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工場は中国から日本に帰ってくる

2020.02.02(20:18) 2322

新型コロナウイルスの危険性と経済危機に関し、何度かブログで取りあげてきました。

今後起きうることを別な視点で述べますと、中国へ進出している工場などは、ほとんど撤退していくのではないでしょうか。

日本企業の工場は、日本に戻ってくると思います。東南アジアの国にすぐに行ける企業ならいいですが、今回のような緊急事態では、日本に工場を戻すのが一番確実な方法だと考えれるからです。

中国製の製品は、急激に減ってくると思われます。

そして、日本に工場が帰ってきても、人手不足ですし、コストが高くなるので、メーカーは厳しい経営を迫られます。

ただ、需要も大きく落ち込みますから、マスクや空気清浄機やウィルス対応の製品以外は、供給が減っても量については何とかなるように思います。

しかし、需要が減る分、必要な企業が残り、そうでない企業が倒産するようになるでしょうね。


今、春節が終わり、中国へ出張する日本人がたくさんいるようですね。企業は社員を中国へ行かせたら行けません。症状が出ていない人からでも感染する病気だということが分かっているわけですから。今は武漢のある湖北省だけが危ないのでもありません。

無いことを祈りますが、万が一、新型コロナウイルスで亡くなる人が出たら、その企業は相当な批判を浴びるでしょうし、病気への対策について国や企業に世論は厳しい目を向けるでしょう。

中国に在留する日本人は12万人います。

後手に回ってはいけません。

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世界が闇に覆われようとしている時ほど、「わが社は世を照らす」という気概を持て!

2020.02.04(23:53) 2323

新型肺炎について、今後の中国では大変な事態が予測されます。

一つは、中国の周りの国が、中国からの難民を入れないように武力をもちいて防御しようとすることです。

新型肺炎が広がり、経済の悪化で、大規模な暴動が多発し、中国から脱出しようとする人もたくさん出てきます。そうなると国境を接している国は中国からの受け入れを拒否し、武器を使用すると思われます。

また、中国はいくつかの省に分裂すると思います。

北京の中央政府の言うがままでは自分たちを守れないと考えて、独立しようとする省が出てくるのではないでしょうか。

内戦が想定されます。

なんにせよ、疫病、暴動、内戦、経済危機によって、中国という国がガラガラと崩れていくことが次々に起こると思われます。

このブログで何度も述べていますが、中国から物を仕入れられない、物を売れないということになるでしょう。中国では日本製品を欲しがるでしょうが、超元安になり物を買えるような状態ではなくなると思います。

中国が崩れたら、北朝鮮と韓国も崩れるので、統一朝鮮が誕生するかもしれません(ただし、ロシアとアメリカによる分割統治も可能性があり)。

新型肺炎によって、とんでもないことが起こることが想定されます。


ところで、2月4日、打ち合わせの帰りに柏市の高島屋のカフェに寄りました。

そしたら、いつもは人でごった返しのお店なのですが、人がまばらでした。

店員さんに「今日はお客さんが少ないのですか?」と聞きますと、新型肺炎が話題になってから、お客様がさっぱり来なくなったとのことでした。

このお店は年配の女性に人気のお店ですが、メインの客層の方々が外出を控えているのだと思います。

お店の店員さんも新型肺炎の感染だけではなく、お客様が来店しなくなったことに対し不安そうでした。

こういう非常事態では、経営者の姿勢が大事です。

社員が不安にならないよう、経営者は自信をもって「大丈夫だ!」と社員に伝えてください。

経営者や管理者が不安な気持ちでいると社員にすぐに伝わります。

「わが社は大丈夫だよ!全然心配ないから」と社長が明るく社員を鼓舞してください。

そして、各店舗には、こういう時ほど、お金をかけずに売上を上げる方法がないかを考えてもらうのです。

お客様がいらっしゃったら、良い笑顔で挨拶をするだとか、お店をもっときれいに掃除をするだとか、社長自らが店舗をまわって社員を激励するだとか、勉強会を開くだとか、お金をかけずにできることを店舗毎に考えて実行することです。

暗い雰囲気、暇な雰囲気はお客様が来ません。明るい雰囲気、忙しい雰囲気は、お客様を呼びよせます。

世界が闇に覆われようとしている時ほど、わが社は明るく、世を照らすんだという気概を持ってください!

