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歯科医院の経営について

2015.12.01(23:56) 1549

今日は歯科医院の経営について考えてみます。

私が利用している歯医者さんは、定期健診というのがあり、「4カ月に一度来院してください」というハガキが来るんです。

歯医者に行くこと自体は嫌ではないのですけど、電話して予約をするのが面倒なんですね(笑)。

「いついつが空いていますか?」と聞いて、空いていないと、別の日にちに設定する「やり取り」がなんかおっくうになるんですよね。

定期健診の患者については、「すぐ明日見てください!」というものではないので、ネット予約ができるといいですよね。

空き時間がネットで確認できて、そこに予約ボタンを押せば、それでOKみたいな。

そこで私の住んでいる柏市の最寄り駅、北柏で歯科医院の総合検索サイトを調べてみました。

そしたら、北柏駅を最寄りの駅とする歯科医院が14件サイトに載っていて、そのうちネット予約できるのは1件だけでした(笑)。

少ないですよね。北柏駅は小さな駅なので、柏駅で調べました。すると95件ヒットして、うち24件がネット予約できました。それでも四分の一ですよね。

柏駅って、結構大きな駅なんですよ。それでも、四分の三の歯医者さんが、ネット予約ができないんですね。


また、先に書きましたが、定期健診のお知らせハガキも、メール登録をしておいて、メールしてくれた方が楽ですよね。

そして、そのメールに、診察の空き情報が分かって、そのまま予約できるなら便利です。

患者さんに「定期健診のお知らせをして、予約もできますから、アドレスを登録していただけますか?」とお願いしたら、アドレス登録してくれると思うんですけどね。


それから、歯科医院の先生は、企業で言うと、専門職兼経営者ですよね。

患者さんの歯を治療しながら、歯科医院の経営をしているわけです。

スタッフ採用から、スタッフ教育、投資の判断、資金繰り、マーケティングまで、はっきり言って、歯を治療する専門職の方がやるには荷が重すぎます。

経営の補佐役を置いて、歯科治療以外の部分をカバーするようにした方がいいでしょう。

ただし、これもコツがあって、お金の出と入りは必ず見るようにすることと(資金繰り表を作ることはしなくても、お金の流れを確認しておくことは必要です。これをしないと失敗します)、スタッフとのコミュニケーションはとっておくことです。

何か参考になれば幸いです。

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二者択一の質問に対して、私が出す答えは?

2015.12.02(21:56) 1550

コンサルティングを受けているときに、社長から「右にいくべきか、左にいくべきか」といった二者択一の質問を受けることがあります。

こういったケースでは、私はあえて、第三、第四の道を話すようにしています。

つまり、右でも左でもない、社長の選択肢にない方法を話すのです。

これは何を狙っているかといいますと、社長の発想を広げるのが一つです。

悩みがあるときには、どうしても近視眼的なものの見方をしてしまいます。

ところが、全然違う道を示されると、一気に冷静に物事が見えたり、視野が広くなったりするのです。

それによって、仮に最初の右か左かを選ぶことがあっても、それを選択するときに自信もできるのです。


また、もう一つの考えとして、社長が気づいていない経営の盲点をお伝えするというところがあります。

コンサルタントは第三者です。

当事者よりは冷静ですし、横から見ているだけ、当事者が気づいていない点にも気がつきやすいのです。


経営は毎日の判断で盛衰が決まります。

判断をより正しく行うためにも、別の人の目を上手に利用するといいですね。


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公私混同している社員を注意できない社長

2015.12.10(18:21) 1551

中小企業で、公私混同をしている社員を注意できない社長って、結構いらっしゃるのではないでしょうか。

例えば、勤務時間中に私用電話をする社員。

昼休みなどの休憩時間ではない時に、郵便局や銀行に行く社員。

郵便局や銀行は、土日は閉まっているし、終業後でも間に合わないので、「ちょっと行ってきます」というのを許している社長もいるでしょう。

でも、これって、何だったら勤務中でもOKだとか、何だったらダメだとか線引きが難しくないですか?

