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どのような時に部下のモチベーションが下がるのか

2014.08.11(00:03) 1404

前回は、社員のモチベーションが下がる理由の断トツのトップ「経営者または上司への不信感が生じたとき」と書きました。

では、社員はどのような時に不信感を持つのでしょうか?


一つは、上司が責任を部下に全部押し付けたときだと思います。

例えば、受注がさえないとします。それを全て部下の責任にしたら、部下は不信感を持つでしょうね。部下は自分に責任があると思っていても、全部の責任を押し付けられたら、おそらく不信感を持つと思います。


二つ目は、部下に対して不公平あるいは不平等な態度、行動、言動をするときでしょう。

ある部下に対してはとても丁寧に接し、別の部下に対してはぞんざいに接するようなケースです。若い女性社員を可愛がり、年配の女性社員を敬遠するような態度とかですね。

部下は不公平感や不平等感にとても敏感です。


三つ目は、納得できない指示命令を受けたときです。

このケースは納得できないだけではなくて、意味が分からない指示命令も含まれます。

部下は「もっといい方法がある」と思っているのに、論理的でもなく、説得力もない指示を出されて、「とにかくやれ!」と言われるようなケースです。

あるいは、その指示が何のためなるのか、さっぱり分からないけど、「とにかくやれ!」と命令されるようなケースですね。


四つ目は、パワハラ、セクハラあるいは「いじめ」を受けたときです。

この四つ目は犯罪なので、これが一番強烈かもしれません。これは上司がやってはいけないことです。



五つ目は、上司が「自分のことだけを考えている」のが分かるときです。

これは4つの原因の元になっているものですが、上司の態度や行動・言動で部下が「この人、自分のことだけ考えているやん」と分かる時があります。

自分の出世やお金や評価・評判、名誉など、「あれ?この人、結局は自分のためだけにやってるだけやん」と部下が気づいたときですね。この時、部下はいっきに白けます。


駆け足で、モチベーションが下がる原因を列挙しました。

他にもあると思いますけど、経営者または上司の方は、少なくとも、これら五つの「良くない行い」をすると部下は不信感を持ち、モチベーションが下がるので気を付けていただくといいですね。
 

ところで、これらは不満足要因を生まない発想でした。

これらをやらないことで、モチベーションが下がらないかもしれませんが、上がることはありません。

上げるには、満足要因を提供しないといけないのです。

次回は、モチベーションを上げるものについて考えてみましょう。

古賀光昭のビジネス相談



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金銭によるモチベーションアップはお勧めしない

2014.08.11(16:43) 1405

今日はモチベーションを上げる方法について考えてみましょう。

モチベーションを上げるとなると、単純に考えることは「給料を上げる」だと思います。あるいは、金一封を出すなど、金銭に関係することではないでしょうか。


でも私は金銭によるモチベーションアップはお勧めしません。

経験上、これがうまくいったことを見たことがありません。


「給料が上がったとき」や「金一封が最初に出たとき」は、社員はすごく喜ぶんです。

しかし、次に上がらなかったら、モチベーションが大きく落ちるんですよね。


また、金一封も最初が10万円単位とかで出していて、次に数万円となっただけで、ガックリくるものなんです。もしかしたら、同じ金額でもモチベーションが下がるかもしれません。

それほどお金を渡すことは難しいのです。
 

人間は欲があるので、一度欲をくすぶると、それ以上のものを提供しつづけないとモチベーションが下がるのです。


ですから、決められた昇給のタイミングで給料を上げるのは構いませんが、モチベーションのためにお金を渡すようなことをしない方がいいでしょう。

よほど上手にしない限り、裏目に出ると思います。


お金を使って何か社員に報いたいと思うなら、社員全員にディズニーランドの無料券をあげるとか、旅行券をあげるとか、食事(普段食べに行かないような店に)に連れて行くとか、社員間に差を設けないようにしたほうがいいと思います。

では、金銭以外でどのようにモチベーションを上げていけばいいのかということになりますね。

続きは次回に。

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名将マカロフに学ぶモチベーションを上げる方法

2014.08.13(14:49) 1406

今日はモチベーションを上げる方法について述べたいと思います。

このブログのカテゴリーで、「モチベーション」のところに、以前いくつかの方法を書いていました。

意欲を高める方法
マネージャーの仕事とは

また、少し前に書いた「和をもって戦う経営のすすめ」は、従業員のモチベーションを上げる方法に繋がるように書いていました。

今回は、これらの方法とは違う方法を考えてみたいと思います。

「名将というのは、士気を一変させて集団の奇蹟をとげる者をいうのであろう」

これは『坂の上の雲 三』で、司馬遼太郎が、ロシア軍のマカロフ中将を称して書いたものです。

坂の上の雲〈3〉 (文春文庫)坂の上の雲〈3〉 (文春文庫)
(1999/01/10)
司馬 遼太郎

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戦争では司令官の戦略戦術や方針というものは、水兵に知らされることはなかったようです。特にロシア軍隊にあってはそうだったようです。