「ありがとう」、「大丈夫、大丈夫」という肯定的な言葉を出すようにしましょう。

「明るさと不動心」が、これからの時代を乗り越える鍵です。



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ドラッカーの「顧客を創造すること」の奥にある思い

2020.02.05(22:13) 2324

ドラッカーの名著である『現代の経営』(上田惇生訳、ダイヤモンド社)の中で最も有名な言葉は、「企業の目的として有効な定義はただ一つである。それは、顧客を創造することである」だと思います。

この言葉を読んだ人は、「利潤の最大化ではないのだ」と感心したのではないでしょうか。

ただ、私は、なぜドラッカーはこの考え方をしたのか、その背景を考えることが重要だと思っています。この部分に触れているものを私は読んだことがありません。

顧客を創造するということは、能動的です。前向きなのです。

受け身でも、環境適応でもありません。マネジメントは経済環境の主役であるという考えなのです。

ドラッカーは『現代の経営』の中で次のように語ります。

マネジメントには、新しい経済をつくる責任がある。その経済の中にあって、変化を計画し、その実現の先頭に立ち、担い手となる責任がある。(中略)
マネジメントは、単に経済の中に投げ出された一存在ではなく、経済を自らつくるものである。マネジメントは経済環境の主人公として、意識的かつ目的的な行動によってその環境を変えるかぎりにおいてのみ、真にマネジメントしているといえる。


また、ドラッカーは『現代の経営』の下巻で次のように述べています。

企業がイノベーションや成長に成功しなければ、社会が貧困化する。


皆さまが経営者であるならが、あなたの会社が成長しなければ、あなたの会社が存在している地域や日本が貧困化するのです!

経営者は、新しい経済をつくる責任があるのです!

こうしたことが、「顧客を創造すること」の奥にあるドラッカーの思いなのです。

「自分たちの会社が経済をつくるのだ、地域や日本を豊かにするのだ」ということを経営者が腑に落とせるかどうかが、凡庸な経営者になるのか、真にマネジメントしている経営者となるのかの違いになります。

どうか、新しい経済実現の先頭に立って、経営をしていっていただきたいと思います。

私にできることであれば相談にのります。


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経営者と社員の気持ちが通じ合う時

2020.02.06(23:01) 2325

新型肺炎によって、観光業や百貨店、飲食店の売上が落ちているようです。

経営者の皆さんは先行きが見えなくて、不安な気持ちでしょう。

これから起きそうなことは今までのブログで散々書いてきましたので今日は書きませんが、銀行から借り入れができる会社は借りられるだけのお金を借りておいてください。


大きな不況がやってくると、経営者は暗い発想をし、悪い方に悪い方に考えがちです。

新型肺炎による不況を甘く見てはいけませんが、そんな闇に経営者は負けてはいけません。

あなたはリーダーなのです!

一つの企業を預かるリーダーなのです。指導者なのですよ。

小さなウィルスなんかに負けてはいけません!


今は、自分たちの会社を見つめられるチャンスなんです。自分の経営を振り返るチャンスなんです。


今まで何か間違った経営をしていなかったのか。

放漫で、いい加減な経営をしていなかったのか。

自分たちだけが良ければいいといった経営をしていなかったのか。



仕事が暇になったのなら、一度振り返って考えてみてください。

天に恥じるような経営をしていなかったのかどうかを。


もし、経営の中に闇に通じるようなところがあるのなら、反省をして心を改めることです。

過ちを詫びて、今までのマイナスの考え方を改めてください。

傷つけた人がいるのなら、心の中でもいいので、「ごめんなさい」と詫びてください。

そして、もう一度社員と力を合わせて、やり直すのです。

社員を信頼してください。

社員と気持ちが通じ合って、力を合わせられれば、この窮地を乗り越えることができます!

経営者と社員の気持ちが通じ合う時は、会社に光があるのと一緒なんですよ。

闇は光に決して勝てないのですよ!

頑張れ!社長!


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心が着けている鎧を脱げ!

2020.02.07(22:38) 2326

経営をしていると、色々とうまくいかないことがあるでしょう。

いや、色々というより、ほとんどのことがうまく行かないのではないでしょうか。


受注できると思っていた取引先の案件が失注する。

期待してた社員が辞めていく。

家族のように接していた社員に裏切られる。


経営者の皆様は、誰にも相談できない夜を過ごすことがあるのではないでしょうか。


本当は涙が出るくらい苦しいのに、何も感じないようになってはいませんか?

まるで心が鉄の鎧(よろい)を着ているように、心がカチコチになっていませんか?


みなさん、その固い鎧の正体が分かりますか?

それは正義の鎧なんかではないですよ!

そんな良いものではありません。


それは、見栄(みえ)なんです。

その鎧は、見栄なんですよ。


「先代よりは、立派な経営者だと思われたい。

金持ちになって、成功者だと思われたい。異性にもてたい。

規模の大きな会社のトップになりたい。

誰からも「社長、社長」と慕われたい。」


そんな、くだらない見栄なんですよ、鎧というのは。

いや、誰だって、そうした欲はあります。私にだって当然、欲はあります。

しかし、この見栄、「人より上に見られたい」というものの”本当の正体”を知っていますか?

それは、劣等感なんです。

他人や親と比べて自分が劣っていると思う心が、見栄っ張りになって現れているんです。

今日でなくてもいいです、どうかその鎧をいつか叩き壊してください!

そして、心に着いた鎧を脱ぎ捨ててください!

