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ドラッカーの「顧客を創造すること」の奥にある思い

2020.02.05(22:13) 2324

ドラッカーの名著である『現代の経営』(上田惇生訳、ダイヤモンド社)の中で最も有名な言葉は、「企業の目的として有効な定義はただ一つである。それは、顧客を創造することである」だと思います。

この言葉を読んだ人は、「利潤の最大化ではないのだ」と感心したのではないでしょうか。

ただ、私は、なぜドラッカーはこの考え方をしたのか、その背景を考えることが重要だと思っています。この部分に触れているものを私は読んだことがありません。

顧客を創造するということは、能動的です。前向きなのです。

受け身でも、環境適応でもありません。マネジメントは経済環境の主役であるという考えなのです。

ドラッカーは『現代の経営』の中で次のように語ります。

マネジメントには、新しい経済をつくる責任がある。その経済の中にあって、変化を計画し、その実現の先頭に立ち、担い手となる責任がある。(中略)
マネジメントは、単に経済の中に投げ出された一存在ではなく、経済を自らつくるものである。マネジメントは経済環境の主人公として、意識的かつ目的的な行動によってその環境を変えるかぎりにおいてのみ、真にマネジメントしているといえる。


また、ドラッカーは『現代の経営』の下巻で次のように述べています。

企業がイノベーションや成長に成功しなければ、社会が貧困化する。


皆さまが経営者であるならが、あなたの会社が成長しなければ、あなたの会社が存在している地域や日本が貧困化するのです!

経営者は、新しい経済をつくる責任があるのです!

こうしたことが、「顧客を創造すること」の奥にあるドラッカーの思いなのです。

「自分たちの会社が経済をつくるのだ、地域や日本を豊かにするのだ」ということを経営者が腑に落とせるかどうかが、凡庸な経営者になるのか、真にマネジメントしている経営者となるのかの違いになります。

どうか、新しい経済実現の先頭に立って、経営をしていっていただきたいと思います。

私にできることであれば相談にのります。


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2020年02月05日
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