コンビニや薬局に行ってくるのはダメでも、銀行ならOkとかだと、何がいいのか分からないですよね。

はっきり言って、これは社員の公私混同です。

勤務時間中は職務に専念させるのが、上司の責任ですよね。


こうしたことは、社長が、社員に嫌われたくないという心理が働いているのかもしれません。

あるいは、「ケチだと思われたくない」だとか、「器の小さな社長だと思われたくない」だとか、そうした心理かもしれませんね。

人間ですから、悪く思われたくない気持ちは分かります。

しかし、こうした公私のけじめをつけないところから、ほころびが出来てくるものなのです。

「やるときはきちんとやる!」みたいに、筋のようなものを”ビシッ”と通しておかないと、ふにゃふにゃしてきて、いつか社長に対する不満と言う形で爆発するものなんです。

社長の心の弱いところが、社員の公私混同を招いて、それが最後に社長へ不平不満を訴えるという形で返ってきます。

どうか公私のけじめをつけた指導をしてください。

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日本経済のキーワード「節約と不安」 その1

2015.12.19(18:21) 1552

今月は、経済に関係する大きなニュースがありました。

一つは、消費税増税時の軽減税率です。

酒と外食を除く飲食に関し軽減税率を設定することによって、最悪は避けられたなという印象を持っています。

それにしても、安倍政権は本当に上手に政治をしていますね。

よほど頭のいい人がブレーンにいるのでしょう。

というのも、財務省が消費税増税を進めているのですが、「公明党が軽減税率を加工食品まで含めたいと主張している」という事実を全面に出して、財務省対公明党(創価学会)という形に持っていっています。

安倍さんからすれば、国民に対しては「暮らしを守るために軽減税率の範囲を広げた」とアピールできますし、財務省と自民党増税派に対しては「公明党が納得をしないのだ」と言い訳(笑)できるでしょうしね。

軽減税率を加工食品まで広げて税収を減らし、「問題を先送りしている」と日本経済新聞やマスコミが言っているようですが、私はそうは思っていません。

日本の名目GDPが我々の給与の源泉になるのですが、そのGDPの55%を占めるのが、個人消費なんです。

企業の設備投資はGDPの15%ですから、この二つで70%。輸出とか、ほとんど関係ないんですよね。


二つ目のニュースはFRBの利上げですが、新興国の景気は今後よくないでしょう。

原油などの資源安は進み、中国が在庫を安い単価で処分して、世界はデフレの方向へ行きますね。


こうした状況で、日本経済のポイントは個人消費が増えるかどうか。これが私たちの給料の命運を握っています。

ですから、政府は個人消費が増えるような政策を取らなければいけないんです。

しかし、事実は消費税を増税する方向で、個人消費を減らすような政策に進んでいます。

今後ますます顕著になるのが、節約志向でしょうね。

<続く>

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日本経済のキーワード「節約と不安」 その2

2015.12.20(00:01) 1554

今後ますます顕著になるのが、節約志向だと昨日は書きました。

来年は消費増税前ですから、駆け込み需要がありますし、オリンピックによる一部特需もあるでしょうが、大きな流れでは節約していく方向ですね。

これは私の感覚ですが、今の20代、30代の人と、40代以降ではお金の使い方が違うような気がします。

40代以降は、物を買うという意識が強くあるのではないでしょうか。

男性だったら、若い頃に「車を持っていないと女性にモテない」というのもあったでしょうし(笑)、物を買い替えていく喜びがあったと思うのです。

でも、今の20代の人は、自分の趣味(オタク的な趣味を含め)などにはお金を惜しみませんが、それ以外にはお金を使おうとしませんね。

「大量に消費から、大切に消費」に意識が変わってきていると思うんですね。

それと、今の人々の”精神のトレンド”として、「将来に対する、よく分からない不安感」があるような気がしています。

例えば、自分の仕事や会社が将来どうなるか分からない不安。

親や自分が介護状態になるのではないかという不安。

結婚できるかどうか分からない、あるいは結婚できたとしても、満足な家庭が築けるかどうかという不安です。

こうした明確ではないけれども、何か不安感があって、お金だけは持っておこうという気持ちがあるんだと思うんですね。

そう考えたら、お金を使わないですよね。


まぁ、大きな日本経済の流れとして「節約と不安」がキーワードになるのかなと思いますし、企業はそれを頭に入れながら経営をしていく必要があると思っています。

日銀が2%のインフレ目標を達成しようと懸命に頑張っていますが、増税による物価上昇以外はデフレになっていきますので、それを予測した上で経営のかじ取りをしていただけたらと思います。

