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1人当たりのGDP

2017.09.02(23:00) 1864

夏休みが終わり、学生は学校に行き出しているようです。

夏に様々なところへ旅行に行かれた方も多いでしょう。

さて、一般に「レジャー」と言われる「余暇」、「自由時間」を利用した娯楽、旅行、遊びなどですが、これらは貴族や富豪の占有でした。

みなさん、レジャーを一般市民を持つようになったのは、いつからだと思われますか?

ドラッカーによると、1914年以降だそうです。

ほんの100年前にはレジャー(余暇、自由時間)を持てたのは、貴族と富豪だけだったんですね。

生産性の向上によって、一般の人たちの可処分所得と購買力の大幅な増加がもたらされました。そして、教育と医療も向上したのです。

言葉を代えると、生産性が向上して、労働時間が短くなり、給料が上がり、豊かになっていったということですね。

ところで、日本はGDPでは世界第3位です。

でも、豊かさを実感している人は、少ないと思うのですね。私もそうです(笑)。

では、一人当たりのGDPは世界の中でどれくらいか、ご存知でしょうか?

IMFの2015年の資料によると、日本はなんと、世界27位です!

アメリカは、日本の1.5倍豊かです。日本より儲かってそうに見えない(笑)イギリス、フランスは、1.25倍豊かです。オーストラリアなんて、日本の倍近く豊かです。私が10年前くらいに行ったヨーロッパの国、ドイツ、オランダ、フィンランド、ノルウェーは、日本より豊かです。確かに行ってみた実感として、ビジネスマンの人はゆとりがあるように見えました。

日本より下の順位は、ロシアやポーランド、韓国、中国です。これらの国も10年前に行ってみて、「そうだろうな。」という実感があります。IMFのデータは、合っているのでしょう(笑)。

日本は、人口の多さで、ドイツ、フランス、イギリスよりGDPが大きく、世界3位のわけで、国民一人当たりは、27位でしかないということです。

日本人は、豊かになるためにGDPを増やす=生産性を上げていかなければなりません。

そのためには、社会人がもっと勉強して、新しい知識を学ぶ必要があります。

特にマネジメントは、「何となく知っている」人が多いでしょうから、しっかり学べば成果がかなり上がるはずです!

ぜひ、ドラッカーの著書を1冊だけではなく、何冊も学ぶことをお薦めします。

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北朝鮮の核実験と電磁パルス爆弾

2017.09.04(17:09) 1865

また、Mr.Children(ミスチル)の『マシンガンをぶっ放せ』を唄わなければならなくなりました。

あのニュースキャスターが人類を代弁して喋る
「また核実験をするなんて 一体どういうつもり?」


ミスチルが『マシンガンをぶっ放せ』を唄っていた頃の、”あのニュースキャスター”も今は出ていませんし、核実験の規模は当時とは全く違ってきました。

北朝鮮の核実験は水爆だと言われていますけど、それが事実かどうかはともかく、電磁パルス爆弾(EMP)を撃つことができるという北朝鮮の発表は、日本やアメリカにとって大変な脅威です。

電磁パルス爆弾は、高高度で核を爆発させることによって強力な電磁パルスを発生させるものです。これによって、地上の半径数百キロ~数千キロメートルに存在する送電線や電子機器を破壊します。

コンピュータネットワークも破壊されますし、電気が止まるので、社会インフラが破壊され、甚大な被害が予想されています。

アメリカの場合では、1年後に9割の人間が亡くなると言われています。

電磁パルス爆弾を撃たれでもしたらアメリカも日本も大変なことになるので、もう選択肢は総攻撃をするしかないでしょう。拉致被害者の方が攻撃に巻き込まれないことを祈るしかありません。

