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経営者が1日を振り返り内観をするときのポイント 1

2022.10.01(21:52) 2697

日経産業新聞の9月29日号に、日産自動車の内田誠社長の対談が載っています。タイトルは、「ポスト・ゴーン経営を語る 下」で、今回は「コンフォートゾーンを出よ」が副題でした。

「コンフォートゾーン」とは、居心地の良い領域という意味で、内田社長は、日産の社員に限らず、企業は「コンフォートゾーン」から出たがらないので、イノベーションにつながらないということを述べられていました。そして、「チャレンジ精神は日産のDNAなので変革に向かってやっていきたい」ということでした。

この記事の中で、初心に戻ることや、謙虚でいること、会社を一番に考えることなどをやっていくためのエクササイズを自分なりに考えているということも述べられています。

どのようなことをされているのかは書かれていませんが、おそらく1日が終わり、眠りに就く前に”内観”をされいるのではないかと推測します。

稲盛和夫さんが、JALの仕事を受けられる時に「私心ありや、なかりしか」を自問自答されていたようですが、そうしたことをマインドフルネスなどを使って、「自分は謙虚であったか」、「会社のことを一番に考えただろうか」と自問自答されているのではないでしょうか。

実際のところは私は知りませんが、それはさておき、規模の大小や、業績の良い悪いに関係なく、経営者は1日を振り返って、内観をし、反省をする習慣を持たなければなりません。

では、どのようなことを反省すればよいんでしょうか。

大きく分けると3つあります。

一つは、言葉です。どのような言葉を発していたかです。

部下に対し、どのような言葉を出していたか。励ますような言葉を発していたか。社員のモチベーションが上がるような言葉を使っていたか。

逆に、自分の感情のままに相手をただ傷つけるような言葉を出すようなことをしなかったか。とげとげしい言葉を使わなかったか。

あるいは、正すべきことを正さずに”なあなあ”で済まさなかったか。正しい言葉で叱ることはできていたか。

褒めるべきところは褒め、感謝を伝えるべきときには感謝を伝えたか。

以上のように今日自分が発した言葉を丁寧に振り返ります。

そこで、間違ったと思った言葉があれば、それを反省し、心の中で相手に詫びて、次回からはそうすまいと誓うのです。

これがまず一つ目の言葉の反省です。

< 続く >


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経営者が1日を振り返り内観をするときのポイント 2

2022.10.02(00:32) 2698

前回の続きです。

経営者が1日を振り返り、内観をし反省をするときの二つ目の項目は、「行動」になります。「行為」でもよろしいです。

経営者として実際に「正しい行動」をしたのかを反省してみましょう。

「正しい行動」とは、一つには時間です。

時間を有効に使ったか。何の成果も生まないことに多くの時間を割いていないか。また、部下の時間を無駄に奪うような行動や命令をしていないか。

親しい得意先とばかり時間を使い、上得意だけれども苦手な上得意先を避けた行動をしていないだろうか。

現場に出たり、お客様訪問をしているだろうか。部下とのコミュニケーションをしているだろうか。

こうした時間の使い方の観点から自らの行動を振り返り、反省をします。


また、「正しい行動」には、会社の”短期的な目標の達成”と”長期的な目標の達成”の両方をバランスよく行動ができたかという観点もあります。

会社は今現在に成果を上げる必要がありますが、同時に将来の事業の柱を作っていかなければなりません。プロ野球で言うと、「勝ちながら育てる」という感じですね。

この短期と長期のバランスが難しいのです。どちらもおろそかにしないで、バランスも良かったかを反省するようにしてください。

最後、3つ目は、少し難易度があがります。それは「思い」になります。

表に現れている言葉や行動だけではなく、「誰にも表明していない思い」、「心の中」を振り返り、反省してみることが必要になります。

< 続く >


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経営者が1日を振り返り内観をするときのポイント 3

2022.10.03(20:13) 2699

前回の続きです。

経営者が1日を振り返り、内観をし反省をするときの三つ目の項目は、「思い」になります。

言葉や行動は目に見えたり、聞こえたりするものですが、思いは本人にしか分かりません。

誰にも分からないのだから、いちいち反省する必要はないのではないかと考える人はいるでしょう。

しかし、人は思っているとおりになるものなので、思いを純粋にしていくことはとても大切なことなのです。

また、その人が普段思っていることの中心的な思いは、外観に現れてきます。

例えば、いつも心の中が怒りに満ちている人は、怖い顔をしているでしょう(笑)。

あるいは、人を騙すことばかり考えている人は、動物のような顔をしているのではないでしょうか。

また、怠惰な人は、よく漫画に出てくるような”怠け者”みたいな雰囲気になっているのではないですか?