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椎名町(しいなまち)での思い出

2015.12.23(20:34) 1555

強調文昨日は冬至でした。我が家のお風呂は、「ゆず湯」でした(笑)。

我が家の「ゆず湯」に入っていて、30年ほど前、上智の大学院に行っていたころを思い出しました。

当時、私は西武池袋線の椎名町駅(しいなまち)から徒歩数分のアパートに住んでいまして、アパートに風呂はなく、銭湯に行ってました。

冬至の日は、銭湯も「ゆず湯」になっていましたね。

アパートから少し離れた銭湯だったのですが、結構気持ちよかったですね。

というのも、金銭的に余裕があったわけではないので、銭湯代を節約するために、なるべく銭湯に行かないようにしていたので、入るときは、とてもいい気分でした(笑)。

銭湯を行かずに、ボックスみたいな狭い部屋のシャワーを浴びたり、家で髪を洗ったりしてました(笑)。

そういえば、ご飯を家で炊いて、おかずに「一圓」(いちえん)という中華料理店のぎょうざを買って来て、ぎょうざをおかずに、ひたすらご飯をお代わりしてお腹を膨らませることもしていました。

それから、今思うと厚かましくて申し訳ないんですけど、家庭教師のアルバイトをしていまして、その家庭教師宅でお風呂を使わせてもらって、食事も提供していただいていました。

今考えると、「ようそんな厚かましいことしてたな」と思うんですけど、必死でお金を浮かそうとしていたのでしょう。


じゃ、そんなに貧乏だったのかというと、そうではなかったのですが、大学院で英語学の研究をしていましたから、専門書を買うのにかなりお金がかかるんですよね。ほとんどが古本の専門書なんですけど、結構な値段がしていたと記憶しています。

今はどうか分かりませんが、当時の上智の図書館は、建物は凄く立派なんですが、英語学や英文学に関係する本はほとんどありませんでした。

だから、古本屋に行って買うか、人に借りるしかなかったんです。

そこで、風呂代や食事代や水道光熱費をなるべくケチって(笑)、本を買って勉強するようにしていました。

二度とやりたくない生活ですが、椎名町は私の思い出の場所でもあります。

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いわゆる従軍慰安婦の決着について思うこと

2015.12.29(23:35) 1556

昨日は、いわゆる従軍慰安婦の問題が日韓の間で決着したというニュースが流れました。

Facebookの安倍晋三首相のところには、批判的なコメントがたくさん入っていますね。


ただですね、この解決で一見すると韓国側が得をして、日本側が損をしたように感じますけど、これ、分かりませんよ、時間が経ったら。

こういうことって、この決着がどのような影響を及ぼすか、先を見ないと分からないですよね。


例えば、今回の決着、日本人の感覚はどうでしょう?

より嫌韓なムードになっているのではないでしょうか?

日本人が更に韓国を嫌いになったとしたら、その損失は10億円で済まないでしょう。

また、従軍慰安婦のことを調べていなかった若い人が、これをきっかけに徹底的に調べて、真実を知るかもしれません。

数は少ないでしょうけど、政治家になる、ジャーナリストになる人間が出てくるかもしれません。人生を変えるきっかけは、何があるか分からないんです。


それとですね、人も国も同じでしょうけど、恨まれると、ろくなことがありません。

「あのとき、あいつが!」とか、恨まれて得なことはないんです。

今まではどちらかというと、韓国が恨む側で、日本が恨まれる側でした。

でも、今度は日本人が韓国を恨むかもしれませんよ。

ただし、恨む側にも得なことはないんです。恨んだら、マイナスなだけです。一種の地獄です。


私は、従軍慰安婦の問題は、事実がどうであれ、韓国の闇の部分、心の闇の部分だと思っています。

慰安婦の問題を韓国という国が持ち出すとき、私は韓国が自分たちの闇を吸い込みながら、日本に対して悪口という毒を吐き出しているという気がしていました。

韓国の人をどうこうできる力は私にはありませんが、日本人は毒を吸って、毒を相手に返すのではなく、あったか~い風呂にでも入って、「最高!ありがたいな~!」って感謝の言葉を出すといいですね!(笑)

要するに、できるだけ光の側に立つようにするってことが一番だと思います。


とまれ、今回の件の歴史的な意味が分かるのは、もう少し先になるでしょうね。

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2015年12月
  1. 歯科医院の経営について(12/01)
  2. 二者択一の質問に対して、私が出す答えは?(12/02)
  3. 公私混同している社員を注意できない社長(12/10)
  4. 日本経済のキーワード「節約と不安」 その1(12/19)
  5. 日本経済のキーワード「節約と不安」 その2(12/20)
  6. 椎名町(しいなまち)での思い出(12/23)
  7. いわゆる従軍慰安婦の決着について思うこと(12/29)
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