ところが、マカロフは自分の方針や軍の戦略戦術を水兵にまで教えているのですね。

水兵たちはマカロフの大戦略に昂奮して、戦意が上がっていたようです。

ここにモチベーションを上げるヒントがあると思います。


第一は、トップの考え、方針、戦略戦術を全員に教えていることです。

会社でもよくあることなんですが、役職者だけで会議をして、その内容が部下に伝わらないことがあります。

だから部下は部署の役割が分からなかったり、自分の仕事が会社全体の方針とどうつながっていくのかが分からなかったりするのです。

機械的に部下に仕事をさせていたら、やる気は起きないでしょう。

社長の方針や会社の方向性は明確に従業員に教えるようにしたほうがいいですね。

具体的には、経営計画書を策定して、社長の言葉を書面で伝えることです。

また、従業員と話す機会を意識的に作って、何度も方針や経営理念などを話すことだと思います。10回、20回ではなく、1000回くり返す気持ちくらいでちょうどいいと思います。


二番目は、トップの話が、具体的で、かつ理にかなっており、成果が大きいことです。

詳しくは書きませんが、マカロフは東郷艦隊をこうやって全滅させるんだという作戦を水兵に教えています。その作戦が具体的で、かつ理にかなっており、もたらす結果が大きいので士気が上がるんですね。

マカロフの作戦は、「なるほど、それなら勝てるな」というものだったのです。


ここがポイントで、遠大な計画や目標を掲げても、実現が不可能だと部下に思われたらパーです。そうではなく、具体的に、これをやって、こうすれば勝てるんだと、理論的にも説明できると説得力が違うんです。

特に男性が多い職場では、論理的に勝利への道筋が説明できないと、うまくいかないでしょうね。


それと、作戦途中の失敗をトップがどう処理するかも大事です。

どんな作戦でも勝ち続けることはないわけでして、目標に達するまでの途中の失敗(敗戦)にどう対応するか、そこを考えておかなければいけません。

長くなりましたので、対応の仕方は次回に。

古賀光昭のビジネス相談



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目標途中の大失敗にどう対応するか

2014.08.14(15:39) 1408

昨日の続きです。目標に向かっている途中で、負け(失敗)があったとき、どう対応するかについて考えたいと思います。

戦略を立て、ある目標を立てても、途中で全く負けがないということはありません。失敗したり、敗戦したりして、目標に進んでいきます。

そこでトップとして、あるいは上司として、どういった心構えが必要でしょうか。

ちなみに、ここでいう失敗とは、小さな失敗ではありませんよ。へたをすれば、戦略の変更を余儀なくされるくらいの大きな戦術上の失敗です。


ここも『坂の上の雲 三』(司馬遼太郎著、文春文庫)の東郷平八郎さんのエピソードが参考になります。

日本艦隊は、ロシアの旅順艦隊とバルチック艦隊という二つの艦隊と戦わなければなりませんでした。日本艦隊はバルチック艦隊が来る前に旅順艦隊を味方の損害ができるだけない形で殲滅することでした。

日本艦隊と旅順艦隊は戦艦の数が6隻対6隻と均衡していましたが、海戦の前に敵の機雷によって、一日で戦艦2隻を失います。33%の戦力減です。旅順艦隊とバルチック艦隊を合わせると日本艦隊の倍の兵力なので、戦わずして日本艦隊の33%の兵力が落ちたとなると、絶望的な状況です。

この報告を聞いたとき、さすがに剛腹な参謀長、島村速雄も声をのみ、秋山真之は顔が凍結したようにしばらくまばたきをしなかったと司馬さんは書いています。

ところがです。ところが、東郷平八郎さんは顔色も変えなかったそうです。


その後、敗残した艦長が、三笠にこの件の報告に来た時に、彼らは東郷さんの顔を見ることができずに、みな声をあげてこの悲運に泣いていました。

ところが、東郷さんは、「みな、ご苦労だった」と平然としていたそうです。

秋山真之は「おれがこのひとなら、こうはいくだろうか」と思ったようで、東郷さんは頭脳ではなく、心でこの艦隊を統御しているようだと思ったようですね。


結局、大失敗に際して、トップは動揺してはいけないのです。

例えば、売上が大きく落ちたときや、取引先が倒産したときなど、急に悪いことが起きたときに、トップが動揺してしまうと、部下は浮足立ってしまうのです。


では、動揺しないようにするには、どうすればよいでしょうか。

最悪のケースを事前に想定して、腹をくくっておくことだと思います。

会社だったら、「全部の得意先が離れても、新たに得意先を見つけにいく」気概だとか、全従業員が退職しても、「自分一人でもう一度やり直す」といった気概を持っておくことが大切なのではないでしょうか。