そうした雰囲気はさておき、あなたはいつも自分のことばかり考えていませんか?

自分だけが得をすれば良いと思っていないでしょうか?

人の強みを活かそうと思いましたか?部下の良いところを素直に認める気持ちはありましたか?

このように心の中に、思いの中に、マイナスの思いが無かったか、どす黒い思いがあったかどうかを反省するようにしてください。

自分だけが良かれという思いがあったら反省をしてください。

そして他の人に思いやりの思いを持つようにしてください。他の人の強みを活かそうと考えてください。

こうしたことを1日が終わるときに振り替えり、それを継続できれば、あなたは他の経営者とは全く違う人物になっていくでしょう。

きっとあなたと仕事がしたいという人が出てくるはずです。

< 終わり >


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プーチン大統領の併合宣言を孫子の視点で見るとどうなるか?

2022.10.04(20:50) 2700

先日、ロシアのプーチン大統領が、ウクライナの4州の併合を宣言しました。

その時に「すべての手段を使用し(国土を)守る」と核兵器の使用を示唆しています。

この宣言によって、”核兵器による第三次世界大戦か!”という報道もありましたが、実際のところはどうなのでしょうか?

これに関連して、孫子は、「行軍篇 第九」に次のように述べています。(参考 プレジデント社『孫子 解説 守屋洋』)

辞(ことば)卑(ひ)くくして備えを益(ま)すは、進(すす)むなり
辞(ことば)彊(つよ)くして進駆(しんく)するは、退(しりぞ)くなり


【口語訳】
敵の軍使がへりくだった口上を述べながら、一方で、着々と守りを固めているのは、じつは進攻の準備にかかっているのである。
逆に軍使の口上が強き一点張りで、いまにも侵攻の構えを見せるのは、じつは退却の準備にかかっているのである。


孫子の兵法から見ますと、強気の発言をしているプーチン大統領は、「停戦して退却したい」というのが本音だということですね。

まぁ、実際のところはプーチン大統領本人にしか分かりませんが、孫子に言わせるとそういうことです。

これからも「第三次世界大戦か!」というような情報が錯綜すると思います。

「何が起きても変じゃない」(ミスチル 笑 )と思って、何が起きても、決してネガティブな方へ行かないようにしてくださいね。



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経営者は孤独?本当にそうでしょうか?

2022.10.06(17:54) 2701

経営者は皆言います。

「経営者は孤独だ」と。

本当にそうでしょうか?

あなたの周りには誰もいませんか?

誰もいなかったら、 あなたのビジネスは成り立っていないですよ(笑)。

「いや、そうじゃない。そういう意味ではない。
ただ人がいないということではない。
自分のことを分かってくれる人がいない、
会社の責任を自分一人が背負っているという意味だ」と、あなたは言うでしょう。

でも、誰もが「自分を分かってくれる人」を持っていないですよ(笑)。

それは経営者でも、そうでない人も同じです。

「会社の借金の連帯保証人になっている」ということでも、多くの人は住宅ローンや、奨学金というローンを抱えています。金額の多寡はあっても払えなくなったら自己破産せざるを得ないところは変わりありません。

「大企業の社長だと、背負っている責任が大きい」とも言いたいでしょうが、大企業だと優秀な社員の数も中小企業に比べて多いでしょうし、社会的な信用、資金力などをみたら、中小企業の社長の方がきついものを背負っていると言えるかもしれませんよ。

