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信頼できる経営者になれば、他社と差別化ができる

2016.03.05(18:49) 1569

3月4日の日経MJの「奔流eビジネス」というコラムに、気になることが書いてありました。

内容は、「日本人は自国の将来に対して最も悲観的な悲観大国である」というものです。

エルデルマンが毎年実施している信頼度調査というのがあり、世界28か国の三万三千人に行った調査結果だそうで、「自分と家族の経済的な見通しについて、5年後の状況が良くなっているか」という問いに対し、良くなっていると考える日本人は2割以下だったそうです。

これは28か国で最下位です。


また、社員の自分が働いている会社に対する信頼度についてでは、日本人は4割しか自分が働いている会社を信頼しておらず、断トツの最下位だとか。

しかし、興味深いのは、世界の人々の日本企業に対する信頼度は6割と、調査対象国の中では高いグループに入っているのですよね。

まぁ、日本企業に対する信頼度が低いのは日本人自身だということですね。

言葉を代えれば、日本の社員が、社長を初めとする経営者に対する信頼が低いということです。

これは経営者にとっては耳の痛いことでしょうが、逆に考えれば「信頼できる経営者になれば、他社と差別化ができる」ということなんです。

つまり、社員に「この会社は信頼できる。この経営者は人としても、経営者としても信頼できる」と思ってもらったら、社員のモチベーションは上がるでしょうし、「この会社に入りたい」と思ってくれる人が増えるということですよね。


じゃ、信頼される経営者になるにはどうすればいいのかということになります。

簡単にまとめてみますと、

1.経営能力がそれなりにある

そもそも経営能力がなければ、経営自体がもたなくなるので、入り口の部分であり、全てに通じる部分として経営能力の高さが求められることがあるでしょう。


2.公平に人と接することができる

これは、自分の好みで依怙贔屓をしないというレベルだけではなく、できるだけ虚心坦懐に人と接して、評価を公平にすることですね。


3.人間としての深み、教養の高さなど、人として尊敬できる人格の部分

これは器といいますか、社員が尊敬して「ついていきたい」と思わせる人柄のところです。そして、現状維持ではなく、今でも学び続けて、向上しようと努力しているところが必要だと思います。

色々と書きましたが、何か参考になれば幸いです。

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コスパの悪いスタバはどうなっていくのか?

2016.03.07(17:59) 1570

皆さんは、外でコーヒーを飲まれる時には、どこでコーヒーを買われるでしょうか?

スタバ(スターバックスコーヒージャパン)と言う方も多いかと思いますが、私はほとんどスタバではコーヒーを買いません(笑)。

なぜかというと、コスパ(コストパフォーマンス)が悪いと思ってしまうからです(笑)。

だって、スタバって、学食みたいにセルフサービスで、自分がカウンターに行きますよね。

おまけに混んでいると、ほんと学食みたいに並びます(笑)。

でも、例えば昔ながらの茶店(さてん)だったら、座ると注文を取りに来てくれて、商品を持ってきてくれます。

だけど、スタバと、その他の喫茶店の値段が大きく違うかというと、大差はありません。

じゃあ、学食のようなセルフサービスのスタバの座席が豪華かというと、そうでもないですし、狭さはマクドナルド並で、隣のお客さんと距離が近いですよね。

だから私は不思議だったんです。

なんで、コスパの悪いスタバの商品を買うのかなって。

まぁ、スタバが日本に来たころ、私のように煙草を吸わないものにとって、全席禁煙には魅力を感じました。

スタバも味は美味しいでしょう。

でも、美味しいコーヒーなら、他にいくらでもあるし、「セルフサービスであの値段はないだろう」というのが私の感想でした。

スタバが支持されたのは、スタバというブランドのマジックですよね。


しかし、最近ではコンビニでもスーパーでも、美味しいコーヒーが100円で飲めます。

普通なら、学食みたいに自分が並んで買うなら安いものを選ぶと思うんですけど、スタバが今後どういう方向へ向かうのか、マーケットがどういう行動をしていくのか、注目してみていきたいと思っています。

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売上が下がっているときの対処 〔経営の踊り場〕

2016.03.08(20:28) 1571

会社の経営をされていて、現在売上が増えていかない場合があるとします。

そのときに、販売に力を入れ、売上を増やそうとするのは一つの方法ではありますが、あえて経営の「踊り場」を作ってみてはいかがでしょうか。

右肩上がりの成長をしていた会社も、踊り場をつくることによって、次の発展につながっていきます。

売上を拡大して成長を毎年続けていくと、社員の教育がおろそかになったり、お客様へのサービスの質が低下したり、仕入額が増え続けて資金繰りが悪化したりします。

それゆえ、あえて踊り場をもうけて、自社をもう一度見直し、お客様へのサービスが正しく行われているかを検証すると良いでしょう。

発展期には見えなかったものが見えるはずです。


また、売上高ではなく、利益に注目することも大切です。

社長が気づいていない間に利益率が落ちているかもしれませんよ。

社長が知らない間に仕入先が増えて効率が悪くなったり、コストアップしたりしているかもしれません。

自社の経営をじっくりと振り返り、今後の発展の原動力として、踊り場を設けることも一つの方法です。

どんな経営環境もプラスの材料にしていくと強いですね!






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野球賭博をした選手に思う

2016.03.09(19:16) 1572

読売ジャイアンツの高木京介投手が野球賭博を認め、謝罪していました。

このままだと、他の3選手のように無期失格処分になるんでしょうか。

でも、どうなんでしょう。

無期失格処分は厳しすぎませんか?

