
前回及び前々回に引き続き、『自分を成長させる極意』(ダイヤモンド社)のダイアン・L・クーツという方の論考を参考に「レジリエンス」(精神的回復力、困難に負けない力)について述べてみます。今回が最終回です。
「レジリエンス」の高い人の三つ目の能力は、「手近にあるもので何とかしようとする」ことです。何であれ、手近にあるもので間に合わせる能力です。
クーツ氏は、強制収容所におけるレジリエンスの高い囚人は、紐やワイヤーも見つけては拾っていたと言っています。
例えば、凍えるような寒さの中では、その紐やワイヤーで靴が直せるかもしれないです。生死すらわけかねないのですね。
誰も気づかないような使い道を見つけて、手近なものを最大限に利用することですね。
このあたりは、随分前の映画ですけれども、「ランボー」を思い出す人も多いでしょうね。
ランボーは、警察から追いかけられて山の中へ逃げ込むのですが、警察で服を脱がされていたので、とても寒いのですよね。
だから、ランボーは落ちているワイヤーと、コメを入れるような袋を使って服の代わりにしていました。
ランボーは凄い兵士ですけど、彼のように手に入るもので、何とかしのいで生き抜いていくのが「レジリエンス」の高い人の三つ目の能力なのでしょう。
われわれは、戦闘をすることはないのですが、生き抜いていくイメージとしては、あのランボーのシーンが参考になるかと思います。
以上、「レジリエンス」の高い人の能力について述べてきました。
では、私たちはどうしていったらいいかというのが次の課題になります。でも、答えは簡単です。私たちも「レジリエンス」の高い人と同じような能力をもっていけばいいということになりますね。
そのためには、まず、「真正面から現実を受け止める」ようにすればいいのです。普段から、逃げない姿勢を持つようにすることですね。
次に、困難な状況の前向きな意味を見出すことです。
そして、最後に今自分の周りにあるもので、何とかしようとすることです。また「何とかなると思うことだ」と思います。
自分の周りにあるものって、意外に多いですよ。行政や公的機関の支援も、むちゃくちゃたくさんありますからね。自分が知っている範囲で「使えるものはない」と思いこまないことです。
使えるもの、支援を受けられるものは結構たくさんあります。こういったブログだって、無料で読むことはできますからね(笑)。
人生、何とかなります! がんばっていきましょう!

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