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中村天風先生著『幸福なる人生』

2016.10.01(18:59) 1630

今日は本の紹介をします。中村天風先生の『幸福なる人生』という本です。

私は中村天風先生をほとんど存じておりませんでした。上智大学の先生だった渡部昇一名誉教授が中村天風先生の天風哲学を紹介した本を読んだくらいで、ほとんど知識がなかったと言っていいでしょう。

ある会社様が天風先生の哲学を経営の軸にされていたので、読んでみることにしました。

2冊読みましたが、今日はそのうちの一冊を紹介します。



この『幸福なる人生』は、天風先生の「心身統一法」の講演録から成り立っているのですが、私が一番の勘所だと思うのは、「心を積極にすること」です。

何があっても、何がおこっても、決して精神を消極にせずに、積極にしておくことが大切なんですよね。

それから、取越苦労を絶対にしないこととおっしゃってます。

また、言葉も消極的な言葉を使わないということを強調されています。

思いも積極的であって、言葉も積極的であれということですね。

天風哲学を実践して健康になったり、成功したりした人はたくさんいますので、興味のある方は、この本だけではなく、一度読まれることをお薦めします。

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中村天風先生著『運命を拓く』

2016.10.02(23:33) 1631

昨日は、中村天風先生の『幸福なる人生』という本を紹介しましたが、定価が2000円ほどしますので、安くて手に取りやすい文庫本を今日は紹介したいと思います。

『運命を拓く』という本です。



この本は天風哲学が体系的に書かれているものではありませんが、1章の終わりごとに「誦句」(しょうく)が書いてあり、とても力強い内容の本です。

気持ちの沈んでいる方や、悩みに渦中にある方は一度読まれると良いでしょう。


ところで、天風哲学を学んでいますと、私は生長の家創始者、谷口雅春先生の実相哲学にとても似ているなと感じております。

ここで谷口雅春先生の御教えを説明はしませんが、両方の教えとも、潜在意識の活用や言葉の力や明るい考え方の大切さについて書かれています。

大きな違いは、中村天風先生は神を対象にしていない教えであり、谷口雅春先生は人間は神の子であるとして、神を信仰の対象にした教えであるというところでしょう。



なお、谷口雅春先生の代表的な御著書は『生命の実相』全40巻ですが、もしご興味のある方は、読みやすい第7巻『生活篇』をお薦めします。

きっと心に光がさすことでしょう。

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離職率が高い会社はコミュニケーションの量が少ない

2016.10.03(20:59) 1632

中小企業では、離職者が多くて、困っている企業は多いのではないでしょうか。

離職率は、「リーダーとのコミュニケーションの量が少ないほど離職率は高く、コミュニケーションの量が多いほど離職率は低い」そうです。

要するに日頃から上司が部下と上手にコミュニケーションを取っていると離職率が低いということですね。

コミュニケーションというと、飲みに行ってコミュニケーションをはかるという考えもありますが、私のようにお酒を飲まない人間にとって、そうした場は結構つらいものがありました。

お酒の席は好き嫌いがはっきりしていますので、相手がお酒が苦手かどうかを見きわめて、誘うのがいいでしょうね。

月に一回くらいは、マンツーマンで1時間ほど話す機会を設けるといいですよね。

そして、普段も仕事の合間に数分でいいから話をしたり、立ち話をしたりするといいと思います。

色々と話すことで、部下が悩んでいることや困っていることを知ることができますし、人は価値観で動くので、どのような価値観を持っているのかを知ることもできます(どのような動機で仕事をしているのかなどが分かります)。