参議院議員の青山繁晴さんも、「年内には少なくともアメリカの攻撃はないと言ってましたが、もういつ起きてもおかしくありません。」とおっしゃっています。

個人としての備えは当然必要ですが、企業は今のうちに長期借入金を借りれるだけ借りておきましょう。とにかく現金をたくさん持っておくことです。

また、利益をうまない不採算事業や資産があれば、撤退あるいは売却しておくことです。

今のうちに会社の財務を見直して、スリムで筋肉質の企業にしておきましょう。

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お客さんに楽しんでもらう試みが裏目に出ることもある

2017.09.05(23:55) 1866

今から14、15年前、私がまだサラリーマンだったころ、知人がお惣菜屋さんを始めました。

当時は、お惣菜屋さんは珍しく、コンビニの総菜もそれほど充実していませんでした。

知人は、飲食関係のコンサルタントに、「これからは総菜が流行るので始めたら良い。」とアドバイスを受けて、設備を購入し、独立をしました。

目の付け所は悪くなかったと思います。

ただし、短期間で店をたたんでしまいました。

知人のお惣菜屋さんは、私の家から近いわけではなかったですし、車を停めるスペースのない場所にありましたから、一度だけしか行くことはありませんでした。

そのお惣菜屋さんでは、10種類ほどある「お惣菜」を、お客が自分で取って、レジに出し、重さで料金が決まるという仕組みでした。

残念だったのは、お客が取る仕組みだったので、お惣菜をいろいろな人がいじって、見た目が綺麗ではなかったのです。

イメージが近いのは、立食パーティーで、いろいろな人が食べ物を取ったあとの料理でしょうか。あの様子を思い出していただくと、理解していただけると思います。

だから、おいしそうに見えなかったのです。

デパートですと、店員さんが取りますよね。だから、見た目がお客さんから見て、綺麗なんです。

見た目が悪くならないように取っているのでしょうね。

でも、客がお惣菜を取ると、選びまくるので、お惣菜がぐちゃぐちゃになってしまうのです。

お客さんに選ばせるというサービスを入れることによって、それがかえってマイナスに作用したのかなと思います。

お客さんに楽しんでもらうという試みが裏目に出て、お客さんを手放してしまうことがあるんだという教訓ですね。

お客さんから見える店舗、商品というものを知ることが必要なのですね。

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祝!鳥谷敬選手2,000本安打達成!!

2017.09.08(22:36) 1867

今日、9月8日に阪神タイガースの鳥谷敬選手が2,000本安打を達成しました!

鳥谷敬選手、おめでとうございます!

甲子園で過去に2,000本を達成したのは、王貞治さんと、若松勉さんの二人だけということですが、二人とも背番号1番です!全員が背番号1なんですね!

凄くめでたい日なのですが、私は何か気が晴れていません。たぶん、太陽フレアのせいだと思います(笑)。

それは、冗談ですが、先の広島戦の3連敗が尾を引いているのでしょう(笑)。

特に初戦のドリスのサヨナラホームラン負けは、痛かったですね。

むか~しの後楽園のジャイアンツ戦、江本が好投したけど、最後に末次のサヨナラ満塁ホームランを打たれた試合がありました。その試合並みのショックでしたわ(笑)。

金本知憲監督は、よくやっていると思います。力を出しつつある若手もいますし、それほどの戦力でもないチームを現時点で2位につけているのですから。

ただし、投手交代には、疑問があります。ま、矢野コーチや香田コーチが担当しているのでしょうが、2戦目の岩田投手を代える必要はなかった!あそこは、いかすべきでした。

まぁ、今シーズンは、交流戦が終わった時点で、広島カープの優勝は決まっていたんですけどね。しかし、阪神タイガースが8月に好成績を残したので、「あわよくば」(笑)という期待をしてしまったのが間違いでした(笑)。

ここまで来たら、2位を死守して、選手のコンディションを優先してほしいですね!