自分で鎧を壊せない人は、私に連絡してください。

私があなたの鎧を壊してあげます。



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無駄なことのほとんどは、社長が言い出したこと

2020.02.08(23:53) 2327




中国発の大不況がありそうですが、こうした危機を逆手に取りましょう!会社を健全な体質にする機会にするんです。

そのために、無駄なことを全て辞めていきましょう。

はっきりと言いますが、無駄なことのほとんどは、社長が過去に言い出したことを、惰性で続けているものです。

例えば、「こういう報告を出せ」、「こういう報告書のフォーマットで毎週報告しろ!」という感じで、過去のある時に社長が言い出して、それが何かしらんけどずっと続いているようなことがよくあるんですよ。

たぶん、社長は、その報告が今必要なのかどうか分かっていません。

無くそうとすると、頑なに「この報告書を無くすと、判断ができなくなる。」とか言うと思います。

でも、無くなってこまるような報告なんて、ほとんどないんですわ(笑)。

経営コンサルタントの一倉定さんは、営業報告書で必要なことは二種類だと言われていました。

1つは、「お客様に言われたこと」(不平、不満、クレームなど)

もう一つは、「競合他社の情報」の二点でした。それ以外の報告はいらないと言われていました。

社員は報告書を作るのに相当時間を取られているはずです。本来は成果を上げるための時間が、社内的な報告に時間が取られているんです。

おまけに、報告書は、社長や上司への「言い訳書式」(笑)になっているものなんです。

この報告のムダについては、社長自身や上司の視点では分からないので、報告をさせている部下に聞いてみたらいいんです。

「無駄な報告は一切やめるから、無駄だと思う報告を言ってくれ」と言ってですね、実際にその報告を辞めてみるんですよ。

それで不都合があったら、また報告させればいいんです。

不都合がなければ、そのまま辞めてしまえばおしまいです。


社長!

人間、何もかも分からないんです。


自分ではベストを尽くしているつもりでも、社員の足を引っ張っていることなんて、山ほどあるんですわ。

それは皆そうなんですよ。

ある時点での判断は、時が経つと意味が変わってくるんです。人が変わると意味が変わってくるんです。

その上、社長は忙しすぎて、仕事を客観的に振り返る余裕がないんですよ。

「そこまで俺に求めるのか!」というようなもんです。


でも、社長、

不況期は内向きになるので、会社と自分を振り返られるチャンスなんですよ。

人生も会社も継続していきます。

まだまだ続きます。

朝の来ない夜はありませんよ。


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中国を当てにしたビジネスは、ほとんどがダメになるだろう

2020.02.11(19:41) 2328



新型コロナウイルスに関して、テレビはクルーズ船のことをしきりに報道していますね。

でも、バスの運転手やガイドさんが感染していたので、表に出ていないだけで、実際には感染した人がかなり日本にいらっしゃると思います。

ただ、自然治癒力がある方が罹っていて、治っておられるでしょうね。

致死率が低いのが救いです。しかし、油断してはいけません。

クルーズ船がやたら注目されていますが、日本国内での感染に目を向けた方がいいですね。


ところで、中国の状況を見ていますと、オセロゲームで例えると、一気に形勢が逆転していくような感じです。

中国が黒だとしたら、世界を黒で覆いかけていたところに、トランプ大統領が白でひっくり返して、その流れから、ドンドン白に代わっていって、今回の新型コロナウイルスで更に白に代わっている状況かと思います。

これから中国がらみで当てにしていたものは、全て逆になっていくと思ったほうがいいでしょう。

中国で物を作れなくなる、中国にモノが売れなくなる、中国から食べ物が輸入できなくなる、中国人観光客のインバウンドはなくなるといったように、今まで中国、中国人を当てにしていたビジネスは、全部ひっくり返ると考えて丁度良いと思います。

それぐらい厳しい見通しで考えて、何とか乗り切っていけるのではないでしょうか。

日本は新型コロナウイルスでマスクを送り中国に支援をしていますけど、中国は2月9日にH-6爆撃機を宮古海峡に飛ばしています。

そういう国です。

私は2011年に中国からは撤退するように書いていました。

チャイナリスクと言いますが、リスクの高い国を当てにしていたんですよね。

中国に関しては、経営の中で「負う必要のないリスク」だと思います。

つまり、「顧客として考えない、仕入先として使わない、工場として使わない」ということです。

中国を当てにしたビジネスは、ほとんどがダメになるでしょうから、できるだけ早く別の道を見つけてください。



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2020年02月
  1. 工場は中国から日本に帰ってくる(02/02)
  2. 世界が闇に覆われようとしている時ほど、「わが社は世を照らす」という気概を持て!(02/04)
  3. ドラッカーの「顧客を創造すること」の奥にある思い(02/05)
  4. 経営者と社員の気持ちが通じ合う時(02/06)
  5. 心が着けている鎧を脱げ!(02/07)
  6. 無駄なことのほとんどは、社長が言い出したこと(02/08)
  7. 中国を当てにしたビジネスは、ほとんどがダメになるだろう(02/11)
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