離職率が高い会社は、コミュニケーションを取っているつもりでも、空回りしている可能性があります。

総務部門の人などが、社員にインタビューして実体を把握するといいでしょうね。

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管理職者は部下を褒めることを習慣にする

2016.10.04(23:52) 1633

今日は「褒めること」について述べてみたいと思います。

私も、最近、人から褒められたのですが、かなり嬉しかったです。ここ数カ月で、その褒められたことが一番嬉しかったと思います。

私のようなベテラン(笑)でも嬉しいのですから、おそらくほとんどの人は褒められたら嬉しいでしょう。それが仕事のモチベーションアップにもなります

ところが、なかなか人は他人を褒めないものです(笑)。

他人を褒めることになれていないのでしょうね。

しかし、会社組織で部下を持っている管理職者は、褒めることになれたほうがいいですね。

なれるというより、褒めることが習慣になるまで(当たり前になるまで)意識したほうがいいでしょう。

部下がやった仕事に対して、褒めることです。

期限内に仕事を終えたら、「よく期限までに間に合わせたね。えらい!」と褒めてあげる。

お客様のところにクレーム対応に行ったら、「よく頑張ったな。辛かったやろうけど、よくやった!」と褒める。

大きな声で挨拶をしていたら、「いつも元気でありがとう!みんな元気になるよ!」と褒める。

同性だったら、「おしゃれだなぁ」と褒めてもいいでしょう。


部下のモチベーションが下がっているなと感じていましたら、部下を正当に褒めてください。

やった仕事を正しく認めて褒めてください。

それだけで、職番の雰囲気はガラリと変わります。


なお、褒め方が分からないという管理職の方は私に相談してください。研修のかたちで褒め方をお教えします。

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苦しみを経験した人に敬意を

2016.10.06(21:42) 1634

私は人に接する場合、必ず相手に敬意を持って接するようにしています。

最初は意識していましたが、最近では意識をせずにできるようになりました。

人って、不思議ですね。そういうことを言わなくても、人はその感覚が分かるようです。

22歳の新卒社員の方にも、「きちんと接してくださっているのがわかる」と言われました。

会社の中では、なかなか上司を尊敬するなど難しいかもしれません。

でも、上司を尊敬していなければ、それは伝わります。すると向こう(上司)も嫌になってきますよね。

また、同僚や部下に敬意を持って接するのはどうかと思われるかもしれませんが、どんな人も、人生に生きてきて何らかの学びをしています。それは自分が経験していないものです。

悔しい思いをして涙を流してきたかもしれないし、失恋して凄く落ち込んだ経験があるかもしれません。みなさん、それぞれの人生の苦しみを経験されています。

苦しみのレベルは関係ないですね。その人にとっての苦しみは苦しみですから。

私はそうした経験をしてきた人を素直に尊敬してしまうんですね。その人の人生に敬意を表しています。

それが相手に伝わって、信頼感のある関係ができているのかなと思います。

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銀婚式(笑)

2016.10.07(17:01) 1635

今日は、うちうちの話題なのですが、結婚記念日です(笑)。

なんと結婚25周年なので、銀婚式です!(笑) (私は15歳で結婚しましたので、今年は40歳です。笑)

今日は家内も忙しいので、日を改めて夫婦でお祝いをしようと思っています。

まぁ、子供たちは銀婚式など知らないでしょうし、自分たちでお祝いするほうが気が楽なので、そうしようと思っています(笑)。

ど根性ガエルの町田先生「教師生活25年、町田、こんなに嬉しいことはないわ!」と泣いているシーンがありましたけど、私たちの結婚生活も25年になってしまいました(笑)。

その間、結構つらいこともあったし、ケンカすることもあったし、色々な問題も起きましたけど、最終的には夫婦で手を取り合って進んできたのではないかなと思っています。


結婚式の時に、仲人役の奥様が「結婚生活って、楽しいから」と笑顔でおっしゃってくださったことが、今でも忘れられません。

そのイメージを結婚したときに持てたことが、とても良かったなぁと思います。

結婚をまだしていない人は、一緒にいて楽しい人と結婚するといいと思います。

それは漫才師みたいに話が面白いという意味ではなくて、尊敬できるところがあったり、なんでも話せるところがあったり、信頼できるところがあったりして、一緒にいて幸福感があるような人と結婚するといいという意味です。

それと夫婦では、お互いに相手を可愛いなと思える人と結婚するといいでしょう。

これは相手のダメなところも笑って許せる関係という意味です。

それは対等に近い関係だと難しいのですが、お互いに相手に子供っぽいところだとか、幼いところを見つけても、「しょうがないな」(笑)と思える関係だと、長く夫婦を続けられるような気がします。

相手を責めないことが、夫婦円満のコツかもしれませんね(笑)。

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すべてがかなう世界って、どうなんでしょう?

2016.10.10(22:46) 1636

自分の夢が何でもすぐにかなう世界って、どうなんでしょうね?

例えば、家がほしいと思えば、すぐに目の前に現れる。恋人がほしいと思えば、すぐに目の前に現れる(笑)。

願いがかなうと喜びはありますが、なんでもすぐに願いが実現していたら、おそらくそのうち「飽き飽き」してくるのではないでしょうか。

もし野球選手が打てばすべてホームランになってしまうようになっていたら、その選手は野球がつまらなくなってしまうと思います。

見ている方もつまらないので、成り立たないでしょうしね(笑)。

結局、願いが簡単にかなわないところに、人間の喜びも隠されているのではないかということです。

失敗したり、努力したり、挫折したり、工夫したり、そうした中で希望が実現するところに人間は喜びを見いだせているのではないでしょうか。

この世界は、願いを実現する過程で学ぶことと、結果で喜ぶこととの二つが用意されているのでしょうね。

そして、結果がうまくいかなかったとしても、それは次に何かを得たときの喜びを増すための材料にもなっているのでしょう。

この世界はうまくできているなぁと思う今日この頃です(笑)。

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2016年10月
  1. 中村天風先生著『幸福なる人生』(10/01)
  2. 中村天風先生著『運命を拓く』(10/02)
  3. 離職率が高い会社はコミュニケーションの量が少ない(10/03)
  4. 管理職者は部下を褒めることを習慣にする(10/04)
  5. 苦しみを経験した人に敬意を(10/06)
  6. 銀婚式(笑)(10/07)
  7. すべてがかなう世界って、どうなんでしょう?(10/10)
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