先発ピッチャーをできるだけ長いイニングを投げさせて、負ける試合はきちんと負けて、中継ぎを使わないようにしてもらいたいです。また、高山選手や原口選手など、調子をずっと落としている選手は調子を戻してもらって、1軍に加わってほしいと思います。


今日は、Jポップの低迷について書く予定だったのですが、太陽フレアのせいで(笑)、阪神タイガースの話題にしました。

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J-POP空白の15年

2017.09.09(23:54) 1868

9月8日の日経MJに「J-POPが低迷している」という記事が載っていました。

その記事によると、J-POPでは、15年間、超大物新人も超ミリオンセラーも出ていない「空白の15年」なのだそうです。

その文を書いた人の意見を大まかに紹介しますと、音楽業界というのはレコード会社の制作の人材が肝なんだそうです。ところが、その人材の採用が画一化しているらしく、音楽オタクばかりを採用して、発想がみな同じなんだそうです。

それゆえ、面白い新人を発掘できないし、育てられないようなことを書いていました。

まぁ、そういうのもあるんでしょうけど、コンピュータとインターネットが発達してプロとアマチュアの境界が曖昧になってきているような気が私はするのです。

以前はプロのミュージシャンとユーザーは隔絶した存在だったと思うのですが、今はどんなユーザーもYouTubeなどを使って自分の曲や歌を発信することができます。

また、カラオケが当たり前のようにあるので、素人でも歌が上手い人が多いです。

そして、価値観が多様化しているので、特定の人が大ヒットするのではなく、いろいろな人にファンがいて、それぞれに楽しんでいるような気がします。

漫画でも、コミケ(コミックマーケット)では、たった3日間で60万人近い人が東京ビッグサイトに行くそうですね。中にはプロの漫画家の人もいるそうですが、そうではない人の方がほとんどみたいですよね。

すごいことですよね。甲子園球場だと、満員で15試合分ですもんね(笑)。

評論でも、小説でも、思想でも同じで、何も本を出さなくても、いくらでも自分の考えや思いを発信できる時代ですよね。

それに本はすぐに絶版になりますが、ネットにアップしているものは、ネット上に存在している限り検索される可能性があります。それも世界中の人が見ることが可能です。すごいことなんですよね!

(そういえば、Googleで「市場戦略」と検索すると、私のHPが1番目か2番目に出てきます。20,500,000件のうちですけどね。エッヘン 少し自慢です(笑)。それは冗談ですが、要するに一般人でもネットではそういうことがあるということなんですよ。)

だから、純粋に自分の考えを遺すことを志すのなら、商業出版よりもネット上に無料で読めるものを書いておくことなんですよ。

話が横道にそれましたが、大ヒットが出にくい時代ですけど、多くの人にチャンスが広がっていると考えるといいのではないでしょうか。

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掛布雅之2軍監督の退任とマグレガーのXY理論

2017.09.11(13:05) 1869

阪神タイガースの掛布雅之2軍監督が、今期限りで退団となりました(涙)。本当に残念ですが、掛布雅之監督には心から感謝申し上げます。

掛布雅之監督!ありがとうございました!

退団の理由の確かなところは、球団や本人しか分からないところですが、おそらく金本知憲監督と掛布雅之2軍監督との指導方法の違いがあったからだと思います。


金本知憲監督は、ドラフトで高山を指名するときにスカウトに対して「大きいのが打てるか?」と質問し、「打てる」と聞いたので指名したと言ってました。つまり、高山俊は、ホームランを打てるバッターだから指名するし、ホームランバッターに育てるという意思を金本知憲監督は持っていたのでしょう。

それに対し、掛布雅之2軍監督は、高山俊が入ってきたときに、「ヒットの延長がホームランというバッターではないかな。」ということを発言していました。

「あれ、見方が違うなぁ」と私は思っていました。

金本知憲監督は、筋トレと猛練習によって眠っている能力を開花させようと考えるタイプです。そして、指導は上が管理し、強制しなければならないという考え方を持っているようです。

