
起業をしようと思っている若い方は、ぜひとも「芯の強い」人物であってほしいと思います。
私がここで言っている「芯の強さ」とは、我が強いのではなく、モラル・バックボーン(道徳的支柱)をしっかりと持っていることです。
3月1日の日経新聞の「大機小機」に次のような文がありました。
天皇陛下の皇太子時代の家庭教師だった小泉信三氏は、将来の君主としての皇太子に対し次のように説いたと言います。
「『人格とその識見』が自ずから国の政治に影響し、それを身に着けるための『勉強と修養』が日本の将来の国運を左右すると考えるように」
「人格とその識見」を小泉信三氏は、モラル・バックボーン(道徳的支柱)と表現していました。
( 識見: しきけん。物事に正しい判断を下す力)
小泉信三氏の言葉は、若い起業家のみなさんも自分たちへの言葉だと受け取ってほしいです。
経営者の「人格とその識見」が経営に現れます。
だから、それを身に着けるために「勉強と修養」が必要になり、そのことが将来の日本を左右するのです。
「自分の会社なんて、一企業だ」だと思わずに、経営者の「人格と識見」が市場を創り、人々を導いていくことを忘れないでいただきたいのです。

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世界を変える若き企業家たちへ

すでに起こった出来事が、未来を創っていきます。
経営において大切なことは、すでに起こった未来を探すことです。そこに未来のヒントがあります。
ドラッカーは、「すでに起こった未来は、体系的に見つけ出せる」と言って、6つの領域を説明しています。
第一が人口構造です。
そして、第二が知識の領域であり、第三が他の産業、他の国、他の市場であり、第四が産業構造、第五が企業の内部であるとしています。
ここで詳細な説明は長くなりますので、やりません。
私はすでに起こった未来を探る方法として、「制約されていること」を見るというのをあげています。
制約は、「自由な行動を妨げられていること、制限されて不便を感じていること」と思ってください。
こうしたものは、必ず便利な方向、自由な方向へ変わっていきます。
例えば、インターネット・バンキングです。
会社でWEBを使った振込みをしている人はよくご存知のことですが、土日休日は振込ができません。金融機関の休業日として、機械の操作はできてもお金の移動はできないのです。
例えば、月末支払をネット・バンキングでするとして、月末が土日であった場合、月末から3日前の金曜日に振込み処理を全部終えなければなりません。
これは不便です。
また、会社によっては月末が土日であった場合は、翌月の平日に振込みをするというところも結構あります。
インターネットが発展し、便利になっても、ネット・バンキングが土日休みとなっていますから、大きな制限を受けていますね。
現在は金融業の規制が厳しいのでしょうが、将来は土日祝日に関係なく、資金移動ができるようになると思います。
そしてそうした便利なサービスは、本来金融をやっていた企業ではないところから発生する可能性が高いです。
そうなると、店舗を持ち、たくさんの人を雇っている銀行は、更に合併してリストラが進んでいくのではないでしょうか。
話を戻しますが、すでに起こった未来を探る方法は、制限を受けているところを見て、それが自由になる、便利になるのではないかと考えてみてください。そして、そうなったときに、自社にどういったインパクトがあるかを予測してみてください。

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昨日のブログにて、すでに起こった未来を探る方法は、制限を受けているものに注目することを書き、ネットバンキングの不便な点を書きました。
今後大きな変化を起こすものの一つは、ブロックチェーンですね。
ブロックチェーンは、ビットコインの中核となる技術のことです。ブロックチェーンの説明は割愛しますが、ブロックチェーンによって銀行を通さず、かつドルを使わずに海外送金ができるようになるので、ドルの地位を脅かしかねない存在です。
それゆえ、中国がドルの支配を終わらせるためにブロックチェーンを利用しようとしているようですね。
その中国の覇権戦略は置いておいても、ブロックチェーンが広がれば、金融機関のポジションが大きく変わっていくでしょう。
それから、キャッシュレスですね。
外国人はキャッシュを持たない人が多いようで、日本に観光に来る外国人は不便を感じているようです。日本のお店ではまだまだキャッシュレスについて対応できていないところが多いので、ここも広がっていくでしょう。
キャッシュレスはこれからが本番なので、そのあおりを受けて銀行のATMは変化していかざるをえなくなるでしょうね。
特に地銀は人口減少、キャッシュレスで厳しい時代を迎えることになると思われます。

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このブログでは、若き起業家に「社会を変えてほしい」とメッセージを書いています。
起業家の方は元々、「貧困をなくす」だとか、「誰にでもチャンスのある社会を!」だとか、「弱者を救済する」だとか、「地方を活気づかせる」とか、いろいろと社会貢献を考えておられるでしょう。
ここで大切なことは、社会の発展や生活の向上、人々の幸せを考えることと同時に、やろうとしているビジネスが、ビジネスとして成り立つかを考えていただきたいのですね。
会社を起すということは、ボランティアではありません。
利益を出して、企業を継続させなければいけないのです。
それゆえ、社会貢献したい気持ちと同時に、マーケット思考が求められます。
お金を払ってくれるビジネスをしなければいけないのです。
どれだけ尊い仕事でも、誰もお金を払ってくれないのであれば、続けることはできません。
起業するときには、そのビジネスに需要があるか、お金を払ってくれる人が一定以上いることが条件になります。
若い時には素晴らしい理想を描けます。それは大事なことです。ただ、マーケット思考がないと、ビジネスは失敗します。

