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事業を継続するかどうかの意思決定の方法論 その3

2020.03.17(20:42) 2355


※写真と本文は関係ありません。

昨日に続き、戦略的な意思決定の方法について述べたいと思います。複数の解決案から、最善の解決策を選択するためには、四つの基準があると、ドラッカーは『現代の経営』の中で書いています。

それは、

1.リスク
2.経済性
3.タイミング
4.人的な制約


の4つです。

1の「リスク」とは、解決策から得られるものと、実行したときのリスクの比較をすることです。

どんな行動にもリスクは発生します。リスクがないという選択はありません。大事なことは、得られるものとリスクとの比率を評価してください。

2の「経済性」は、混乱を最小に抑えつつ最大の成果を得られるものです。

3の「タイミング」は、緊急を要するものか、長期的な努力を必要とするものかといったような時間軸です。

今回の新型コロナウイルスによる不況においての意思決定は、緊急を要するものだと考えます。解決策を実行した場合に、どれくらいの時間がかかるものなのかを評価しないといけません。ようは、時間がかかり過ぎるような意思決定はできないということです。

4の「人的な制約」とは、解決策を実行するのは人ですから、その人たちの能力を見極め、解決策が能力以上であるならば、今よりも高い基準の仕事を求めなければなりませんし、あるいは、できる人を外から引っ張ってこないといけません。

ここで大事なことは、社内に解決策を実行できる人がいないと思っても、間違った意思決定をしてはいけないことです。「この案がベストだけど、うちの社員ではできないからやめよう」ではなく、正しい解決案から選択しなければなりません。

社内にいなければ、専門家の力を借りるか、中途採用によって不足する能力を補いましょう。

さて、戦略的な意思決定の最終段階は、意思決定の実行です。実行されないものは意思決定とはいいません。

ドラッカーは、「正しい意思決定は、好まれようが好まれないが受け入れられなければならない。」と言っています。

受け入れる人たちの受け入れやすさとは関係がありません。

では解決案の実行の動機付けをどうすればよいかということになります。

ドラッカーは、解決案の作成の段階で、実行に当たるべき人に案の作成に必ず参画させることを勧めています。

それによって、トップマネジメントが見落としている点に気づかせてくれることもありますし、実行者自身の意思決定にもなるのです。

以上、3回の連載でドラッカーの『現代の経営』を参考にし、経営における戦略的な意思決定の方法論について述べました。全てではなくても、一部でも何かの参考になればと願っております。


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2020年03月17日
  1. 事業を継続するかどうかの意思決定の方法論 その3(03/17)