何が何でも最終目標をやり遂げる、一人になってもやり遂げるのだという気迫ですね。

途中にどのような困難が来ても、自分の責任として飲み込んでしまう。

どんなにヤバイことが来ても、

「そうか。分かった。今日できることを今日しよう。今日も前進しよう。」と、気持ちを揺らすことなく、天命を信じていくことが大事ではないでしょうか。

古賀光昭のビジネス相談



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会社が倒産したって、死ぬなんて考えないでください

2014.08.18(21:02) 1409

今日が夏休み明けという方も多かったのではないでしょうか。私も経験がありますが、長い休みの後の会社はつらいものでした。憂鬱な気持ちで会社に行かれた方もいらっしゃるでしょうね。

私の父のことを思い出しますと、休み明けに会社へ喜んで行ってました。「明日から仕事か。嬉しいなぁ」なんて、言ってましたね。学校に行くのが憂鬱だった私は「なんでそうなるのかわからん」みたいな感じて思っていました。

そういえば、妻の父親も同じように仕事に行くのを楽しみにしていましたね。昭和ひとけたの人とか昭和10年代の人は仕事あるいは会社へ行くのが好きだったんだなと思います。


ところで、休み明けにしては、ちょっと重たい話題ですけど、私の公式サイトに「倒産 死ぬしかない」とか、「破産 死ぬしかない」という「検索キーワード」で見に来られる方が結構いらっしゃいます。

それも同じ人ではなく、別の人ですね。ほとんど毎日のように、追い詰められた方の訪問があります。

私のサイトには倒産に関することも書いているので、それで検索に引っかかるのでしょうが、「死ぬしかない」ほど追いつめられている方で、私に連絡してきた方は二人だけで、それ以外の方々は大丈夫なのかなと心配しています。


でも、借金とか、会社倒産とか、廃業とか、破産とかで死ぬのは「ほんとバカらしい」ですよ。

男性はプライドで死を選ぶことがあるので、会社が倒産したら自分は終わりだと思いこむこともあるのでしょう。

しかし、会社が倒産したって、死ぬのはやめましょう。

破産して家が無くなっても、死ぬなんて考えないでください。

今の日本だったら、倒産したって、破産したって、家を失っても、何とでもなりますから。

絶対に死ぬことを選択しないでください。


一番つらい思いをするのは、残された家族ですよ。

あなたのことを大切に育ててくれた両親のことを思い出してください。

あなたに幸せになってほしいと願った家族がいるはずです。


あなたと一緒に学校に行った友達を思い出してください。

あなたの苦しい気持ちを聞いてくれるのではないですか。


会社を経営していたなら、お付き合いのある取引先、従業員がいるでしょう。

あなたを信頼している人たちもきっといると思います。


あなたを愛し、生かしている人を悲しませるようなことは決してしないでください。

道はあります。

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だいぶ前のドラマですが、「黒い福音」の感想

2014.08.19(18:10) 1411

だいぶ前に放送されたテレビ朝日開局55周年記念ドラマ「黒い福音」(原作 松本清張『BOACスチュワーデス殺人事件』)の感想を今日は書きたいと思います。

時間が経っているので、うろ覚えのところもありますが、ちょっとネタバレがありますので、これから見ようという方は読まない方がいいかもです。

さて、ビートたけしさん演じる藤沢刑事が、江原ヤス子(竹内結子さん)に真相を迫るシーンがあります。

江原はカトリック信者なのですが、出会った神父に恋をして、神父と男女の関係になってしまいます。

神父は男女関係が禁止されていますし、神父を含めた教会は密輸という犯罪を犯していました。

藤沢刑事は真相をつかんでいるのですが、証拠がないので、江原に自白を迫るのです。

そこで出たのが次のセリフです。

「俺も神様は信じています。
人が人を好きになる。 止めようたって、止められないよ。  
人を生かし、人を救うのが神様ならば、きっとゆるしてくれる。
あんたが全て話してくれたなら。」