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世界を変える若き企業家たちへ

最近読んだ本に『愛でメシが食えるかって?愛でこそ食えるんだよ』(金城幸政著、廣済堂出版)というのがあります。
とても良い内容の本でした。
その中でスティーブ・ジョブズが亡くなる前に遺した言葉が書かれています。亡くなる前だということがポイントです。少し引用しますね。
ーーー 引用
私(スティーブ・ジョブズ)は、ビジネスの世界で成功の頂点に君臨した。他の人の目には、私の人生は成功の典型的な縮図に見えるだろう。しかし、仕事を除くと、喜びが少ない人生だった。人生の終わりには、富など私が積み上げてきた人生の単なる事実でしかない。
(中略)
私が勝ちえた富は、私が死ぬときに一緒に持っていけるものではない。私が持っていけるものは、愛情にあふれた思い出だけだ。これこそが本当の豊かさであり、あなたとずっと一緒にいてくれるもの、あなたに力を与えてくれるもの、あなたの道を照らしてくれるものだ。
(中略)
あなたの人生がどんなステージにあったとしても、誰もがいつか、人生の幕を閉じる日がやってくる。あなたの家族のために愛情を大切にしてください。あなたのパートナーのために、あなたの友人のために。
そして、自分を丁寧に扱ってあげてください。ほかの人を大切にしてください。
ーーー 引用終わり
私はこのブログで、世界を変える若き起業家の人たちへメッセージを書いています。その私が、こうしたスティーブ・ジョブズの言葉を紹介するのはおかしいと思われるかもしれません。
仕事は大切です。起業して社会の問題を解決していくことは尊いことです。お金を稼ぐこともいいでしょう。
しかし、自分が亡くなるときには、一緒に持っていけるものは、心の中に残り続ける思い出だけなのです。
それは、家族や恋人や友人との思い出です。可愛がったペットとの思い出という人もいるでしょう。
それと、思い出には、あなたの生き様もあります。あなたが学んできたこと、経験してきたことの全てです。
そして、あなたが亡くなった後に、あなたの与えた愛が世界に光を残すのです。

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昨日のブログで『愛でメシが食えるかって?愛でこそ食えるんだよ』(金城幸政著、廣済堂出版)に触れましたが、続いて読んだ本が田坂広志さんの『なぜ、優秀な人ほど成長が止まるのか』(ダイヤモンド社)です。
若い方は、この本をぜひとも読むことをお薦めします。ビジネスを成功させる本というよりは、人生を拓く方法が体系的に書かれている名著です。
ところで、不思議なことに、この本でもスティーブ・ジョブズのことに触れてありました。
スタンフォード大学でのスティーブ・ジョブズのスピーチの引用です。
「もし、今日が、人生最後の日であるならば、この仕事をやりたいと思うか」と、自分に問いながら生きてきました。
私はたまたま連続して読んだ本にスティーブ・ジョブズのことに触れたものがあったので、これは何か意味があるのではないかと思いました。
そして、出した答えは、死生観でした。
その死生観とは、「明日人生が終わることを覚悟して、今日一日を生きる」という考え方だと私は考えています。
言葉を代えれば、たった一度の人生を悔いなく生ききることです(私は、人間は輪廻転生していると信じています。しかし、今回の古賀光昭という個性は一度きりです)。
人間は、ついつい自分を守ろうとします。つまり、生存し続けようと発想します。
でも、生存とは真逆の「死を見つめる」ことによって、かえって自分の生き筋が見えたり、才能が発揮されたりすることもあるのですね。
天と両親からいただいたこの命を正しく使っていこうと思いました。
奇しくも今日はお彼岸の中日です。ご先祖様に思いを向けて感謝するときでした。
ご先祖様、父、義父、ありがとうございます。

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昨日は、日本中に衝撃が走りました。シアトルマリナーズのイチロー選手が現役引退を発表したからです。
平成が終わる年に、平成の時代を駆け抜けた世界的な野球選手が引退するのは、何か時代の変わり目を感じます。
イチロー選手の試合後の記者会見は1時間半ほどありました。私はその中で印象的だったことが、二つあります。
一つは、昨年5月以降に選手として出場することが無くなっても、いつもどおりのルーティーンをこなし、他の選手と同じように準備し続けたことを誇りに思うと言っていたことです。
普通の選手なら出られないわけですから、モチベーションは上がらないし、きちんとした準備もできないでしょう。イチロー選手の実績なら、そうした扱いはプライド的にもしんどかったのだと思います。
でも、いつも通り、練習して準備しつづけていたことは、すごいことです。あの努力し続ける姿勢は、誰もが見習えばいいものですよね。
もう一つは、「できると思うから挑戦するのではなく、やりたいと思えば挑戦すればいい」と言っていたことですね。
これをしたら成功しそうだから、やってみようかと思い、それができないと思うからいかないという判断基準だと後悔を生むだろうということを言っていました。
メジャーリーグを例に出さなくても、それぞれの人の立場でこうしたシチュエーションはあります。成功するかどうか分からないけれども、今の安定した地位を捨てて挑戦すべきか迷うことはあるでしょう。
そういうときのイチロー選手からのアドバイスは、「やりたいと思えば挑戦すればいい」なんでしょうね。
成功しそうなことをやってみて、仮に成功して他の人から賞賛されても、その成功によって本人が幸せになるかどうかは分かりません。
人生に後悔をしないことは、大事なんだなと改めて思いました。
イチロー選手、お疲れ様でした!ありがとうございました!

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