
今日の日経のオピニオンに「日本企業覆う「シン・六重苦」」という論説が載っています。「シン・エヴァンゲリオン」や「シン・ゴジラ」を連想させる「シン」という言葉を使わないで欲しいですけど、それはさて置き。
ここでは自動車産業の六重苦が書かれていました。
具体的には、①サプライチェーン(供給網)、②エネルギーミックス、③脱炭素、④資源、⑤ESG(環境・社会・企業統治)、⑥貿易ルールの六つです。
①の「中国を除くサプライチェーンの構築」は大切なことですが、これら6つを政府が法律や規制によって推進することは間違っています。
法律や規制を作って企業を導いたら、マーケット志向ができないので、経営がおかしなものになってしまいます。
豊田自工会会長も、ガソリン車の禁止など既存技術の幅を狭めることに危機感を持ち、政府に対し不満をにじませているようです。
政府が産業や市場の具体的な将来像を描いてもうまくいきません。確かなことはなにもないのですから。
こうしたマーケットが絡むことは、民間企業に任せて、政府は「規制を緩和すること」や「安全保障に貢献すること」や「補助金を出すこと」など、民間の後方支援をするといいのです。
計画経済や統制経済は、すでにソ連で失敗しています。
マスコミや経済界は政府の在り方に苦言をもっと呈すべきでしょう。
中国コロナによって、政府が国民や企業を助ける構図が出来上がってしまっています。
しかし、それは有事の一時的な措置であって、未来をつくっていくのは政府ではなく、企業家なのです。

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