掛布雅之2軍監督は、選手の「顕在している強みを」伸ばすタイプで、練習も強制させるものではなく、自主性を重んじる考え方だったようです。


金本知憲監督と掛布雅之2軍監督の違いは、アメリカ経営学者ダグラス・マグレガーの「XY理論」で見るとよく分かります。

金本知憲監督は、命令や強制で管理し、目標が達成できなければ処罰する「X理論」ですね(金本知憲監督は、これに情を加えていますが)。

掛布雅之2軍監督は、理想的な目標を与え、責任を持たせて本人の自主性に任せる「Y理論」です。


経営コンサルティングで言えば、金本知憲監督が「一倉定さんの環境整備」で、掛布雅之2軍監督が「ドラッカーの目標管理」に近いと思います。

「XY理論」で見ると、「Y理論」が理想的で、管理強制する「X理論」が古い体育会系の組織のようにも見えますけど、目標が明確になっていない人(何をやったらいいか分からない人)や、責任感が伴っていない人には「X理論」は有効です。

選手の性格にもよりますが、初期の段階ではX理論によって指導して、目標と責任感を持てるようになってからY理論に移行するのがいいのではないでしょうか。


育成の仕方が違うといって、金本知憲監督が大先輩の掛布雅之2軍監督に”とやかく言う”のも難しかったのかなと思います。

金本知憲監督の長期政権を見据えて、金本監督が気軽になんでも言える2軍監督に替えて、1軍と2軍で一貫した指導育成体制にしたいのでしょうね。

掛布雅之2軍監督がいなくなるのは、本当に寂しいです。

されど、金本知憲監督が納得のいく方法で、阪神タイガースを強くしてほしいと思います!

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労働者の6割が仕事で強いストレス。その解決方法は?

2017.09.12(13:45) 1870

9月8日金曜日の日経新聞に、厚労省の調査で、「労働者の6割が仕事で強いストレスを抱えている」という記事がありました。

仕事で強いストレスが6割

ストレスの原因を聞くと、54%が「仕事の質、量」、39%が「仕事の失敗、責任の発生」となっていました。

厚労省は小規模企業を中心にメンタルヘルスに取り組んでいくようですが、原因が「仕事の質と量」なので、メンタルヘルス対策だけでは解決しない問題ですよね。

なぜなら、カウンセリングを受けて、気持ちが少し楽になったとしても、仕事の質も量も変わらないからです。

今は人手不足ですから、トップマネジメントが行わなければならないことは、「我々の事業は何をすべきか」を明確にし、やる必要のない仕事を1日も早くやめることです。

「やる必要のない仕事なんかやっている会社はあるのか?」と思われるかもしれません。

しかし、「今までずっとやっているから。」とか、「今さらやめられないから。」とか、惰性でやっている仕事や作業はきっとあります。

人の確保が難しい企業は、顧客を見直した方がよいでしょう。

支払サイトがやたらと長い得意先や、利益率が悪い得意先は一度検証して、場合によってはお断りする判断も必要です。


「仕事の質」に関しては、部下をサポートできる上司がいないことを表しているのでしょう。

例えば、「上司が突然退職した」とか、「突然病気になって休んでしまった」とか、「上司自身が忙しくて部下をフォローする余裕がない」とかです。

これも上記の撤退戦略を使って仕事の量を減らせば、カバーできる部分はあります。ただし、仕事の量が減っても、知識がない仕事はできませんから、分かる人が体系的に教えてあげる必要があります。

「この仕事をするために必要な知識は、これとこれ」、みたいに分かる人が時間を作って教えてあげなければなりません。

もし誰も分かる人がいないというケースでしたら、その仕事からは撤退するべきでしょうね。


ストレスの対策といっても心の面だけではなく、現実の仕事を見直すことがないと問題解決にはならないと思いましたので、いくつかポイントを書いてみました。参考になれば幸いです。

世界を変える若き企業家たちへ



2017年09月
  1. 1人当たりのGDP(09/02)
  2. 北朝鮮の核実験と電磁パルス爆弾(09/04)
  3. お客さんに楽しんでもらう試みが裏目に出ることもある(09/05)
  4. 祝!鳥谷敬選手2,000本安打達成!!(09/08)
  5. J-POP空白の15年(09/09)
  6. 掛布雅之2軍監督の退任とマグレガーのXY理論(09/11)
  7. 労働者の6割が仕事で強いストレス。その解決方法は?(09/12)
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