近のマンションでは食洗機がシステムキッチンに入ったものが販売されていますが、食洗機がシステムキッチンに据え付けられていない家庭での普及率はどれくらいでしょうか?

卓上タイプ(大きな箱のようなもの)の場合、2010年で30%くらいかという記事を読んだことがあるので、現在でも40%には満たないでしょうね。

ほとんどの家庭は一度も試すこともなく、あるいは買う検討すらしていない家庭も多いかもしれません。


私は日本人独特の感覚が普及の邪魔をしているように感じています。

一つは清潔感です。

機械が洗って、きれいに汚れが落ちるのかなというものです。食器は、食べ物を置いたり、入れたりするものなので、確実にきれいにしないと嫌だという感覚です。


もう一つは罪悪感かもしれません。「家事の手を抜いているのではないか」という罪悪感です。

場合によっては、夫や姑が「文句を言うのではないか」と思って、購入を話題にできない主婦もいらっしゃるでしょう。


これら2つの心理的な抵抗が食洗機の普及を妨げているのではないかと思うのですね。

だから家電メーカーは、こうした心理的な抵抗を除く工夫をすべきだと思います。


よごれが落ちるかどうかというと、完全にきれいになりにくいものもあります。

しかし、それは最初に水でザッと流して食洗機に入れるか、それだけ別途手洗いをすれば解決します。


それから罪悪感のことですけど、それを言うなら洗濯も手洗いしなければいけないということになりますが、今時手洗いしている家なんて、ほとんどないでしょう。洗濯機を使うことを「家事の手抜きだ」と思う人はあまりいないはずです。


道徳的観点から食器の手洗いが必要だと主張される家は、お寺の修行のように、各人に自分が食べたものを洗わせればいいのであって、お母さんなり、お嫁さんなり特定の人だけが食器を洗うというのはおかしいですよね。


日本メーカーの家電を購入すると日本メーカーも潤いますし、雇用も増えます。食洗機を使うと節水もできますし、その分時間も有効に使えます。


なお、電気代の心配をされる方もいらっしゃるかと思います。

給湯設備と食洗機をつないで、そこから高温のお湯を食洗機に送ることで電気代が抑えられます。また乾燥時間を短めに設定するのもいいかと思います。


奥様が食器を洗っている家庭だと、奥様から話を切り出しにくいこともあるかと思いますので、ご主人が「食洗機、うちも買おうか?」と言い出してあげるといいのではないでしょうか。
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