
ピーター・ドラッカーの『現代の経営 下』に、「人は自ら働くことを求める」という言葉があります。
ここでドラッカーが述べていたことを私が意訳するならば、「人は働きたがらないのではなく、挑戦的な仕事をして成長したいと思っている」ということなのです。
これはドラッカーの言葉ではなく、私の言葉ですが、「人は仕事を通じて自分を成長させることによって幸福を得ている」のだと思います。
仕事をすることはお金を得ることだけではなく、人間の幸福感に影響しているのです。
人が仕事をするのが嫌になるのは、職場の人間関係が嫌だったり、決められたルールが煩わしかったり、自分のリズムで仕事ができなかったりと、仕事自体ではないところでの不満が多いのではないでしょうか。
マネージャーは、部下に高い基準の仕事を求めた方がいいのですよ。
低い基準の仕事を部下にしてもらうことは決して部下の幸せにつながりません。
人が潰れるのは、「その人にできない仕事を与えて、結果を責めるから」なのです。
できない仕事ではなく、部下の強みをいかせる仕事を与えましょう。
そして、それは高い基準の仕事でいいのです。
誇りは、立派な仕事を成し遂げることによって生まれます。
私は「高い心境」になることを尊ぶ者ではあります。
しかし、「私は心清く生きました。でも、仕事では何も成し遂げることができませんでした。」では、やはりいけないのではないでしょうか。
「高い心境」や「心の美しさ」を、仕事の成果が出ていない言い訳にしてはいけないと私自身、戒めています。
成果の観点から、自分の仕事への取り組む姿勢と心境を見ることが大切です。

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