小さい頃から野球ばかりしていて、それ以外の常識がなかったといえばそれまでなんですが、若者をプロ野球の世界から無期で締め出してしまって、やり過ぎではないかと私は思っています。

八百長はアカンと思いますが、たぶん野球賭博が八百長につながっていくので、厳しい処分にしているんでしょうけど、5年~10年ほどで戻れるような寛容さもあっていいのではないかと思います。

過ちを認め反省し、二度と同じ間違いをしないということでしたら、再びチャンスが与えられるような社会であればいいですよね。

賭博をした選手も「自分の人生すべてがもうアカン」とかは考えずに、今まで頑張ってきた自分のいいところも見て、進んでいってもらいたいですね。








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一倉定さんの社長学 1

2016.03.14(21:40) 1573

今回からシリーズで経営コンサルタントの一倉定(いちくらさだむ)さんの「社長学」について書いてみたいと思います。

一倉定さんは、日本の経営コンサルタントの父のような存在かもしれません。

現在の経営コンサルタントには、一倉定さんの社長学の影響を受けている方も結構いらっしゃるでしょうし、一倉定さんの理論を応用したコンサルタントの影響を孫請けのような形で受けているコンサルタントもいるでしょう。


では、一倉定さんの経営学、社長学、経営理論とはどんなものだったのでしょうか。

このブログでは、できるだけ簡単に一倉定さんの経営理論をまとめてみます。


まず、一倉定さんの経営理論の”核になる言葉”があります。

それは、

「事業経営とは、『変転する市場と顧客の要求を見きわめて、これに合わせて我社をつくりかえる』ことである。」

です。(『一倉定の社長学 経営戦略』、日本経営合理化協会出版局 ※引用文一部古賀削除あり )

一倉定さんの社長学は全9巻ですけど、この文章が一番大切な言葉だと私は考えています。

この文章の内容(つまり事業経営)を実行するために、全9巻に渡って一倉定さんがその方法論を述べていると言えるでしょう。


ただ、私はこの言葉は一倉定さんの言葉ではありますが、参考にした理論があったのではないかと推測しています。

その参考にした理論とは、ドラッカーのマネジメント理論です。

<続く>





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一倉定さんの社長学 2

2016.03.15(17:53) 1574

今日は一倉定さんの社長学の2です。前回は一倉定さんの社長学の核となる文章は次のものであると述べました。

「事業経営とは、『変転する市場と顧客の要求を見きわめて、これに合わせて我社をつくりかえる』ことである。」

これは一倉定さんの言葉なんですが、ドラッカーの『マネジメント』からヒントを得たのではないかと推測しています。

といいますのも、ドラッカーは、「マーケティングとイノベーションだけが成果をもたらす」と述べているのですが、一倉定さんの言葉はマーケティングとイノベーションを分かりやすく日本語で書いているだけだからです。

例えば、「変転する市場と顧客の要求を見きわめて」とは、マーケティングのことですね。

そして、「これに合わせて我社をつくりかえる」は、イノベーションのことです。

ドラッカーが、企業が成果を上げられる”たった二つの基本的な機能”としたマーケティングとイノベーション、私はこの二つが『マネジメント』の中で最重要なキーワードだと思うのですけど、それを一倉定さんが翻訳して、事業経営の核として文章にされたのが、上記の文だと思うんです。

お客様の要求を見つけだし(マーケティング)、これを満たしていく。もし、我社がこれを満たせないのなら、満たせるように我社を変えていく(イノベーション)のが事業経営だということですね。

そして、一倉定さんは、この文章を一言で表します。

それが、顧客第一主義です。

事業経営とは、顧客第一主義であり、それは変転する市場と顧客の要求を見きわめて、これに合わせて我社をつくりかえること、と言えるでしょう。

まぁ、【マーケティングとイノベーション=顧客第一主義】ということですかね。

そして、一倉定さんは、顧客第一主義を実行するために、大きく5つの方法を提示されています。

<続く>






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一倉定さんの社長学 3

2016.03.17(22:17) 1575

一倉定さんの社長学の三回目です。

一倉さんは顧客第一主義を実行するために、大きく5つの方法を勧めておられます。

なお、この5つというのは、私が分類し絞ったもので、一倉定さんが「5つだ」とおっしゃったわけではありません。

1.社長のお客様訪問

2.経営計画書の策定

3.直接原価計算による管理会計

4.環境整備

5.ランチェスター戦略


他にもたくさんのコンサルティング手法を述べておられますが、重要なものを絞りに絞ると、この5つではないかと思います。


まず、1の「社長のお客様訪問」は、以前に述べました「事業経営とは、『変転する市場と顧客の要求を見きわめて、これに合わせて我社をつくりかえる』ことである。」という文章から導かれているものです。

この事業経営の結論から出てくる大事なことは、「顧客の要求とは何であるかをつかむこと」です。これが第一です。そして、顧客の要求は変わっていくのものなので、それを注意深く観察し、見きわめていくことになります。

これをするために、社長は自らお客様のところに訪問するのです。

社長が会社の中にいてもお客様の要求を正しくつかむことは不可能だという考え方ですね。

また一倉さんは、訪問の目的は売込みではなく、「顧客確保」であると述べられています。

訪問を売込みだと考えると、お客様との人間関係を無視してしまうため、あくまでお客様のご要望やクレームをお聞きして、人間関係をきちんと築くことが大切になります。

<続く>
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2016年03月
  1. 信頼できる経営者になれば、他社と差別化ができる(03/05)
  2. コスパの悪いスタバはどうなっていくのか?(03/07)
  3. 売上が下がっているときの対処 〔経営の踊り場〕(03/08)
  4. 野球賭博をした選手に思う(03/09)
  5. 一倉定さんの社長学 1(03/14)
  6. 一倉定さんの社長学 2(03/15)
  7. 一倉定さんの社長学 3(03/17)
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