周りを見てみましょう。

日本はインフラが整備されています(電気の供給は少し心もとなくなっていますがw)。これだけのインフラを個人でしようと思ったら、どれだけのお金がかかるでしょう。

国も補助金など、いろいろな支援策を出してくれています。

また、全国各地に商工会議所があります。商工会議所を利用しない手はありません。経営相談できる窓口がありますし、様々な専門家も紹介してくれるでしょう。

手前みそですが、困っているのなら私に相談してください。初回は無料で対応しています。

「最後の砦、最終手段で古賀先生に相談しました」という切羽詰まった会社様が何社もありましたが、皆さん解決されています。

経営者の皆さん、皆さんは決して孤独ではありませんから、深呼吸をして誰かに相談してみましょう。

まずは地元の商工会議所に相談してみるといいと思います。



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地獄の釜茹で(かまゆで)の話で気づいたこと

2022.10.07(15:59) 2702

昔読んだ本に、”地獄の釜に煮られる人の話”がありました(笑)。

うろ覚えですが(笑)、地獄で釜の中に入れられて、釜茹で(かまゆで)にされている人が叫ぶのです。

「俺のせいじゃない。悪いのは誰々だ!」だとか、「環境が悪かったからこうなったのだ」だとか、懸命に「〇〇のせいでこなったのだ」と言い訳をするのですね。

しかし、鬼はそれを聞いても、釜の湯の温度を一度も下げてくれないというお話です。

このお話を最近思い出しまして、気づいたことがあったのです。

一つは、「自分以外のものに責任を押しつけても全く意味がない」ということですね。

環境、家族、親、会社や日本政府(笑)や、誰かのせいにしても、それは通用しなくて、人生はあくまで本人次第なのだということです。

二つ目は、「外部環境がどのようであっても、自分のできることをコツコツとやっていくことの大切さ」です。

確かにマイナスの境遇はあるでしょうし、能力的に劣っていると思うことや、ついていないと思われることもあるでしょう。

しかし、それによって地獄の鬼は同情することはないし(笑)、天国の天使だって、「ではあなたは、その境遇で何を思い、何をしたのですか?」と問うのではないかと、私は思ったのです。

このことを経営を題材にしてお話をすると、現在厳しい外部環境がありますね。

輸入価格の上昇によって原材料やエネルギー価格が上昇しています。物価高で消費者の財布の紐が固くなっています。会社の業績が悪くなるような原因には不自由しません。

でもそこで、「環境が悪かったからダメだったんです」ではダメなのです。

会社の業績の失敗を、自分以外のものに持っていくと”そこまで”です。

それだったら誰が経営しても同じで、社長である”あなた”が経営している意味がありません。

経済環境の厳しさはこれからです。これからが本番になります。まだ本番は始まっていません。

できる手をすべて打ってください。自分たちでやれることをやりましょう。


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渡部昇一著『渡部昇一 一日一言』(致知出版社)

2022.10.08(23:33) 2703

渡部昇一先生の御著書『渡部昇一 一日一言』(平成28年、致知出版社)に次の文章があります。

【自分の品格】
人生でいちばん大事なことは何か、一つあげよと問われたら、私は躊躇なく「できない(やらない)理由を探すことなく、志を保ち、自分で自分を尊敬できる人間になれ」と言いたい。これが私の考える「自分の品格」でもある。



いい文章ですよね。

大抵の人は、やらない理由を思いついて、自分ができないことを正当化します。

また、若い頃に志を持つ人は少しはいるでしょうが、その志を持ち続けられる人はほとんどいません。

40歳、50歳、60歳、70歳になっても志を忘れることなく、自分がやるべきことを淡々とやっていく人は尊敬に値する人だと私は思います。



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2022年10月
  1. 経営者が1日を振り返り内観をするときのポイント 1(10/01)
  2. 経営者が1日を振り返り内観をするときのポイント 2(10/02)
  3. 経営者が1日を振り返り内観をするときのポイント 3(10/03)
  4. プーチン大統領の併合宣言を孫子の視点で見るとどうなるか?(10/04)
  5. 経営者は孤独?本当にそうでしょうか?(10/06)
  6. 地獄の釜茹で(かまゆで)の話で気づいたこと(10/07)
  7. 渡部昇一著『渡部昇一 一日一言』(致知出版社)(10/08)
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