江原は自分の罪を自覚していましたから、その言葉に涙して全てを告白しようとします。

ところが、外に暴漢が来て、告白することはありませんでした。

このビートたけしさんが竹内結子さんを説得しようとするシーンがこのドラマのクライマックスだったと思いますが、竹内結子さんが泣くところが妙に色っぽいんですよね。

あんな風に涙を見せられたら、男はコロッとなるんじゃないかなと思ったくらいの泣くシーンですね。ちょっとヤバイです。


変な話はさて置いて、このシーンでは、たけしさんが「俺の神様はここにある」と胸をたたくところがあります。

藤沢刑事が言う神様は日本人が本来持っている良心だとか、義の精神だとか、愛だとか、ゆるしだと思うんです。間違ったことをしても、きちんと告白し罪を償う気持ちになれば許してくれる愛の神様だと思うんですね。

ところが密輸をしている教会の方は、各人の中にある神様ではなく、教会組織の命令に忠実であろうとします。教会のためだったら犯罪を犯してもいいし、嘘をついてもいいという立場です。


教会の命令が絶対善だという立場と、人間の内にある神性(神様から与えてもらっている性質)に従って生きる立場と、どちらを選ぶのかという命題が投げかけられていたドラマだったと感じました。

よくできているドラマだと思いますので、ご興味のある方は機会があればぜひ。

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SNSについて物申す

2014.08.21(18:00) 1412

LINEに関係するトラブルや犯罪がニュースになることがありますけど、私はLINEは全くやっておりません。以前はmixiをやっていましたが、今はFacebookだけです。

ま、Facebookも、同窓会の連絡用と、なかなか会う機会のない知人の近況を知る機会として利用しているレベルで、積極的には利用していません。

Facebookは長年会えなかった人や連絡が取れなかった人と繋がることができるという「いい面」がありますが、逆にマイナス面もあるので、深入りせずに上手に使おうと思っています。


ところで、中学校や高等学校ではクラス全員がLINEで繋がっていて、それでトラブルになっているというテレビ番組がありました。

そらそうでしょうね、大人でもSNSの中で揉めますもん。例えば阪神ファンどおしのグループのように、同じ趣味を共有する人どおしのグループでも揉めることがありますからね。中学生、高校生だったら、いじめとか、揉め事が起きるでしょう。

LINEは、メッセージを相手が読んだ瞬間、「既読」が表示されるので、それにすぐ返事をしないと「読んだのに、何で返事しないの!?」と怒り出すこともあるとか。

逆に「既読」が表示されたから、すぐに返事をしないといけいないと強迫観念を持つこともあるようですね。

自分が見ていない間にどんな会話がなされているかが気になって、布団の中に入ってずっとLINEを見ている気の毒な子もいるとか。



あえて言います。

ばかばかしいLINEなんか辞めろ!


ITは、人を幸福にしたり、便益に供したりするために使うのであって、ITアプリで不幸が起こっているなら、それおかしいやろ。企業や学校は学生を不幸にするような使い方をさせたらアカンやろ!

極論かもしれませんが、学校はLINEを始めとするSNSを禁止すべきです!


私たちの時代もありましたよ、犯罪ではないのに禁止されていたこと。

例えば、髪にパーマをかけるなとか、髪を染めるなとか(笑)。 同じように全部禁止すればいいのです。


学校のクラスでSNSをするなんて、私に言わせれば刑務所映画の中みたいなものです。閉鎖空間で、いじめが起きたり、傷ついたりする学生ができるだけです。


それともう一つ。

学生はSNSをしている時間がもったいないよ!

この世で時間ほど貴重なものはないよ。

SNSで、誰が誰と何食ったとか、どこか行ってピースした写真とか、知っても”しゃーない”ことを見てる時間が勿体ないやろ!(ほんまは、みんなそう思ってるんちゃうの?(笑))



若い頃の時間は貴重やで。

リアルで味わえることが一杯あるで。

恋もある、失恋もある、音楽もある、絵もある、漫画もある、小説もある、映画もある、特撮もある、落語もある、阪神タイガースもある(笑)、サッカーもある、海もある、山もある、旅もある。

リアルな世界はしんどいことは多いし、自然の災害や戦争などの不幸なこともあるけど、みんな歯を食いしばって生きてるよね。

でも、つらいことがあっても、きっといつかは生きてて良かったって思う時はあると思う。

若い頃にしか感じられないこともあるから、時間だけは大切にしてほしいと思います。

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2014年08月
  1. どのような時に部下のモチベーションが下がるのか(08/11)
  2. 金銭によるモチベーションアップはお勧めしない(08/11)
  3. 名将マカロフに学ぶモチベーションを上げる方法(08/13)
  4. 目標途中の大失敗にどう対応するか(08/14)
  5. 会社が倒産したって、死ぬなんて考えないでください(08/18)
  6. だいぶ前のドラマですが、「黒い福音」の感想(08/19)
  7. SNSについて物申す(08/21)
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